TTCKは広々とした自然豊かな環境でこそ、クリエイティブな発想が育まれるという欧米型キャンパスを目指し、美しい自然環境の中で伸び伸びと新しいサイエンスの可能性に挑戦できるキャンパス環境をハード&ソフト両面で整備してきた。
まず大きな理念として、最先端の「研究」と若い発想と情熱を有する学生への「教育」を切り離さず、融合させることを掲げている。その象徴ともいえるのが「バイオキャンプ」だろう。これは環境情報学部および総合政策学部の学生が1年間(または半年間)、TTCK内の学生寮に滞在。最先端実験施設を利用して生命科学の実験実習に取り組み、並行して自分の研究活動を進めて単位を取得する教育カリキュラムである。
さらに大学院進学希望者には政策・メディア研究科「先端生命科学プログラム」を設置している。TTCKにおいてゲノム工学やメタボローム解析などIABの最先端プロジェクトに参加しながら、SFCの授業も遠隔で履修。2つのキャンパスの研究リソースを分野横断的に利用しながら単位を取得できる世界でも類を見ない大学院プログラムである。