慶應義塾は、教職員・学生・生徒・児童が、互いの人格を尊重し多様な価値観を認め協力して生きるための環境を構築し、多様性の受容に関する課題に迅速に対処するため、2018年4月1日に「協生環境推進室」を設置しました。男女共同参画室およびバリアフリー委員会を発展的に再編した本推進室は、ワーク・ライフ・バランス、バリアフリー、ダイバーシティに関する事業推進を通じて、我が国における協生社会の形成を先導することを目的とした新組織です。
現在、ダイバーシティ(多様性)への取り組みに加え、誰もが社会から孤立したり排除されたりせず、社会の構成員として能力を発揮でき、互いを支え合おうという「ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)」に基づく協生社会の実現が注目されています。多様な価値観を共有・発信するプラットフォームを基盤として、慶應義塾がこれまでに培ってきた知見を共有しながら、年齢、性別、国籍、障害、LGBT、文化、人種、信条、ライフスタイルなど、さまざまな背景をもつ人々が社会の構成員として互いに尊重・協力しあう協生社会の実現を目指して、一貫教育校から大学・大学院までを包含した全塾的な取り組みを推進します。
問い合わせ先:協生環境推進室 keiodiversity@info.keio.ac.jp