また複雑化する社会システムを研究するSDM(システムデザイン・マネジメント研究科)、未来をデザインするKMD(メディアデザイン研究科)も開設10年を祝いました。
ほかにも大学野球部が東京六大学野球2シーズン連続優勝、慶應義塾高等学校が春夏連続甲子園大会出場、アジア大会では塾生・塾員が5個の金メダル獲得など、スポーツにおける目覚ましい活躍もありました。
今年も、教育・研究・医療の各方面において、伝統を大切にしつつ、新たな飛躍をめざす1年にしたいと願っています。
変化の激しい時代において、テクノロジーと人間の調和を図り、人類の幸福を実現するために、科学と人文学の対話が可能な総合大学の役割は重要です。教育面では国の内外から多様な人材が集まり、義塾の自由な気風の中で学び、また社会のあらゆる分野に多様な人材が輩出されることで、世界から高く評価される大学の個性が生まれます。
小学校から大学・大学院までの一貫教育の向上、分野横断・文理融合型の研究の発展、産学連携事業の推進など、教学各部門の意欲的な試みを成功させ、学問を通じて社会に貢献できるよう、慶應義塾も全力をあげて体制を整えてまいります。
今年も、慶應義塾に対して、皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。