1月10日(火)、三田キャンパス東館G-SEC Labにて、米国の国務副長官などを歴任したリチャード・L・アーミテージ氏を招いての「アーミテージ・プログラム記念シンポジウム」が開催されました。本学では、これまでの日米関係に対する氏の貢献に感謝するとともに、次世代の日米関係に資する人材の育成を目指した教育プログラム「アーミテージ・プログラム:堅固な日米関係のための新しい基盤構築」(通称「アーミテージ・プログラム」)が、2017年4月から5年間実施される予定です。
本プログラムでは、毎年アーミテージ氏および米国の研究者を招聘し、本学での教育活動に参加いただくとともに、本学の大学院生を米国ワシントンDCに派遣し、日米関係や東アジアの安全保障問題等に取り組む人材の育成に努めます。本プログラムは国内の12社の支援を受けて実施されるものです。
記念シンポジウムでは、清家篤塾長の挨拶、本プログラム顧問の加藤良三・元駐米大使のメッセージの後、アーミテージ氏の記念講演が行われました。さらに、中山俊宏総合政策学部教授、細谷雄一法学部教授、小野啓一外務省北米局参事官、神保謙総合政策学部准教授、西野純也法学部教授、土屋大洋政策・メディア研究科教授(司会)によるパネル討論を行い、東アジアおよび世界の中で日米関係が果たしてきた役割、今後の見通しについて議論しました。最後に駒村圭吾慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)所長が挨拶にたち、シンポジウムは締めくくられました。