このたび、公認学生団体の合宿において、飲酒を伴う懇親会後に、学生が亡くなるという事態が起こりました。
大学による調査の結果、未成年飲酒や飲酒の強要、あるいは集団でお互いを煽りながら飲酒をするような行為は認められませんでしたが、未来ある学生の命が失われたことは痛恨の極みです。
大学として、この事実を重く受け止め、当該団体が適切な対策を講じたと認められるまで、2017年4月14日付で無期限の活動停止を命じました。
慶應義塾は今回の事態を厳粛に受け止め、このような不幸な事態が決して再び繰り返されないよう、これまで以上に飲酒に起因する事故防止に取り組んでいく所存です。
最後に、亡くなられた学生のご冥福を心よりお祈りするとともに、ご遺族の皆様に心より哀悼の意を表します。
塾生諸君
たとえ事前に事故対策が講じられていたとしても、飲酒行為に伴う危険性が認識・共有されておらず、現場で適切な対応がとられなければ不幸な事故が起こるという事実を、塾生ひとりひとりが理解し、正しい見識を身につけることを強く求めます。
各学生団体が、決して飲酒に起因する事故をひき起こすことのない体制の確立・維持に努め、自身や友人の生命を脅かす行為の根絶に尽力することを切に望みます。
飲酒行為に伴う危険性に関しての注意喚起