2016年3月、慶應義塾高等学校にて開催された「TEDx Keio High School」。慶應義塾高等学校開設70年事業の教育プログラムの一環として行われたイベントです。
TED(Technology, Entertainment, Design)とは、米国発祥の人気プレゼンテーションイベントで、これを独自のかたちで行う派生型は「TEDx」と呼ばれています。さまざまな人がさまざまな分野における自分の経験やアイデア、考え、提案を自由に発表する講演会です。
慶應義塾ではこれまで2012年に「TEDx SFC」、2013年に「TEDx Keio」、そして2015年に「TEDx KeioU」が開催されました。今では全世界に広まっているまったく新しいスタイルのトークセッションの企画・運営に、今回は高校生たちが挑戦しました。
そもそも“演説”という言葉は、福澤諭吉が明治時代に“Speech”の訳語として用いたことが起源とされています。慶應義塾の一貫教育校の高校には、高等学校、志木高等学校、女子高等学校、湘南藤沢高等部、ニューヨーク学院(高等部)がありますが、今回の高校生による高校生のための「TEDx」は、福澤の「半学半教」の精神に基づき、このうち国内4校の在校生と卒業生をスピーカーに迎えて行われました。
今回のテーマは“Together”。共に学び、共に成長することを目的に、新しいアイデアに満ちたトークセッションが繰り広げられました。