政治学科3年(2025年度現在)
高校3年の時に簿記を学んだことをきっかけに、企業を数字で読み解く面白さを知り、公認会計士という目標を持つようになりました。同時に、数字の背後には制度や社会の仕組みがあるのではないかと考えるようになりました。
大学進学にあたっては、専門的な会計知識を学ぶ前に、社会の仕組みや考え方の土台を身につけたいと考え、法学部政治学科を選びました。単なる技術としての会計ではなく、その背景にある思想や社会観を学ぶことに意義を感じたこと、そして福澤諭吉先生が日本に初めて複式簿記を導入した人物であると知ったことも、慶應義塾大学を志望した理由の一つです。現在は小川原ゼミで福澤諭吉について研究し、西洋の複式簿記を日本社会に導入しようとした背景に関心を持っています。
政治学科では、社会や制度を「なぜそうなっているのか」という視点から考える機会が多くあります。学びを通して、自分なりの判断軸や、物事を多角的に捉える姿勢が身についてきました。政治学科の魅力は、進路を早い段階で一つに限定せず、幅広い選択肢を持ったまま学べる点にあると感じています。私自身も政治学を学びながら公認会計士試験に挑戦し、在学中に合格することができました。
卒業後は監査法人への就職が決まっていますが、政治学科で培った思考力や価値観の捉え方は、立場や背景の異なる人と協働する上で大きな支えになると感じています。政治学科での学びは、自分の可能性を広げながら進路を形づくっていくための基盤になっています。
(掲載:2026年4月)