このたび、慶應義塾大学医学部外科学(一般・消化器)教室の北川雄光教授、日比泰造専任講師らは、コロンビア大学医学部外科学の加藤友朗教授と共に、慶應義塾大学病院において、今年2月、これまで世界での報告例がないPeutz-Jeghers(ポイツ・イエーガー)症候群に起因した十二指腸癌の切除後再発(患者は38歳男性)に対する体外切除・自家移植に成功しました。
今回の術式は、重要血管の再建を伴う複雑な手術手技を必要とすることから、再発病変に適応されるのは極めてまれです。今後、症例ごとに極めて慎重に手術適応を検討する必要があるものの、通常の術式では切除困難もしくは切除不能と考えられる病変に対する新たな手術戦略になると考えられます。
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