3月23日(火)、2020年3月に竣工して以来、新・日吉記念館を会場とした初めての式典となる2020年度大学学部卒業式が行われ、10学部合計6,189名(通信教育課程217名)の卒業生が新たな門出を迎えました。
卒業生の健康と安全、新型コロナウイルスの感染拡大防止に最大限配慮するため、参加者を卒業生と一部の関係者に限り、午前の部・午後の部の2部制で開催し、インターネットでの動画配信も行いました。
式は、塾歌のCD再生演奏に始まり、青山藤詞郎常任理事による学事報告のあと、長谷山彰塾長からの学位記授与、表彰状授与、また卒業生への激励をこめた塾長式辞がありました。式辞で長谷山塾長は、長い人生の中で想定外の危機に遭遇しても、不安を抑えて立ち上がり、救いの手が差し伸べられるのを待つのではなく、救いの手を差し伸べる人になってほしいと話しました。続いて、塾員を代表し、午前の部では三井住友海上火災保険株式会社 特別顧問 江頭敏明氏が、午後の部では元労働省女性局長 太田芳枝氏が卒業生へ向けての激励とお祝いの言葉を語りました。その後、卒業生を代表して午前の部では法学部4年の大原望君が、午後の部では環境情報学部4年の麻野祥子君が答辞を述べ、卒業25年を迎えた1996年三田会からの寄付目録贈呈や卒業25年記念事業実行委員長の湧永寛仁氏の挨拶が続きました。
また午前の部と午後の部の間には、表彰学生授与式が来往舎シンポジウムスペースで行われました。
暖かな春の日差しが降り注ぐ中、卒業生は気心の知れた友人との再会を喜び、記念撮影をする等、大学生活を締めくくる1日を満喫していました。