慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)は、2024年4月16日(火)〜21日(日)までイタリア・ミラノで行われる世界最大規模のデザインの祭典、ミラノデザインウィーク2024(ミラノサローネ)に出展します。2015年のサローネサテリテへの展示から始まり、2016年からは場所をトルトーナ地区に移し、コロナ禍での中断があったものの、8回連続での出展となります。
今回は「The Power of Stories -Invitation to better Future-」をテーマとしました。
現代ではより多くの場面で物語の力が使われてきています。人々はモノを消費する社会から体験を消費するようになり、製品やサービスにさまざまな側面で物語が付加され、価値を高める役割を担っています。人々は製品やサービスに込められた物語に共鳴し価値を決めていることから、物語の力を上手に使うことで、人々をより良い未来へと誘って行きたいと考えています。
展示作品として、1)散らばったおもちゃのお片付けというつまらない作業を、ワクワクするような体験に変える「Mocchi」、2)錠剤を飲み続ける退屈を、楽しく飲み続ける体験に変える「MediAquario」、という2つのソリューションを学生チームが展示いたします。また、同会場にて協力企業のホッピービバレッジ株式会社、株式会社サイエンスによる展示も行います。
慶應SDMはミラノサローネへの出展を通して、システムズエンジニアリングを基盤としたシステムデザインの教育が社会課題を解決する可能性の認知向上を目指しています。