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文学部
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

文学部(人文社会学科)は、本塾建学の精神に則り、哲学、史学、文学、図書館・情報学、人間関係学にかかわる理論と応用を研究教授し、文化の創造と社会の発展に資する幅広い教養と深い学識および知的・倫理的・実践的能力を有した人物を育成する。すなわち「文(ことば)」にかかわる広大な領域を対象として、創立者福澤諭吉の「実学の精神」に基づき、実証的に真理を解明し問題を解決してゆく科学的な姿勢と知識および能力を培うことをめざす。

授与する学位
学士(哲学)、学士(美学)、学士(史学)、学士(文学)、学士(図書館・情報学)、学士(人間関係学)
教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

文学部(人文社会学科)は、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を実施するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を編成する。

文学部の研究教育の対象は、人文学、社会科学に限定されるものではなく、自然科学や学際的な分野も包含する幅広さと多様性を特徴とする。したがって文学部の教育課程も多様な科目や分野によって編成される。特に総合教育科目、必修語学科目においては、学士課程での学びの軸となる幅広い見識、学習のための基礎的技能、着実な言語運用能力の形成をめざした科目編成や授業運営を実施する。また専門教育科目においては、所属する各専攻にかかわる基礎的な知識を基盤として、次第に高度な専門的学識や技能を習得することができるような体系的な教育課程を編成・実施する。さらに専攻外の専門教育科目等の履修も可能とし、学生が自ら定めた研究・学習課題をさまざまな授業科目や学習機会によって達成できるような教育課程を編成・実施する。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

文学部では次のような資質・能力を有する学生を求めている。

  • 慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心
  • 先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語・中国語)
  • 与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力
  • 現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)

これらは、文学部が設置しているすべての専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)に共通しており、入学後、それぞれの専攻における独自のカリキュラムに従って、専門的な知識や能力を身につけてゆく。したがって、文学部に入学する者は、これらの専攻が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有することもまた必要である。
以上の方針に基づき、一般選抜を実施する。さらに、この方針に沿いつつ、より多様な人材を入学させるための自主応募制による推薦入試(自己推薦入試)や、帰国生入試や留学生入試を行う。
具体的には、一般選抜は、外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。自主応募制による推薦入試は、高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。そのほか、帰国生入試と留学生入試では、学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

経済学部
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

一般教養、語学ならびに経済学全般に関する広い知識・理解力と経済学の特定専門分野に関する深い考察力を兼ね備えた者に学位を授与する。経済学を一つの軸とする教養を備え、変化する社会を適切に認識し、日本社会をリードすると同時に世界で活躍できる能力を証するものとして学位を授与することを方針としている。

授与する学位
学士(経済学)
教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

総合教育科目、外国語科目、経済学に関する基礎教育科目・専門教育科目などを、バランス良く各学年に配置し、学年制を取る。4年間で126単位以上の取得を課す。また、一、二年時の自由研究セミナー、教養系を中心としたセミナー(研究プロジェクト)、経済学専門のセミナー、英語による経済学履修コース(Professional Career Program)など少人数教育の充実につとめている。さらに、大学全体の国際交換協定とは別に、学部独自の交換協定を締結し、在学中における海外大学での単位取得を奨励している。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

社会に積極的に関与する強い意志を持ち、自らの智力によって変化する社会を把握しようという気概をもった人間を求めています。また、学問的基礎に基づいて厳密に考える能力にすぐれると同時に、バランス感覚に富み、多様なものの見方を尊重できる人材の育成を目指しています。このような知性により社会の指導的役割を担える潜在力を備えた多彩な学生を受け入れたいと考えます。

法学部
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

法学部では、学部の教育目標(カリキュラムポリシー)に基づき編成された教育課程において、所定の年限在学し、学則第80条に定める外国語科目単位、第81条に定める人文科学、自然科学、数学・統計・情報処理および社会科学科目の所定の単位を修得し、かつ第82条の定める法律学科法律学科目ないしは政治学科政治学科目のなかから所定の単位を修得した者に、学士の学位を与える。個々の科目の単位認定にあたっては、厳格な成績評価を行い、各々の科目に関する基礎的知識や技法が着実に修得されているか否かに留意するものとする。
学生は、法律、政治両学科で教授される専門的知見の修得はもとより、外国語や世界の諸事情に通じ、人文・社会・自然科学的教養を身につけた「独立自尊」の人として、国内外を問わず先導者としての社会貢献を果たすことが期待される。

授与する学位
学士(法学)
教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

法律学科では、将来の法律家を育てることにとどまらず、社会現象を法律的にとらえ、論理的に思考する能力、すなわちリーガルマインドの涵養を目標とする。政治学科では、将来の政治家や公務員を育てることにとどまらず、個別の行為や事象を社会全体との関連で考察し、適切に位置づける能力の涵養を目標とする。さらに法学部では、両学科に共通する外国語・人文科学・社会科学・自然科学などの総合科目にも重点を置く。法学部の教育は、この3本の柱が有機的に統合されることで構成されている。

現代社会において求められる人間像は、十分な専門的知見を有しながら、創造的な思考能力や個性を持ち、さらに総合的な政策能力を併せもつ主体であろう。それは、ゼネラリストでありつつ高い専門的素養を備えている、あるいはスペシャリストでありながら総合的な知識と教養を有する人である。そのような人物の養成を目指し、法学部のカリキュラムは以下の方針のもとに組まれている。

(1)専門的知見を身につけ、法律学、政治学のエキスパートとして通用する学生を育てる。
法律学科、政治学科のカリキュラムは、それぞれ充実した専門科目群を擁している。専門科目の履修は1年次から始められ、「導入」から「応用」へと段階を踏んで学べるように構成されている。また、多彩な科目群から、各人の興味と関心に応じた履修選択も可能である。さらに、ゼミナールや演習科目など少人数教育が充実している。

(2)幅広い領域の知見を有し、主専攻に加えて第2の専門を持つ個性派学生を育てる。
法律学や政治学の専門的知見のみならず、人文科学・社会科学・自然科学の広範にわたる知見を得て、総合的・融合的な学問・思考を創造できるよう、総合教育科目が多彩に展開されている。また、法律学・政治学以外の学問を深く研究し、これを第2の専門とする個性派学生の育成にも努めており、そのために設けられた「副専攻制度」は、人文科学や自然科学の一領域について、講義科目や演習科目を4年次に至るまで計画的・段階的に履修し、究めることのできる法学部独自のプログラムである。

(3)外国語に強い国際派学生を育てる。
法学部では、言語と文化の多様性に対応するべく、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、朝鮮語、アラビア語と多彩な外国語科目を揃え、うち2つを必修外国語として履修するものとしている。とくに徹底して外国語を学びたい学生には、インテンシブコースが用意されている。さらに意欲があれば第3外国語を学ぶことも可能である。

(4)大学院での学びにつながる研究能力や高度の思考力・分析力を有する学生を育てる。
法律学、政治学に関わる専門的分野を究めようとする学生のために、「その先」を目指すカリキュラムが用意されている。たとえば、大学院法学研究科設置の一定の科目の先取り履修を認め、進学後に大学院の単位として認定する制度を設けている。また、「法曹コース」は、一定の要件を満たすことにより、学部を3年で卒業し、連携する法科大学院への進学を可能とするものである。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

法学部では、慶應義塾の建学の精神を理解し、国際的な視野に立ちつつ、新しい社会を創造し先導する気概を持つ学生を求めている。入学する学生には、法学部の教育目標(カリキュラムポ リシー)をよく理解し、そのカリキュラムの下で学習するために必要な学力、能力、そして意欲を有していることが求められる。その具体的な考査方法は、一般選抜、帰国生入試、留学生入試、指定高校による推薦入試、そして自己推薦形式でのFIT入試と多様であり、それぞれに制度の趣旨は異なるが、それらに共通する目標は、一定の知識水準を有し、その上で知的好奇心に溢れ、かつ個性豊かな学生を選考することである。

商学部
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

学則で定める卒業に必要な単位数を取得することが学士号授与の要件となります。また、卒業までに、経済や社会の現象についての実証的な観察・分析を通じて現代の社会が抱える問題を自らの力で発見し、解決案を提示し、実行するための能力、および高い倫理観と責任感を兼ね備え、社会の発展に貢献するリーダーとしての資質を身につけることが重視されます。

授与する学位

学士(商学)

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

商学部では、4年間の教育課程を通じて、現実社会における諸問題の発見、仮説の構築と検証、主張の発信を自立的に遂行できる力を養成することを目標とします。この目標を達成するために、総合教育科目、外国語科目、専門科目を系統的に配置しています。「商学」を現代の産業社会全体を対象とする理論的かつ実証的な研究という広い意味でとらえ、商業学、会計学、経営学、産業・経済の知識を体系的・有機的に学びます。また、総合教育科目や外国語科目では、社会における様々な問題に関心を持ち、自らの言葉で考えを世界に向けて伝えるための洞察力、情報発信力を養います。各科目の成績は、試験、レポート、クラスへの参加・寄与など、シラバスに記載した方法で評価します。カリキュラムに沿った体系的な学修のため、学年ごとに進級条件も課します。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

商学部では、産業社会の抱える問題を自ら発見し、説得力ある解決策を導き、発信する能力を養うことにより、国際社会に貢献できる人材の育成を目指しています。入学者の選抜もこの方針に沿って実施されており、社会に対する強い関心、論理的な思考能力、資料を読み解く力、英語をはじめとする基礎学力をとくに重視しています。

医学部
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

医学部の使命・教育目標に基づき、カリキュラム・ポリシーに沿った全科目(外国語科目、人文・社会科学科目、基礎科学必修科目、医学基礎教育科目から構成される「基礎教育科目」、基礎・社会医学系科目、自主学習、臨床医学系科目から構成される「専門教育科目」)を履修し、学則で定めた卒業条件を満たし、さらに以下に定める8つの卒業時コンピテンスを修得した学生に学士(医学)の学位を授与します。
I. プロフェッショナリズム
II. 医学知識
III. 診療の実践
IV. コミュニケーション
V.チーム医療の実践
VI. 医療・福祉への貢献
VII. 科学的探究
VIII. 国際医療人としての資質
※「自主学習」とは、研究室に配属され、教員とマンツーマンで研究活動をおこなう教育プログラム。

授与する学位

学士(医学)

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

医学部の使命・教育目標に基づき、「自律的学習能力」「科学的思考能力」「医療プロフェッショナリズム」「基本的臨床能力」の修得を基本方針として、基礎教育科目、専門教育科目(基礎・社会医学系科目、自主学習、臨床医学系科目)の有機的連携を図り、8つの卒業時コンピテンスを修得するための学部カリキュラムを編成・実施します。
I. プロフェッショナリズム
II. 医学知識
III. 診療の実践
IV. コミュニケーション
V.チーム医療の実践
VI. 医療・福祉への貢献
VII. 科学的探究
VIII. 国際医療人としての資質

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

本学医学部は、本学の使命「独立自尊と実学(サイエンス)の精神に基づき、患者中心の医療を実践し、世界の医学を先導する」に基づき、「基礎臨床一体型の医学・医療の実現」の理念の下、人材を育成してきました。
本学医学部は、この使命・建学の精神を理解し、次世代を先導し、豊かな人間性と深い知性を併せ持つ医学生を強く求めます。そのために、創立者 福澤諭吉の「一身独立(自ら考え、実践する)」の教えを理解し、世界に雄飛し、患者中心の医療を実現できるphysician scientist(科学的思考力を備えた医師)となりうる医療人としての資質、使命感、学習意欲を重視し、卒業時コンピテンスを修得しうる人材を選抜します。

入学試験での評価は、次のように行います。
基礎学力:学科筆記試験(数学、理科、英語。詳細は入試要項参照のこと)、面接、および小論文により評価します。
学習意欲・態度、使命の理解、倫理感:調査書、面接、小論文により評価します。
読解力・文章能力:学科筆記試験、小論文により評価します。
自らの考え方を他者に説明する能力、コミュニケーション能力:面接、小論文により評価します。

【入学までに身につけておくべきこと】
医学部では、幅広い知識や技能を修得し、実践することが求められます。また、卒業後は、医療人として、生涯にわたって学び続けることが求められます。そのために、大学に入学するまでに、次の教科・科目についての学力とともに、自ら学ぶ学習態度を身につけることが期待されます。
数学:数量的な概念の理解、論理的思考力、計算力
理科:物理、化学、生物など自然科学についての十分な理解と科学的思考力
英語:英語の読解力、表現力、コミュニケーション能力
特別活動および課外活動:主体性、協調性、共感・思いやり・気遣い、利他性(奉仕の心)、倫理感、責任感、洞察力など

理工学部
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

理工学に関する基礎教育科目・専門基礎科目・学科専門科目などに加えて、外国語科目と総合教育科目を各学年に配置し、それらを学年制という枠組みの中で積上げ式に修得する。世界を舞台に活躍できる人材の育成を目的として、少人数セミナーや国際人材を育成するプログラムを充実させ、理工学の多岐にわたる学問分野の科目を必修として課している。また、1年間の卒業研究および卒業論文の執筆と発表を通じて、総合的なプロジェクト実行能力の修得を課している。さらに、在学中における海外大学での単位取得、海外インターンシップ等の在外経験の蓄積を大いに奨励し、気品と智徳を併せ持つ人材の育成を目的としている。すべての科目において厳格な評価を実施し、4年間で138単位以上の取得した者に学位を授与する。

授与する学位

学士(工学)、学士(理学)

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

【1】「今ある最先端を学ぶのではなく、次の最先端を拓く基礎を学ぶ」をモットーに基礎重視の教育を行う。
○ 上記の点を確固たるものとするために、厳選された必修科目を通して各自が基礎学力、基盤的知識をしっかりと身につけうる授業体系となっている。また、履修計画にゆとりを持たせ、各自の関心に応じた勉強ができるように、科目選択の自由度を高める工夫もなされている。
○ 学部4年間を一貫した総合カリキュラムとし、さらに大学院進学率68%以上という現状を考慮し、修士課程を含めた6年間を通じ個性と能力を伸ばしうる、体系的なカリキュラムを組んでいる。

【2】科学技術各分野の専門家にとどまらず、科学技術の置かれている現在の状況を的確に把握し、科学技術と人間社会とのより良い関係に着目できる、社会のリーダーを養成する。
○ 生命、環境、社会、芸術、外国語など、様々な分野の科目を総合教育科目として設置し、理工学部教育の重要な柱のひとつに位置づけている。総合教育科目を学部4年間にわたって学べるようにすることで、視野の広い、柔軟な思考のできる科学技術者・研究者を育成する。

【3】幅広い教養とグローバルな視野を持ち、世界を舞台に活躍できる逞しい人材を育成する。
○ 外国語教育においては、いくつもの語種にわたり、コミュニケーション能力の向上を重視した、充実した教育プログラムが学部4年間にわたって準備されている。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

理工学部では、その教育・研究理念に沿って、未知の領域に挑戦する強い意志と、深い洞察力と豊かな創造力をもち、幅広く国際教養を身につけ、これからの日本と国際社会を先導すべき優れた人材の育成を目標としており、これに応えることができる、意欲ある学生諸君の入学を歓迎します。一般選抜を筆頭に多様な入試(指定校推薦、留学生、帰国生、AO、一貫教育高校からの推薦入学)を実施し、様々な能力をもつ学生が互いに切磋琢磨し、創発効果を生み出せる教育研究環境を目指します。

総合政策学部
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

「実践知」を理念とします。慶應義塾の伝統である「実学(サイヤンス)」を継承し、複雑な社会現象のなかから課題を発見し、その解決に向けた政策を立案することを可能にする態度・知識・技能を身につけた人材を育成します。問題発見・問題解決の「態度」とは、目の前にある明らかな問題を見過ごさないだけでなく、隠された問題を見つけ出すことを目指す態度です。そのためには、既存の研究成果における「知識」を学ぶことが前提となります。そして、新たな時代における問題発見・問題解決には、既存のやり方にとらわれない革新的な「技能」が必要であり、実践的授業を通じてそれを身につけた人材を育成します。その際、既存の技能を学ぶだけでなく、自ら新たな技能を創造することを奨励します。

授与する学位

学士(総合政策学)

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

「実践知」を理念とし、また「実践」をメソッドとして身につけた「問題発見・問題解決のプロフェッショナル」育成を目指します。学生が自ら能動的に問題を発見・分析・解決する能力をつけるために、研究会中心の教育課程を編成しています。総合政策学部では「政策デザイン」「社会イノベーションと経営・組織」「国際戦略」「言語文化とコミュニケーション」「総合政策学の方法論」の五つの研究領域をゆるやかに設定するとともに、それらの横断的・学際的な教育・研究を積極的に後押しします。1年生の必修となる「総合政策学」では、それらの基礎となる知識をイントロダクションとして設定し、まず1年生は広く総合政策学に関わる研究領域に触れます。そして、「基盤科目」としてくくられる基礎的な科目群において前提となる知識を身につけます。その後、「先端科目」としてくくられる先端的な課題を検討する科目群において社会で今起きている問題とその解決策について学びます。同時に「研究会」では、過去・現在・未来の政策的課題について分析し、そして総合的な解決策を練り上げる能力を実践的に磨きます。最後に、そうした成果を「卒業プロジェクト」として論文や作品の形でまとめます。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」を重視する学生を求めます。問題を発見・分析し、解決の処方箋を作り実行するプロセスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍することを期待します。したがって、入学試験の重要な判定基準は、基礎学力に裏付けられた、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無です。「SFCでこんなことに取り組み学びたい」という問題意識に基づいて、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲ある学生を求めます。また、多様な学生を集め、学生同士が互いの強みを活かせるように、一般選抜、AO入試(総合型選抜)、帰国生入試、外国人留学生入試といった多彩な入試を実施し、AO入試については英語による受験も認めています。

環境情報学部
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

「創造する力」の育成を目的とします。何かを創り出すためには、先人たちの叡智を学び、理解した上で、一歩前に踏み出す力が必要です。そのためには、自由な発想力と想像力を身に着け、一方で自ら実行したことをエビデンスに基づいて真摯に評価できるスキルと態度が必要となります。「評価できる」ためには、自分が設定した問題を鋭く捉えることや、主張を裏付けるための知識や技能が必要となります。また、世の中の常識を疑い、常に問題意識を持ち続け、本質を追求し続ける研究的態度も不可欠です。環境情報学部では、研究を中心とした学びによって、失敗を恐れずに膠着した社会を揺り動かし、未来社会の創造に貢献できるスキルを身に着けます。

授与する学位

学士(環境情報学)

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

受動的な講義中心のカリキュラムではなく、プロジェクトへの参加を主体とした能動的なカリキュラムを中心に教育課程を編成しています。カリキュラムは、「研究会」を中心に据えたものとなっており、「研究会」での研究活動に必要なスキルを自ら選んで学んでいけるように構成されています。必修科目、あるいはそれに準ずる科目として「環境情報学」「言語」「データサイエンス」「情報基礎」「ウェルネス」が設定されています。1年生のときに「環境情報学」を履修し、環境情報学部で学べる分野を知り、学習のモチベーションを高めます。「言語」「データサイエンス」「情報基礎」「ウェルネス」では環境情報学部で学ぶにあたって必須となる知識や技能を身につけるとともに、生涯に渡って心身ともに健康に生きるための術を身に着けます。また、研究に必要な力を身につけるにあたり、環境情報学部が持つ多様性に対応するため、「先端情報システム」「先端領域デザイン」「先端生命科学」「環境デザイン」「人間環境科学」の5分野の「基盤科目」と「先端科目」が環境情報系科目として数多く設定されています。学生はこれらの科目を組み合わせて深く学びます。また、総合政策系科目を履修することで視野を広げることが可能です。これらの学びを行うことによって学生は自分なりの研究分野を見出します。更に、自分なりの研究分野を設定するために、複数の「研究会」を履修することも推奨されています。最終的には「卒業プロジェクト1,2」を通じて、学部における自らの学びの集大成を作り上げます。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します。環境情報学部の理念や研究内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことをやってみたい」という問題意識を持って入学してくれることを願っています。SFCの教育環境や先端プロジェクトなどあらゆるリソースを積極的に活用し、「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」と期待しています。また、多様な学生を集め、学生同士が互いの強みを活かせるように、一般選抜、AO入試(総合型選抜)、帰国生入試、外国人留学生入試といった多彩な入試を実施し、AO入試については英語による受験も認めています。

看護医療学部
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

学則で定める卒業に必要な単位数を取得することが学士号授与の要件となる。また、卒業までに次の5つの力を有することを重視する。

1. 基盤となる人間力
基本倫理としての生命・人間尊重の精神を身につけ、人間的に調和の取れた人格を備え、社会人として成長しうる力を有する。また、幅広く社会への関心をもち、人々と出会い交流し相互作用ができる力を有する。

2. 看護医療の専門的力
看護の知識・技術を駆使して新しい看護活動の場を創造し、保健・医療・福祉を先導するための基礎的能力を有する。

3. 連携・協働する力
高度化された医療に対応し、さまざまな専門職のチームで互いの専門性を最大限に活かして、より優れた実践に繋げるために行動できる能力を有する。

4. 国際的に活動する力
国際的な感覚をもち、日本の位置や役割を捉えられる幅広い教養を身に付け、他国の医療専門職と協働できる柔軟な発想と行動ができる基礎的能力を有する。

5. 変化を起こす力
看護や医療および社会で起こっている、あるいは起こりうる事象への関心を深め、問題を発見する批判的能力、問題解決能力、変革力を有する。

授与する学位

学士(看護学)

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

カリキュラムは4つの領域で構成し、基礎から実践力まで養う。

1.人間・社会科学領域
<情報技術><自然言語><ヒューマンケアリング><制度・社会>の4つの分野から成り立ち、人間や社会を広く深く理解するための科目が配置されている。

2.健康科学領域
<健康科学・病態学><先端医療>の2つの分野から成り立ち、心身の健康と健康破綻時の病態、およびその回復過程を理解するための科目が配置されている。

3.看護科学領域
<基礎看護学><母性看護学/助産学><老年看護学><小児看護学><成人看護学><精神看護学><在宅看護学><地域看護学><グローバルヘルス>の9つの分野から成り立っている。人間をどうとらえるか、人間が生きて生活する環境をどうとらえるか、人間の健康をどうとらえるか、看護そのものをどうとらえるかについて様々な視点からアプローチできるような科目が配置されている。

4.統合領域
<看護・医療統合>分野から成り、「人間・社会科学領域」「健康科学領域」での学びを基盤に「看護科学領域」の9つの分野全体を見渡し、医療とは何か、看護とは何かを改めて問い直すような科目が配置されている。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

看護医療学部は、「人の健康と生命、看護への関心をもち、他者の苦痛や悩みを理解しようとする人」、「人を尊重し自分とは異なる立場や文化、価値観を持つ人々とコミュニケーションでき、関係を築いていこうとする人」、「ものごとを多角的にとらえ、そこにある問題に気づき、解決の方向性と対策を考え出し、それを実行する意志と行動力がある人」、「自らやると決めたことをやり遂げようとし、失敗の経験から学び、自身を成長させようとする人」、「自分の行いが人々や社会に役立つことを望み、人々や社会のよりよいあり方を追求しようとする人」を求めている。学部開設の目的である、人々と社会のため看護医療の先導者となる意欲ある人材を、一般選抜、AO入試、第2学年学士編入学試験などの多様な方法により選抜している。

薬学部
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

福澤諭吉の建学の精神は、独立自尊の人格を育成し、気品の泉源、智徳の模範となり全社会の先導者たる人を養成することです。慶應義塾大学薬学部は、建学の精神に則り、薬学の理論と応用とを研究教授し、医療・創薬に関わる分野で求められる学識と能力を培うことを教育研究上の目的としています。

【薬学科】

薬学科は、科学の基盤をもち、医療人としての自覚のもと、高い臨床能力を発揮できる、人に優しい薬剤師の育成を目的としています。このための教育プログラムにおいて、以下の資質・能力を修得し、修了要件を満たした者に、学士(薬学)の学位を授与します。

  • グローバル社会に対応した語学力や広い教養を身につけ、医療人としての倫理観に基づいて行動できる。
  • 他者の状況や背景を理解した上で、円滑なコミュニケーションをとることができる。
  • 医薬品適正使用の基盤となる科学を修得し、医療・保健・福祉・公衆衛生分野において活用する能力を有している。
  • 安全で質の高い、個別最適化された薬物治療および地域住民の健康維持増進を、チームの一員として実践する能力を有している。
  • 薬学領域における課題を見出し、科学的視点に基づいて合理的な解決策を提案するとともに、アウトカムを適切に評価する能力を有している。
  • 最新の医療・科学技術・制度に関して、主体的に情報収集して分析する能力を有し、生涯にわたって研鑽しようとする態度を備えている。

【薬科学科】

薬科学科は、創薬、臨床開発、環境・生命科学などの幅広い分野における科学者の育成を目的としています。このための教育プログラムにおいて、以下の資質・能力を修得し、修了要件を満たした者に、学士(薬科学)の学位を授与します。

  • グローバル社会に対応した語学力や広い教養を身につけ、創薬・生命科学研究に関わる科学者としての倫理観に基づき、他者と協調しつつ行動できる。
  • 薬科学の知識・技能を修得し、創薬、臨床開発、環境・生命科学など幅広い分野に活用するための能力を有している。
  • 薬学領域における課題を見出し、科学的視点に基づいて合理的な解決策を提案するとともに、実験データを科学的に評価し、他者に適切に報告する能力を有している。
  • 最新の科学技術・制度に関して、主体的に情報収集して分析する能力を有し、社会の発展に貢献しようとする態度を備えている。
授与する学位

学士(薬学)、学士(薬科学)

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

薬学部では、科学の基盤を持ち、グローバルな視点に基づいて、未来医療を先導できるプロフェッショナルを養成することを目標とする。本目標を達成するため、以下に列挙する視点を重視した教育課程を編成、実施する。

【薬学科】

教育課程編成の方針

  • 薬学教育モデル・コアカリキュラムを基本
  • 教養教育と倫理教育による高い倫理観と患者への思いやり、チーム医療における協調性と責任感の醸成
  • 外国語教育等を通じた医療分野での国際性の涵養
  • 医薬品や化学物質と生命現象を理解するための基礎的な科学力の習得
  • 適正な薬物療法を推進するための知識および実践的技能の習得
  • 健康増進や公衆衛生の向上のための知識の習得
  • 卒業研究を通じた問題発見・解決能力およびプレゼンテーション能力の醸成

  • これらの視点に基づく科目を有機的につなぎ、体系的な教育課程を構築する。


    教育方法と学修成果の評価
     各科目では、その目的と特性に応じて、講義、演習、グループワーク、実習に加え、薬局・病院での実務実習および講座・センターに配属されて行う探究活動等、様々な形態を用いて授業を実施する。また、授業科目の目標に到達したかについては、試験、レポート、パフォーマンス評価等によって学修成果を評価する。成績評価の方法と基準は各科目のシラバスおよび学習指導要領に明記し周知する。


【薬科学科】

教育課程編成の方針

  • 生命科学を中心とした自然科学の知識・実験技術の習得
  • 薬学に特徴的な科目による医薬品や医療の知識の習得
  • 生命科学や創薬研究に関わる人材に相応しい倫理観の醸成
  • 卒業研究を通じた問題発見・解決能力およびプレゼンテーション能力の醸成
  • 外国語教育等を通じた科学者としての国際性の涵養

  • これらの視点に基づく科目を有機的につなぎ、体系的な教育課程を構築する。


    教育方法と学修成果の評価
     各科目では、その目的と特性に応じて、講義、演習、グループワーク、実習、および講座・センターに配属されて行う探究活動等、様々な形態を用いて授業を実施する。また、授業科目の目標に到達したかについては、試験、レポート、パフォーマンス評価等によって学修成果を評価する。成績評価の方法と基準は各科目のシラバスおよび学習指導要領に明記し周知する。

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

福澤諭吉の建学の精神は、独立自尊の人格を育成し、気品の泉源、智徳の模範となり全社会の先導者たる人を養成することである。薬学部では、建学の精神に則り、医療・創薬に関わる分野で求められる学識と能力を培うことを目的に薬学の理論と応用とを研究教授する。その目的を理解し、化学、数学、語学(英語)の基礎力と薬学を学ぶ強い意志を持つ学生の入学を求める。

【薬学科(6年制)】

  • 医療薬学を学び薬剤師の資格を持って社会に貢献する意欲のある学生

【薬科学科(4年制)】

  • 自然科学に興味があり、薬の創製等を通して人類へ貢献する意欲のある学生

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