6月29日(金)、慶應大阪シティキャンパス(KOCC)において、開設10周年記念式典が開催されました。KOCCは、2008年に慶應大阪リバーサイドキャンパスとして福澤諭吉誕生地記念碑近くの堂島リバーフォーラム内(大阪市福島区)に開設され、2013年に大阪駅に隣接するグランフロント大阪ナレッジキャピタル内に全面移転された、関西における義塾のサテライト拠点です。
式典では、大石裕常任理事の開会の挨拶、長谷山彰塾長の主催者代表挨拶があり、関西地域の三田会会員をはじめとする関係者各位への謝意と、6月18日の大阪北部地震で被害を受けられた方へのお見舞いの言葉が述べられました。引き続き、錢高一善関西合同三田会会長による祝辞があり、駒村圭吾常任理事による「“権力者”の自己言及―言葉・意味・権力―」と題した記念講演および、稲蔭正彦大学院メディアデザイン研究科委員長による「イノベーションのレシピ―社会課題解決型と新しい価値提案型のイノベーションメソッドとは―」と題した記念講演が行われました。
会場には、慶應義塾や福澤諭吉にまつわる展示と、KOCCに研究スペースを持つメディアデザイン研究科(KMD)のリアルプロジェクトを紹介する展示があり、学生が来場者に研究内容を説明するなど、大いに盛況となりました。
大阪は、福澤諭吉の生誕の地であり、福澤が学んだ適塾や、明治初期に分校「大阪慶應義塾」があった土地でもあります。KOCCは、関西における教育・研究の拠点として、各種講座や受験生向けイベント、通信教育課程のスクーリング等を開講しています。学びたいと願う多くの人に機会を提供できるよう、今後も様々な企画を展開し、開かれた拠点として活用していく予定です。
慶應大阪シティキャンパス