4月12日(水)在日フランス大使館において、商学部とエセック経済商科大学院大学(以下エセック)とのダブルディグリー・プログラム協定の調印式が行われ、慶應義塾大学からは榊原研互商学部長と遠藤正寛商学部教授が出席し、エセックからは、Christian Koenig 教授(Associate Dean of International Affairs)が出席しました。また、在日フランス大使館からはPierre Colliot 文化参事官ほかが出席し、大使館を代表しての挨拶からは本プログラムに対する期待が伺えました。
エセックはフランスを代表するグランゼコール(注)であり、多くのビジネスエリートを養成する大学院大学です。本プログラムでは、慶應義塾大学の商学部生(3、4年生)をエセックへ学部生として2017年度秋学期より派遣し、エセックの経営管理学士プログラム(ESSEC Global BBA)の学生を慶應義塾大学の商学部生として2018年度より受け入れる予定です。
慶應義塾大学とエセックとはすでに30年を越える交流の歴史があり、経営管理研究科においてもすでにダブルディグリー・プログラムを実施しています。
今回の新たなダブルディグリー・プログラム協定の締結を契機に、慶應義塾大学とフランスの大学との質の高い学生交換がますます活発となることが期待されます。
(注)グランゼコール
フランスの高等教育機関は、「大学 Universités」と「グランゼコール Grandes Écoles」に分かれています。「グランゼコール」はフランス独自の教育機関であり、高校卒業後、2 年間の準備学級を経たのち、さらに難易度の高さで知られるグランゼコール入試に合格した者のみが入学できる、高等教育機関です。18 世紀のフランス革命前後に、専門エンジニア・高級官僚・教員を養成するために創られたのが始まりと言われています。
エセック経済商科大学院大学(ESSEC Business School)