慶應義塾大学理工学部物理情報工学科の井上正樹准教授と同大学大学院理工学研究科の宮岡 佑弥(修士課程2年)は、人工知能(AI)を特定の倫理規範や価値観に合わせて調整するためのアドオン型アライメント技術を開発しました。
本技術の最大の特徴は、AIの基盤モデル自体を書き換えることなく、外部フィルタを付加するだけで出力を自在に調整できる点にあります。これにより、特定の環境や用途に最適なAIを低コストかつ柔軟に開発できるようになります。
本技術は、ロボティクスなど安全性が不可欠である物理システムや、電力・交通・通信といった高い持続性とセキュリティが要求される社会インフラシステムまで、物理・社会領域での高度なAI技術の安全な利活用を加速させます。
本研究成果は、2026年3月28日(日本時間)に米国電気電子学会(IEEE)の論文誌『Transactions on Control Systems Technology』にオンライン速報版が公開されました。