2022年度にスタートした「慶應義塾SDGs会議」は3年目を迎え、今年度も「2024塾生会議」が始動しました。「塾生会議」は、公募および本学の全学部からランダム抽出で選ばれた塾生たちが専門家のアドバイスを受けながらディスカッションを重ね、SDGsを実現するための慶應義塾のヴィジョン・目標・ターゲットを提言するプログラムです。
春学期はSDGsを取り巻く現状を講義・ディスカッションを通して学び、秋学期は「環境」「社会」「経済」「全体」をテーマとする分科会でのディスカッションを通して、慶應義塾長への提言をまとめていきます。今年度は国連大学の院生数名も、ディスカッションに参加する予定です。
第1回の5月15日(水)にはイントロダクションが行われ、70名ほどが参加しました。伊藤公平塾長の挨拶に始まり、奥田暁代常任理事より3年目を迎える塾生会議の概要説明、小林宏充法学部教授からは今年度の塾生会議の進め方についてお話がありました。また、前年度の塾生会議参加学生からの経験談や現在進行中のプロジェクト等についても共有がされました。提言作成にあたり必要な情報検索については吉井由希子日吉メディアセンター課長からレクチャーがあり、塾生会議スーパーバイザーを務める蟹江憲史政策・メディア研究科教授による講演と同研究科の国谷裕子特別招聘教授からの挨拶もありました。
グループワークでは参加メンバー同士で参加理由や塾生会議で実現したいことを共有し合いました。塾生会議に教員として携わる法学部の土居志織専任講師、商学部の森吉直子教授、医学部の寺沢和洋助教、スポーツ医学研究センターの小熊祐子教授、最後に岡田英史常任理事からの挨拶と激励があり、2050年の未来の姿を見据えた最終提言に向けて士気を高めました。