慶應義塾は「石井・石橋基金 慶應義塾教育研究発展事業」の一環で、本学の学部生または大学院生に対し、海外の大学院での学位取得を目的とした私費留学に対する助成事業「慶應義塾大学グローバルフェローシップ(私費留学助成)」を行っています。これは、本学の学部または大学院を卒業・修了し、海外の大学院に進学する学生に対して、海外での学位取得を慶應義塾が応援する、大変画期的な制度です。
選考は、留学目的、学修・研究計画、学業成績等をもとに行われ、“Keio University Global Fellow”として採択された学生には、留学にかかる学費・生活費等を勘案した留学初年度分の助成金として最大500万円が支給されます。義塾が進めるスーパーグローバル事業の核となる重点領域(長寿、安全、創造)を念頭に、世界を舞台に活躍できる人材をこれまで以上に国際社会に輩出することを目的とし、海外の大学院への進学にチャレンジする優秀な学生をサポートしています。
本事業が開始された2015年度以降、3名の学生が採択されました。この3名は2016年秋から留学を開始し、現在も義塾での学びを基礎として、それぞれの留学先において自身の研究に取り組んでいます。フェローのうち3名は、現在も本学の大学院に在籍し留学後に本学へ戻る学生もいますが、本学を卒業して留学先の大学院に進学した学生もいます。義塾へ戻るか否かに関わらず、今後、彼らが海外での留学を経て、国内外の学界や実業界において高度職業人として活躍することが期待されます。
Keio University Global Fellowによるコメントを紹介します。