法律学科4年(2025年度現在)
法律に興味を持ったのは中学生の時です。社会の授業で、日本で初めての違憲判決が出た事例を知り、既存の秩序の中で正義を問い直す裁判官の姿勢に強く惹かれました。
大学に入学してから特に印象に残っているのは、基礎法学分野における大屋先生の法哲学の授業です。法律がどのような歴史や思想の積み重ねの上に成り立っているのかを知ることで、条文の背後にある価値観や社会背景を考える面白さに気づきました。3年次には大屋ゼミに所属し、法哲学の学びをさらに深めていきました。法哲学を通じて、複数の価値や立場を比較しながら判断する思考力が養われたと感じています。
私は将来、刑事政策や犯罪学に関わる研究や政策立案ができる人間になりたいと考えています。法律や司法の制度がどのような形であれば犯罪を防ぐことができるのか、また起きたときにどう対処すべきなのか。答えが一つではない問いに向き合うため、学部卒業後はロースクールへ進学し、検察官として実務に携わりながら現場で学びたいと考えています。
私は福島県出身で、一般受験で慶應義塾大学に入学しました。都心の大学には多様な人との出会いがあり、大きな刺激があります。また奨学金を始めとした支援制度も充実しています。ですから地方出身の受験生の皆さんも恐れずに、ぜひ挑戦してほしいと思います。法律学科での学びは、知識を身につけるだけでなく、「社会をどう良くするか」を考え続ける力を育ててくれます。答えのない問いに向き合い続けることこそが、法律学科最大の魅力だと思います。
(掲載:2026年4月)