5月19日(土)、パシフィコ横浜展示ホールにて、卒業51年以上塾員招待会が開催されました。
塾員招待会は、1953年に、卒業後満25年と50年以上にあたる塾員(卒業生)の方を大学卒業式の来賓として招待したのが始まりです。現在は卒業25年の方を卒業式に、卒業50年の方を入学式にそれぞれお招きしており、1986年からは卒業51年以上の塾員を対象とした招待会を毎年開催しています。65回目となる今年は、昨年に引き続き横浜で開催され、1967年以前卒業の約4200名が参加しました。
招待会は塾歌斉唱から始まり、長谷山彰塾長が歓迎の挨拶に立ち、塾員各位の義塾に対する日頃の協力に感謝を述べました。続いて、今回が初めての参加になる1967年三田会幹事の田中ひろみ君による乾杯の発声ののち、歓談に移りました。歓談中に、最高齢(昭和16年卒業・99歳)の参加者である鈴木昇君へのインタビューが行われ、鈴木君は大学時代の思い出として、学徒出陣の際、当時の小泉信三塾長から声かけがあったエピソードについて語りました。その後、ステージでワグネル・ソサイエティによる特別編成の男女混声合唱と應援指導部による「慶應讃歌」や「丘の上」等のカレッジ・ソングの演奏、パフォーマンスが行われました。駒村圭吾常任理事による中締めの後に長谷山彰塾長が登壇し、当日行われた東京六大学野球の慶明戦勝利について報告があり、会場が喜びに沸くなか、應援指導部のリードのもと、招待塾員同士友人と肩を組んで「若き血」を歌い、1時間半にわたる会は終了しました。
当日は雨天が心配されましたが、開会時には天候も回復し、5月の爽やかな陽気の中、招待塾員の方々は思い出や近況を語りあい、旧友との再会を喜び合っていました。