12月5日(火)、三田キャンパス北館ホールにて、経済学部とFinTEKセンター(Center for Finance, Technology and Economics at Keio 慶應義塾大学経済研究所附属センター)が共同で、“Technology in Finance - Advantages and Challenges”(邦題:金融におけるテクノロジー -その利点と課題)と題した国際コンファレンスを開催しました。
「フィンテック」は、ファイナンス(金融)とテクノロジー(技術)を組み合わせた造語です。コンファレンスでは、金融庁総務企画局の油布志行参事官が我が国におけるフィンテック推進のための金融庁の取り組みについて、フランスの金融市場振興団体パリ・ユーロプラスのアルノー・ドゥ・ブレソンCEOが欧州、特にパリにおけるフィンテックの動向について基調講演を行いました。続いて、アジア開発銀行研究所の吉野直行所長(慶應義塾大学名誉教授)による躍進著しいアジアのフィンテックの現状と日本の金融が抱える問題に関する報告や、経済学部のフィンテック教育の支援企業のうち2社による、最新の取り組みについてのプレゼンテーションも行われました。
また、2017年度に経済学部が開設したフィンテックの新科目「フィンテックの理論と実践b」を履修する学生のチームが、自分たちで考えた新しいフィンテック・プロダクトのアイディアを発表しました。
コンファレンスには、フィンテックに興味、関心を持つ学生や実務家、研究者などが多数参加し、フィンテックの現状と今後の展開について最新の情報を共有することができました。