11月1日(木)午後2時より、三田演説館にて、IDEO社CEOのティム・ブラウン氏に対する慶應義塾大学名誉博士称号授与式が行われました。
デザイナーであるティム氏は、デザイン思考(design thinking)の伝道師としても知られ、デザイン戦略コンサルティング会社IDEO社をCEOとして2000年から率いています。本学とIDEO社は、大学院メディアデザイン研究科(KMD)を中心に、デザイン思考に関するワークショップの実施や、グローバルイノベーションデザインプログラム(Global Innovation Design Program)の運営を通じ、強固な関係を築いており、ティム・ブラウン氏はその関係の構築や持続において中心的な役割を果たしています。そうした功績を高く評価し、名誉博士の称号を授与することになったものです。
授与式では、ワグネル・ソサィエティーによる塾歌が響くなか、ブラウン氏が入場し、大川恵子メディアデザイン研究科教授の司会のもと、稲蔭正彦メディアデザイン研究科委員長が推薦文を朗読しました。続いて、長谷山彰塾長がブラウン氏に名誉学位記を授与して式辞を述べ、それに応えてブラウン氏から謝辞がありました。
また、授与式翌日の11月2日(金)には、日吉キャンパスで開催されたKMD FORUM 2018において、ブラウン氏による基調講演「A New Age of Design - How might we design differently in the future? - 」が行われ、学生をはじめ多数の来場者が参加しました。