福澤諭吉先生のご命日である2月3日(金)、港区元麻布の麻布山善福寺において、117回忌の法要が行われました。先生の墓前には清家塾長をはじめ、幼稚舎、横浜初等部から大学までの塾生やそのご家族、塾員、教職員など大勢の義塾関係者が訪れ、手を合わせました。今年は天候にも恵まれ、参詣者の列が絶え間なく続いていました。
福澤諭吉先生は1901(明治34)年のこの日、現在の三田キャンパスにあった塾内の自邸で、脳溢血のため亡くなりました(享年満66歳)。当初、上大崎の墓地(後の常光寺墓地)に葬られましたが、1977(昭和52)年に現在の麻布山善福寺に移葬されました。常光寺には、義塾によって「福澤諭吉先生永眠之地」の碑が建てられています。また、先生の戒名「大観院独立自尊居士」は、当時、義塾の最長老であった小幡篤次郎が、「先生の性行を案ずれば要するに独立自尊といふことに帰着するから」という理由からつけたとされています。