慶應義塾大学理工学部機械工学科の閻 紀旺(やん じわん)教授と矢崎総業株式会社技術研究所、株式会社オプトクエストの共同研究グループは、鋼材表面の凹凸をピコ秒パルスファイバレーザと連続波レーザの複合プロセスを用いて除去し、表面の粗さがサブミクロンレベルで熱影響層の極めて少ない光沢面形成に世界で初めて成功しました。普及が進んでいる金属3Dプリンタを用いた積層造形品では積層後の表面の凹凸が大きく、切削や研磨などの仕上げ加工が必須になりますが、本手法を用いることで微細形状をもつ積層造形品を含め、高速かつ高品質で仕上げ加工を行えるものとして期待されます。
本研究成果の一部は、2018年3月15日からの精密工学会2018年度春季大会にて公開予定です。
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