4月3日(月)、平成29年度大学入学式が日吉記念館で行われ、別科・日本語研修課程を含む合計6,584名の新入生を迎えました。午前と午後の2部制となっており、午前の部には、法学部、商学部、理工学部、別科・日本語研修課程の新入生が、午後の部には、文学部、経済学部、医学部、総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部、薬学部の新入生が参列しました。また、毎年入学式には卒業後50年となる塾員(卒業生)を招待していますが、今年は1967(昭和42)年卒業の塾員がスタンド席で参列しました。
式は、長谷山彰常任理事の学事報告にはじまり、続く式辞では、清家篤塾長が、福澤諭吉の言葉をひきながら、「実学」に基づいた「公智」(相対的に大切な事を見極める知性)の大切さや、雁の群れで他の雁がえさをついばんでいる時にも首を高く上げ、警戒をおこたらない一羽の「奴雁」のように、時流に流されず自分の頭で考える力をもってほしいと語りました。その後、教職員を代表して午前の部は法学部の大森正仁君、午後の部は薬学部の木内文之君が祝辞を述べ、新入生を代表して午前の部は理工学部の杉原正也君、午後の部は医学部の井原諒君が入学の辞を述べた後、1967(昭和42)年三田会から卒業50年記念寄付目録の贈呈と挨拶があり、塾歌斉唱が行われました。
引き続き應援指導部による新入生歓迎ステージが行われると、会場は一気ににぎやかな雰囲気につつまれました。なお、日吉記念館は今年秋から建て替え工事に入るため、新入生が卒業する際には2020年に竣工後の新しい建物で卒業式が行われる予定です。