10月25日(木)、三田キャンパス西校舎ホールにて、経済学部と日本経済新聞社が「ニッポンの革新力シンポジウム-金融危機から20年。これからの日本の金融を支える人材-」を開催しました。
シンポジウムは、金融界における人材育成を主題としており、若田部昌澄日本銀行副総裁の基調講演に始まり、続いて、中妻照雄FinTEKセンター長、伊藤公平理工学部長、川口大司東京大学大学院経済学研究科教授、ならびに松田七美早稲田大学アカデミックソリューションコンサルタント/主査研究員によって、大学における高度人材教育についてのパネルディスカッションが行われました。特に、領域横断的な人材育成の可能性について、熱心な議論が展開されました。
午後はジャーナリストの池上彰氏と吉野直行アジア開発銀行研究所所長のトークセッション、ならびに持田正典ゴールドマン・サックス証券代表取締役社長と佐藤大和日本経済新聞社編集委員のトークセッションが行われました。さらに、金融庁のほか、各業界の協会長らによるパネルディスカッションには、慶應義塾大学の在学生2名も参加しました。最後は、望月篤大和証券グループ本社常務執行役、ならびに三輪悦朗野村証券執行役員が、現職の人事担当者として求める人材像について語りました。
会場には多数の社会人や学生が訪れ、いずれのセッションも終始熱い議論が展開されました。