9月1日(金)、慶應義塾の小学生から大学生までの幅広い参加者が一堂に会し、SDGsの達成に向けて慶應義塾が掲げるべき目標・ターゲットなどを考える「慶應義塾SDGs会議-2023サマー・キャンプ-」が日吉キャンパスにて開催されました。
昨年度に引き続き、慶應義塾大学では、全学部から選抜された大学生がSDGsを実現するための慶應義塾のヴィジョン・目標・ターゲットを考える、「2023塾生会議」が行われています。塾生会議の参加者は、春学期に専門家によるレクチャーを受け、SDGsを巡る世界と日本の現状に関する理解を深めてきました。秋学期にはグループごとに分かれてディスカッションを重ね、最終的に慶應義塾が目指すべきありかたをまとめ、塾長に提言することを目指しています。
今年度のサマー・キャンプは、昨年度を踏まえ、半日から1日のプログラムにブラッシュアップされました。プログラムが拡張されたことで、参加者同士の深い議論、グループ発表を受けての質疑応答とフィードバックに時間をかけることができ、より深い学びを提供しました。当日は約100名が集まり、SDGsの17のゴールを「社会」「環境」「経済」「協力」の4つのカテゴリーに分け、それぞれのカテゴリーにおける目標と行動計画について熱心に議論が行われました。
当日は伊藤公平塾長のほか、塾生会議のスーパーバイザーを務める政策・メディア研究科 蟹江憲史教授と同研究科 国谷裕子特別招聘教授も立ち会い、参加者の発表にコメントしました。会場では小学生から大学生までの参加者が一緒になって、どんな未来を目指したいのか、そのために取り組むべき課題とは何か、活発に意見を交わす姿が見られました。また、今後も塾内の垣根を越えた集まりを継続的に実施してほしいという声も上がっていました。
サマー・キャンプで議論された内容やアイデアは、今後の塾生会議でのディスカッションと提言に活かされる予定です。