慶應義塾高等学校で建設されていた日吉協育棟が無事に竣工し、8月29日(水)に竣工式が行われました。日吉協育棟は、高等学校開設70年事業として建設された複合教育棟です。
竣工式には、渡部直樹常任理事をはじめとする義塾関係者、設計・施工関係者などが出席しました。感謝状、記念品の贈呈式に引き続き、披露式の挨拶では、青山藤詞郎常任理事、古田幹高等学校長より施工に尽力した関係者や、地域の方々への感謝が述べられました。また、校長からは、人との繋がりの中で「協」力しながら「育」むという、高等学校の新しい教育モデルである『日吉協育モデル』の構築と実践の場として協育棟を活用していくという趣旨も語られました。式後には、施設の見学が行われました。
日吉協育棟は、12万冊の蔵書を誇る図書室を中心として構成され、寄贈図書を自由に利用できるビブリオラウンジを含む3つのラウンジと、高等学校ゆかりの資料が展示されるアーカイブのスペースのほか、トレーニングルーム、和室、ホールなどが設けられています。1934年竣工の第一校舎とも調和するように設計された日吉協育棟は、内装の一部に慶應義塾の学校林である宮城県南三陸志津川の森の杉が使われており、また、各所に設けられた大きな窓からは、日吉の森の広大なパノラマを一望することができます。
協育棟は、9月の新学期から使用される予定です。