6月10日(日)、湘南藤沢キャンパスで次世代モビリティフォーラム「自動運転技術が変える新たなモビリティとは~自動運転バスがキャンパスを走る~」が開催され、約400人が来場しました。
本フォーラムは、小田急グループの小田急電鉄株式会社、神奈川中央交通株式会社と慶應義塾大学が2017年12月に締結した最先端技術に係る研究や地域の活性化などに関する連携協力協定に基づき、広く自動運転技術や次世代モビリティについて利用者の理解を促進することを目的として、神奈川県と藤沢市の後援を受け開催されました。
第1会場で行われた講演は、主催者を代表して濱田庸子環境情報学部長の挨拶、来賓の鈴木恒夫藤沢市長の挨拶で開演し、黒岩祐治神奈川県知事が特別講演に登壇しました。
午前の部では、自動運転に関する研究の側面から、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科の大前学教授、佐藤雅明特任准教授が講演し、SFCで行われている自動運転に関する研究や研究室について紹介しました。
午後の部では、各企業の担当者より、自動運転の近年の動向や課題、国際的な状況、各社の事業内容やビジョンが紹介されました。
第2会場では日野自動車社製のバス「ポンチョ」をベースにした実験車両と、トヨタ「エスティマハイブリッド」をベースにした実験車両の2種類の自動運転車両の試乗会が行われ、自動運転に関心のある方や、家族連れが乗車し、最新の自動運転技術を体験しました。
このほか、次世代型モビリティの電動車椅子「WHILL」や、セグウェイの紹介も行われました。
講演の最後は、星野晃司小田急電鉄株式会社取締役社長による「湘南藤沢キャンパスから最寄駅の自動運転の実現に向け、今後も安全で利便性の高い自動運転技術の研究開発に寄与したい」との言葉で締めくくられ、引き続き三者による協力連携の姿勢が示されました。
(参考)
[プレスリリース]連携協力協定に基づく、「自動運転技術」などの最先端モビリティに関する共同研究「次世代モビリティ フォーラム」を開催
[プレスリリース]小田急電鉄・神奈川中央交通と慶應義塾との連携協力協定の締結