慶應義塾では毎年1月10日に、社中一同で創立者福澤諭吉先生の誕生日を祝っています(福澤先生は天保5年12月12日=陽暦1835年1月10日生まれ)。
本年も1月10日(水)に、「第183回福澤先生誕生記念会」が三田キャンパス西校舎ホールで開催されました。
式典は満員の会場にて午前10時30分に開会。幼稚舎生による「福澤諭吉ここに在り」、ワグネル・ソサィエティーによる「日本の誇」の2曲の合唱に続き、長谷山彰塾長から年頭の挨拶がありました。
その後、有山輝雄元東京経済大学教授が「国際ニュース報道と『時事新報』」と題して記念講演を行いました。福澤が創刊した『時事新報』が国際ニュースの速報を重視したことや、欧米諸国との情報量の差など当時の国際ニュース環境について説明しました。
講演後は、福澤武君が福澤家を代表して挨拶に立ちました。引き続いて、慶應義塾大学主催「小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」表彰が行われ、受賞者には塾長から賞状と記念品が手渡されました。
式典終了後は、会場を学生食堂ホールに移して「新年名刺交換会」が行われ、和やかな雰囲気の中、新年の挨拶が交わされました。
長谷山塾長「第183回福澤先生誕生記念会年頭挨拶」(一部抜粋)動画