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各学部の3つの方針
文学部 上下
人文社会学科 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

文学部(人文社会学科)は、慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、「文(ことば)」にかかわる広大な領域を対象として、創立者福澤諭吉の「実学の精神」に基づき、実証的に真理を解明し問題を解決してゆく科学的な姿勢と知識および能力を培うことを目標とする。
加えて、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目(各専攻)に関するそれぞれの方針のもとで、所定の要件を満たしたと認められる学生に対して、第2学年進級時に定められる所属専攻に応じて、学士(哲学)、学士(美学)、学士(史学)、学士(文学)、学士(図書館・情報学)、学士(人間関係学)のいずれかの学位を授与する。


<資質・能力目標>

(1)多様な文化や地域につながる幅広い教養を持ち、それを日本語や外国語で適切に説明し、コミュニケーションを行う力。
(2)人文社会科学の学術的な知識と、情報収集能力を身につけたうえで、論理的な思考を行い、効果的なプレゼンテーションを行う力。
(3)社会の中で人文社会科学を学ぶことの意義を自覚し、自ら設定した目標の達成や社会問題の解決を、ふさわしい方法で行う力。
(4)学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する力。あるいは、卒業試験において、同等の内容を提示する力。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部(人文社会学科)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力目標を養成するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、人文社会科学に加え、自然科学や学際的な分野も包含する多様な科目群を設置する。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目、実験科目、フィールドワークなどにおいて、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、専門的な知識や技能を習得する科目群と学際的な科目群を共に履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本学部の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

(1)多様な文化や地域につながる幅広い教養を持ち、それを日本語や外国語で適切に説明し、コミュニケーションを行う力。
→総合教育科目、必修語学科目において、学士課程での学びの軸となる幅広い見識、学習のための基礎的技能、着実な言語運用能力を身につけ、専門教育科目においてさらなる応用力を養う。

(2)人文社会科学の学術的な知識と、情報収集能力を身につけたうえで、論理的な思考を行い、効果的なプレゼンテーションを行う力。
→総合教育科目、必修語学科目での学習成果をふまえ、専門教育科目において、所属する各専攻にかかわる基礎的な知識を修得し、次第に高度な専門的学識や技能の習得を目指す。

(3)社会の中で人文社会科学を学ぶことの意義を自覚し、自ら設定した目標の達成や社会問題の解決を、ふさわしい方法で行う力。
→演習や、専攻によっては実験、フィールドワークにかかわる科目を組み合わせて履修することにより、研究・学習課題を自ら定め、達成する能力を育成する。また、専攻外の専門教育科目等の履修も可能とし、広く人文社会科学領域に関する理解を深める機会を設ける。

(4)学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する力。あるいは、卒業試験において、同等の内容を提示する力。
→主として専門教育科目の研究会において、各自の研究テーマを探求し、ディスカッションやフィードバックを通じて自己の研究過程を客観的に評価し、より高次な問題解決に挑む力を養う。卒業試験コースのある専攻においては、それぞれ定める科目において同等の能力を育成する。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・哲学専攻・学士(哲学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、西洋哲学に対する理解を深めながら批判的思考力を養い、論理的表現力を磨くとともに、現代社会の諸問題に対して普遍的かつ自律的な視点から考察できる人材の育成を目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(哲学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):古今の西洋哲学の文献を正確に理解できること。またそのために必要な語学力と批判的思考力を身につけていること。
資質・能力目標(2):口頭発表・ディスカッション・文章表現などにおいて説得力ある議論・論証ができるだけの論理的表現力を身につけていること。
資質・能力目標(3):人間とそれを取り巻く世界、人間が形成してきた知識(諸科学)、信念体系、価値体系について、原理的かつ総合的な反省的考察をおこなうことができること。
資質・能力目標(4):変転めまぐるしい現代社会の只中にあっても、問題に対してつねに原理的かつ批判的な考察を加えようとする合理的で自律的な思考主体・表現主体であると同時に、いかなる問題に直面しても、時流に流されることなく、つねに普遍的な観点に立とうとする行為主体であること。
資質・能力目標(5):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する力。


<卒業論文における審査項目>

卒業論文は次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科哲学専攻(学士:哲学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力目標を養成するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、人文社会科学に加え、自然科学や学際的な分野も包含する多様な科目群を設置する。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目などにおいて、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、専門的な知識や技能を習得する科目群と学際的な科目群を共に履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):古今の西洋哲学の文献を正確に理解できること。またそのために必要な語学力と批判的思考力を身につけていること。
→総合教育科目、必修語学科目において、学士課程での学びの軸となる幅広い見識、学習のための基礎的技能、着実な言語運用能力を身につけ、専門教育科目においてさらなる応用力を養う。

資質・能力目標(2):口頭発表・ディスカッション・文章表現などにおいて説得力ある議論・論証ができるだけの論理的表現力を身につけていること。
→総合教育科目、必修語学科目での学修成果をふまえ、専門教育科目において、哲学にかかわる基礎的な知識を修得し、次第に高度な専門的学識や技能の習得を目指す。

資質・能力目標(3):人間とそれを取り巻く世界、人間が形成してきた知識(諸科学)、信念体系、価値体系について、原理的かつ総合的な反省的考察をおこなうことができること。
→演習にかかわる科目を組み合わせて履修することにより、研究・学習課題を自ら定め、達成する能力を育成する。また、専攻外の専門教育科目等の履修も可能とし、広く人文社会科学領域に関する理解を深める機会を設ける。

資質・能力目標(4):変転めまぐるしい現代社会の只中にあっても、問題に対してつねに原理的かつ批判的な考察を加えようとする合理的で自律的な思考主体・表現主体であると同時に、いかなる問題に直面しても、時流に流されることなく、つねに普遍的な観点に立とうとする行為主体であること。
→主として専門教育科目の研究会および卒業試験において、各自の研究テーマを探求し、ディスカッションやフィードバックを通じて自己の研究過程を客観的に評価し、より高次な問題解決に挑む力を養う。

資質・能力目標(5):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する力。
→卒業論文を執筆するために、「哲学研究会」を必修科目として設置する。学生は自らの関心に従って研究テーマを選択し、所属する研究会の担当教員による指導を受けることができる。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・倫理学専攻・学士(哲学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

倫理学専攻は、慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、古今東西の思想家たちとの対話を通じて人間の生き方を探究し、思想家の精神的創作活動の場としての文化の本質を問い、そして、近現代の自然観や生命観、人間観や社会観を問い直す能力を培うことを目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(哲学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):人間の生き方を探究する視点と方法を確立するために必要とされる、倫理学の主要理論と理論史に関する基本的な知識を習得している。
資質・能力目標(2):倫理学の主要文献を原語で正確に読解するために必要なレベルの外国語(原則として ドイツ語・フランス語・英語)を習得している。
資質・能力目標(3):多様な倫理思想・宗教思想についての理解を深め、人間の根底に迫るとともに、多文化社会における人間の生のあり方を反省する力。
資質・能力目標(4):科学技術の発展や環境破壊、戦争、グローバル化など、現代社会の身近な問題を手がかりにして、近現代の自然観や生命観、人間観や社会観を問い直す力。
資質・能力目標(5):倫理学上重要な理論とそれに関する先端的研究について、一定の知識を有している。
資質・能力目標(6):卒業論文において、人間の生き方や社会のあり方について考察すべき問いを自らの関心に従って選択し、先行研究をふまえながら、それに対する解答を首尾一貫して提示する力。


<卒業論文における審査項目>

学修の最終成果である卒業論文は、次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である
2.先行研究を踏まえている
3.方法が目的に適っている
4.内容が論理的で一貫している
5.形式が学術論文として適切である


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科倫理学専攻(学士:哲学)は「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力目標を養成するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、多様な科目群を設置する。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目などにおいて、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、専門的な知識や技能を習得する科目群と学際的な科目群を共に履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):人間の生き方を探究する視点と方法を確立するために必要とされる、倫理学の主要理論と理論史に関する基本的な知識を習得している。
→倫理学の主要理論と理論史に関する基本的な知識を習得するための科目として、「倫理学概論」「西洋哲学倫理学史」(第2学年履修指定科目)を必修科目として設置する。

資質・能力目標(2):倫理学の主要文献を原語で正確に読解するために必要なレベルの外国語(原則として ドイツ語・フランス語・英語)を習得している。
→倫理学の主要文献を原語で読解するための科目として、「哲学倫理学原典講読(独・仏)」(第 2学年進級条件科目)を必修科目として設置する。より発展的な学習のため、「倫理学洋書講読」を設置する。

資質・能力目標(3):多様な倫理思想・宗教思想についての理解を深め、人間の根底に迫るとともに、多文化社会における人間の生のあり方を反省する力。
→多様な倫理思想・宗教思想の理解を深めるための科目として、「日本倫理思想」、「東洋倫理思想」、「キリスト教概論」、「仏教学概論」(全専攻共通科目)を設置する。

資質・能力目標(4):科学技術の発展や環境破壊、戦争、グローバル化など、現代社会の身近な問題を手がかりにして、近現代の自然観や生命観、人間観や社会観を問い直す力。
→現代社会の身近な問題を手がかりにして近現代の自然観や生命観、人間観や社会観を 問い直すための科目として、「倫理学の課題」を必修科目として設置する。

資質・能力目標(5):倫理学上重要な理論とそれに関する先端的研究について、一定の知識を有している。
→倫理学上重要な諸理論を詳細にわたって理解し、その先端的研究に触れるための科目として、「哲学倫理学特殊」を設置する。

資質・能力目標(6):卒業論文において、人間の生き方や社会のあり方について考察すべき問いを自らの関心に従って選択し、先行研究をふまえながら、それに対する解答を首尾一貫して提示する力。
→卒業論文を執筆するために、「倫理学研究会」(第3学年進級条件科目、 第4学年卒業要件科目)を必修科目として設置する。学生は自らの関心に従って研究テーマを選択し、所属する研究会の担当教員による指導を受けることができる。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。

<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・美学美術史学専攻・学士(美学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、古今東西の美と芸術に関する様々な知識と研究方法を修得しながら、優れたコミュニケーション能力を有し、人間を尊重し、自らと他者を理解することによって多様な価値を認める深い人間性を養う。また、さまざまな分野でリーダーシップを発揮し、社会の各方面に貢献できる人材となることを目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(美学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):美学、芸術学、美術史学、音楽学、アート・マネジメント等、美と芸術に関する各分野の学問に関して、本質的で幅広い知識と教養を身につける。
資質・能力目標(2):芸術の諸分野についての基礎的教養を身につけ、あわせてイメージやパフォーマンス等の非言語的対象を把握し、それを適切に言語化する基本的リテラシーを身につける。
資質・能力目標(3):美学や各芸術分野についての文献講読を通して、基本的な外国語・日本語(古典)の読解力を身につける。
資質・能力目標(4):研究テーマに応じて適切な情報の収集と分析を行い、科学的・論理的に思考し、批判的に考えることができる力。
資質・能力目標(5):各研究会での研究・発表等の活動に積極的に参加し、適確な文章をもって、学問的な評価に耐えうる卒業論文を執筆する力。


<卒業論文における審査項目>

学修の最終成果である卒業論文は次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科美学美術史学専攻(学士:美学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)美学・芸術学、美術史学と音楽学、アート・マネジメントなどの芸術諸分野にわたる多様な科目群を設置することで、美と芸術に関する基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指す。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目、フィールドワーク(美術館、博物館等における見学・調査)などにおいて、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)知的探求と実践力の育成のために、専攻の必修科目とともに、大学設置の専門教育科目を選択科目として履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):美学、芸術学、美術史学、音楽学、アート・マネジメント等、美と芸術に関する各分野の学問に関して、本質的で幅広い知識と教養を身につける。
→美学や芸術学、芸術の諸分野、そしてアート・マネジメントに関する概説と各論等、多様な授業を設置する。

資質・能力目標(2):芸術の諸分野についての基礎的教養を身につけ、あわせてイメージやパフォーマンス等の非言語的対象を把握し、それを適切に言語化する基本的リテラシーを身につける。
→芸術の諸分野に関する概論、概説、各論等に加え、主に第2学年を対象とした「芸術研究基礎」や「美学美術史学演習」において、基礎的な専門用語や概念を理解し、作品記述の方法を身につけることで、非言語的対象を言語化するための基本的リテラシーを養う。

資質・能力目標(3):美学や各芸術分野についての文献講読を通して、基本的な外国語・日本語(古典)の読解力を身につける。
→芸術の諸分野についての十分な学問的アプローチを可能にするため、外国語(英語・第2外国語)・日本語(古典)のリテラシーを身につけることを目的に、「原典講読」を必修科目として履修する。

資質・能力目標(4):研究テーマに応じて適切な情報の収集と分析を行い、科学的・論理的に思考し、批判的に考えることができる力。
→「芸術研究基礎」や「美学美術史学演習」において、基本文献や研究方法、資料の扱い方などを学び、「美学美術史学研究会」におけるディスカッションや研究発表の実践を通じて、情報収集の方法と分析、科学的な思考能力を養う。

資質・能力目標(5):各研究会での研究・発表等の活動に積極的に参加し、適確な文章をもって、学問的な評価に耐えうる卒業論文を執筆する力。
→第3、第4学年の学生は、必ず「美学美術史学研究会」を履修し、同研究会の担当教員の下で研究・発表を行い、第4学年の学生は卒業論文を執筆する。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・日本史学専攻・学士(史学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、歴史学を中心として広く様々な分野に即して学問の方法を学びつつ、特に日本史学の分野において、引き出した歴史情報を分析して新たな史実を実証的に掘り起こし、その成果を論理的に構成して発表する能力を培うことを目標とする。
そのため日本史学もしくはその関連分野の研究を内容とする日本語の卒業論文を執筆し、さらに卒業論文のテーマに関連する領域については包括的な専門知識を有し、その領域の研究に貢献をすることができる能力を培うことを目標とする。
加えて教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(史学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):通時代的な歴史像の把握の下に研究領域全般に関する知識を修得し、古文書などの史料から歴史情報を引き出すための史料批判を行い、史料を読解する力。
資質・能力目標(2):学修の成果として、日本史学もしくはその関連分野の研究を内容とする卒業論文を執筆し、その領域の研究に貢献をすることができる力。
資質・能力目標(3):生のデータの信頼性を確認した上で、それらを分析して論理的妥当性が認められる推論を導き出し、万人の納得を得られるような形でまとめ発表する力。


<卒業論文における審査項目>

学修の最終成果である卒業論文(卒業試験)は次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.史料の取り扱いが適切であり、方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科日本史学専攻(学士:史学)では、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、日本史の全体像を捉え、より深く理解するために「日本史概説」、「日本史特殊」、「日本史史料講読」、「古文書学」、「日本史演習」、「日本史研究会」によって専門的領域を学ぶとともに、「史学概論」、「東洋史学説」、「西洋史概説」、「考古学」、「民族学」から構成される日本史以外の学問領域についても学ぶことができるように、教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)日本史の全体像を捉えるための概説や、個別の時代やテーマに関する理解を深めるための講義科目を設置する。
  • (2)史料にアプローチし、学生が主体的に課題を見出し、その解決を目指すために、幅広く各時代の史料に関する基礎知識を講義することや、専門とする時代の史料を読み解く能力を磨く演習を行い、論文執筆の能力を養うための研究会を実施するなど、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)歴史学の学問体系について学ぶために、「史学概論」や、日本史以外の歴史学の学問的方法を体験するための概説など、広く様々な分野の学問体系に触れるための科目を履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、➂休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):通時代的な歴史像の把握の下に研究領域全般に関する知識を修得し、古文書などの史料から歴史情報を引き出すための史料批判を行い、史料を読解する力。
→日本史の全体像を捉えるための講義科目や、個別の時代やテーマに関する理解を深めるための講義科目を開講する。また、古代~近代の史料読解の基本をレクチャーする科目や、幅広く各時代の史料に関する基礎知識を講義する「古文書学」を必修科目とし、専門とする時代の史料を読み解く能力を磨く演習の機会を設ける。

資質・能力目標(2):学修の成果として、日本史学もしくはその関連分野の研究を内容とする卒業論文を執筆し、その領域の研究に貢献をすることができる力。
→論文執筆の能力を養うために、「日本史研究会」を設置し、自らが主体的に研究した内容を報告し、それに基づく討論を経験することで、その領域の研究に貢献をすることができる力を涵養することを目指す。

資質・能力目標(3):生のデータの信頼性を確認した上で、それらを分析して論理的妥当性が認められる推論を導き出し、万人の納得を得られるような形でまとめ発表する力。
→幅広く各時代の史料に関する基礎知識を講義する「古文書学」や、史料を読み解く「日本史演習」における授業によって培われた能力を活用し、自らが主体的に取り組む研究について発表を行う「日本史研究会」において、データに基づき論理的な推論を発表する能力を育成する。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・東洋史学専攻・学士(史学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、アジア・中東諸地域の歴史や文化、現状に対する内在的かつ客観的な視座、アジア・中東諸地域固有の言語をはじめとする外国語の運用能力、歴史学を中心とする人文社会科学の分野横断的な知見などを備え、それらをもとに多文化間の相互理解の促進に貢献できる人物の養成を目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(史学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):アジア・中東諸地域の立場や価値観を尊重しながら、その歴史や文化、現状に向き合う視座を身につけている。
資質・能力目標(2):アジア・中東諸地域固有の言語に関心を持ち、その運用能力の習得・向上を目指す姿勢を身につけている。
資質・能力目標(3):歴史学に加えて、隣接する人文社会科学の知見や手法もふまえて、アジア・中東諸地域の歴史や文化、現状を実証的かつ学際的な見地から理解する能力を身につけている。
資質・能力目標(4):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する能力を身につけている。


<卒業論文における審査項目>

卒業論文は次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科東洋史学専攻(学士:史学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)アジア・中東諸地域に関する基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、総合教育科目、専門教育科目において、歴史学に加え、学際的な内容を含む多様な科目群を設置する。
  • (2)アジア・中東諸地域の歴史と現状に関して自ら課題を発見し、その解決を目指す能力を身につけるため、主に専門教育科目において、事前学習型授業、プレゼンテーション、グループワーク、対話・議論型授業等、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)アジア・中東諸地域に関する知的探究への動機づけと実践力を育成するため、必修語学科目および専門教育科目において、専門的な知識や技能を習得する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による指導評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):アジア・中東諸地域の立場や価値観を尊重しながら、その歴史や文化、現状に向き合う視座を身につけている。 →主に専門教育科目において、アジア・中東諸地域の歴史や文化、現状に関する基礎的な知識および専門的な学識を修得し、時代により異なるアジア・中東諸地域の立場や価値観を尊重する力を養う。

資質・能力目標(2):アジア・中東諸地域固有の言語に関心を持ち、その運用能力の習得・向上を目指す姿勢を身につけている。
→総合教育科目での学修成果をふまえ、必修語学科目のほか、専門教育科目において、上記の諸言語に対する関心を呼び起こし、その学修への意欲を高めるとともに、運用能力の向上を目指す。

資質・能力目標(3):歴史学に加えて、隣接する人文社会科学の知見や手法もふまえて、アジア・中東諸地域の歴史や文化、現状を実証的かつ学際的な見地から理解する能力を身につけている。
→他の史学系の専門教育科目の履修を求めることに加え、史学系以外の専門教育科目の履修を可能とすることにより、東洋史学以外の歴史学および歴史学以外の人文社会科学に関する知見や手法を修得する機会を設ける。

資質・能力目標(4):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する能力を身につけている。
→専門教育科目での学修成果をふまえ、同じく専門教育科目の「東洋史研究会」において、学生は自らが設定した研究テーマを主体的に追究するとともに、教員や他の学生とのディスカッションなどを通じて当該研究テーマに関する客観的な視点を取り入れながら、新たな展望の提示に挑む力を養う。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・西洋史学専攻・学士(史学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、西洋世界およびそこから強く影響を受けた地域の過去を学ぶことを通して、現代の「国際社会」の多くの側面を構成する価値観を理解するために十分な知識を獲得し、ひいては歴史学を通して現代社会の深層を見つめる知見と能力を得ることを目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(史学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1): 西洋世界およびそこから強く影響を受けた地域の歴史についての包括的な知識を持ち、現代の「国際社会」を構成する多様な価値観を理解する力。
資質・能力目標(2):西洋史学の学術的な専門知識と、史料批判・読解などの歴史学の方法論を身につけたうえで、論理的な思考を行い、専門分野および社会における課題を導く力。
資質・能力目標(3):自ら情報を収集する力、それを学問的に分析するために必要な外国語力と方法論を鍛え、自ら設定した課題に取り組み、効果的なプレゼンテーションを行う力。
資質・能力目標(4):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた学術的な展望を提示する力。


<卒業論文における審査項目>

卒業論文は次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科西洋史専攻(学士:史学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、外国語科目、歴史学の方法論を学ぶ科目、時代・地域を広くカバーする西洋史の概説的・専門的科目群を設置する。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目などにおいて、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、専門的な知識や技能を習得する科目群と学際的な科目群を共に履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):西洋世界およびそこから強く影響を受けた地域の歴史についての包括的な知識を持ち、現代の「国際社会」を構成する多様な価値観を理解する力。
→西洋世界の過去についての概説的な知識を得るために、総合教育科目ならびに「西洋史概説」の履修を通して、その中にある多様性や多重性への理解を深める。また、歴史学が人間の生の全ての面を対象とする学問であることを鑑みて、専攻領域の科目群を軸としつつも、他専攻の専門科目の履修を通じ、各自が興味と関心に合わせて自らの学際空間を設計して学習を進める。

資質・能力目標(2):西洋史学の学術的な専門知識と、史料批判・読解などの歴史学の方法論を身につけたうえで、論理的な思考を行い、専門分野および社会における課題を導く力。
→歴史学の理論と方法論の基礎を学び、歴史学そのものについて考える「史学概論」ならびに特定の時代・地域を個別テーマにもとづき探求する「西洋史特殊」の履修を通じて、高度な専門的学識や技能の習得を目指す。また、「日本史概説」および「東洋史概説」の履修を通して、より広い文脈の中での歴史への理解を深める。

資質・能力目標(3):自ら情報を収集する力、それを学問的に分析するために必要な外国語力と方法論を鍛え、自ら設定した課題に取り組み、効果的なプレゼンテーションを行う力。
→必修語学科目に加え、「原典講読」(英語)と「西洋史演習」(ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ロシア語のいずれか)の履修を通じて、専門的な研究文献を講読する力をつける。また、特定の地域・時代を専門的に研究するゼミナール形式の「西洋史研究会」を履修することで、学問研究の方法を実践的に学び、研究・学習課題を自ら定め、達成する能力を育成する。

資質・能力目標(4):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた学術的な展望を提示する力。
→各自の研究テーマを探求し、ディスカッションやフィードバックを通じて自己の研究過程を客観的に評価し、より高次な問題解決に挑む力を養う。卒業論文の執筆を通じて、専攻で培った専門性や問題を解決する力を発揮し、論理的な思考と緻密な探究にもとづく自らの学術的な成果を表現する力を育成する。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・民族学考古学専攻・学士(史学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、民族学、考古学及び関連諸分野に関わる研究史、理論、分析方法を学び、具体的な研究に取り組むことにより、諸事象及び諸問題について歴史を軸とした幅広い視点から実証的に探求し、論理的に理解できる能力を培うことを目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(史学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):民族学や考古学あるいはそれらの関連分野の研究において必要となる研究史と理論に関する基礎的知識。
資質・能力目標(2):個別のフィールドにおいて具体的な研究を実施するために必要な、調査、分析、コミュニケーションの能力。
資質・能力目標(3):研究の成果を、研究発表として効果的にプレゼンテーションし、合わせて学術論文(卒業論文)として論理的にまとめる能力。
資質・能力目標(4):上記(1)~(3)のために必要な語学能力。
資質・能力目標(5):大学卒業後のより高度な専門研究あるいは実社会の生活において、能動的に問題を発見し分析・解決する実践的能力。


<卒業論文における審査項目>

卒業論文は次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.フィールドワークも含めて、その研究方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科民族学考古学専攻(学士:史学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、民族学、考古学、関連諸分野に関わる多様な科目群を設置する。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目、実習科目、フィールドワークなどにおいて、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、専門的な知識や技能を習得する科目群と学際的な科目群を共に履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

民族学考古学専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):民族学、考古学、あるいは関連分野の研究において必要となる研究史と理論についての基礎的知識。
→民族学、考古学、関連分野の基礎的知識を習得するための概論科目「考古学Ⅰ・Ⅱ」「民族学Ⅰ・Ⅱ」「人類学概論Ⅰ・Ⅱ」「博物館学概論Ⅰ」を設置する。また、民族学、考古学、関連分野の具体的な研究成果とその方法を学び、併せて学際的視野の習得を目指す、より専門性の高い科目群(「民族学考古学特殊」)を設置する。

資質・能力目標(2):個別のフィールドにおいて具体的な研究を実施するために必要な、調査、分析、コミュニケーションの能力。
→フィールドでの調査方法、一次資料の分析方法を学び、調査に必要なコミュニケーション能力を高めるため、各種実習科目群(「民族学考古学研究法」・「博物館学実習」)を設置する。また、フィールドにおけるより具体的な調査分析方法については、個別指導を行う演習科目群(「民族学考古学研究会」)において指導する。加えて、教員によって組織される国内外の野外調査等への参加も推奨する。

資質・能力目標(3):研究の成果を、研究発表として効果的にプレゼンテーションし、合わせて学術論文として論理的にまとめる能力。
→プレゼンテーションとディスカッションによる問題解決を通し、論理的思考力と構成力、プレゼンテーション能力を養成するとともに、研究成果を卒業論文としてまとめることを目指す、個別指導演習科目群(「民族学考古学研究会」)を設置する。なお、プレゼンテーション能力を高めるための指導は、実習科目(「民族学考古学研究法」)でも行う。

資質・能力目標(4):上記(1)~(3)のために必要な語学能力。
→欧文文献の講読を通して、民族学、考古学及び関連分野の理論と方法を学ぶ語学科目(「原典講読」)を設置する。

資質・能力目標(5):大学卒業後のより高度な専門研究あるいは実社会の生活において、能動的に問題を発見し分析・解決する実践的能力。
→専攻の専門教育のカリキュラム全体での学び、及び卒業論文の執筆を通してこの資質・能力を高めることを目指している。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・国文学専攻・学士(文学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、国文学・日本語学にかかわる諸領域を対象として、広い視野から着実に文学・言語を理解し、得られた深い知見に基づき、文化の構築や社会の発展に資するための表現力及び論理的構成力を培うことを目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(文学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):国文学および日本語学、漢文学を中心に、学芸、習俗など広く日本文化の歴史と現在について専門知識を有し、厳密な研究方法を身につける。
資質・能力目標(2):自らの問題意識に基づいてテーマを設定し、独力でデータ・資料を収集し、オリジナルな分析・考察を行って課題を解決し、その成果を論理的・説得的に構成して自分のことばで発表できる。
資質・能力目標(3):国文学・日本語学・日本文化を専門的に学び深く理解することを通して、それらと対照して異文化についても広く深く理解する視野をもつとともに、固定観念や偏見にとらわれず国文学・日本語・日本文化をも相対化してとらえることができる。
資質・能力目標(4):大学で獲た知識や研究技法を基礎にして、生涯、学習を継続する姿勢をもつとともに、それらの知識・技法を、社会に出てから直面する多様な問題・課題を解決するために応用できる能力をもつ。
資質・能力目標(5):学修の最終成果である卒業論文を独力で執筆できる。


<卒業論文における審査項目>

卒業論文は次の審査項目を満たすことが求められる。
1.テーマ・問題意識が明確でかつ独自性がある。
2.先行研究を踏まえている。
3.データ・資料を適切に読解・分析している。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科国文学専攻(学士:文学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力目標を養成するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、人文社会科学に加え、自然科学や学際的な分野も包含する多様な科目群を設置する。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目、調査、フィールドワークなどにおいて、学生が主体となる能動的な授業を実施する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、専門的な知識や技能を習得する科目群と学際的な科目群を共に履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):国文学および日本語学、漢文学を中心に、学芸、習俗など広く日本文化の歴史と現在について専門知識を有し、厳密な研究方法を身につける。
→総合教育科目、必修語学科目において、学士課程での学びの軸となる幅広い見識、学習のための基礎的技能、着実な言語運用能力を身につけ、専門教育科目において国文学・日本語学などについて、深い学びを可能にするための総合的学識・技術の獲得を目指す。

資質・能力目標(2):自らの問題意識に基づいてテーマを設定し、独力でデータ・資料を収集し、オリジナルな分析・考察を行って課題を解決し、その成果を論理的・説得的に構成して自分のことばで発表できる。
→総合教育科目、必修語学科目での学修成果をふまえ、専門教育科目において、国文学・日本語学に関する基礎的な知識を修得し、次第に高度な専門的学識や技能の習得を目指す。

資質・能力目標(3):国文学・日本語学・日本文化を専門的に学び深く理解することを通して、それらと対照して異文化についても広く深く理解する視野をもつとともに、固定観念や偏見にとらわれず国文学・日本語・日本文化をも相対化してとらえることができる。
→専門教育科目において、国文学・日本語学に関わる幅広い知識を身につけるとともに、専攻外の専門教育科目等の履修も可能とし、広く人文社会科学領域に関する理解を深める機会を設ける。

資質・能力目標(4):大学で獲た知識や研究技法を基礎にして、生涯、学習を継続する姿勢をもつとともに、それらの知識・技法を、社会に出てから直面する多様な問題・課題を解決するために応用できる能力をもつ。
→専門教育科目において、国文学・日本語学領域における最新の研究成果を知り、その知見・技術と現代社会との結びつきについて理解を深める機会を設ける。

資質・能力目標(5):学修の最終成果である卒業論文を独力で執筆できる。
→専門教育科目の研究会を中心に、言葉や文学についての議論や分析を基礎として各自の研究テーマを探求し、ディスカッションやフィードバックを通じて自己の研究過程を客観的に評価し、より高次な問題解決に挑む力を養う。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・中国文学専攻・学士(文学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、中国文化圏における「文(ことば)」にかかわる広大な領域を対象として、創立者福澤諭吉の「実学の精神」に基づき、実証的に真理を解明し問題を解決してゆく科学的な姿勢と知識および能力を培うことを目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(文学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):中国文化圏を中心とする多様な文化や地域につながる幅広い教養を持ち、それを日本語や中国語を中心とする外国語で適切に説明し、コミュニケーションを行う力。
資質・能力目標(2):中国文学・中国語学を中心とする人文社会科学の学術的な知識と、情報収集能力を身につけたうえで、論理的な思考を行い、効果的なプレゼンテーションを行う力。
資質・能力目標(3):社会の中で中国文学・中国語学を中心とした人文社会科学を学ぶことの意義を自覚し、自ら設定した目標の達成や社会問題の解決を、ふさわしい方法で行う力。
資質・能力目標(4):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、中国文学・中国語学を中心とする専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する力。


<卒業論文における審査項目>

卒業論文(卒業試験)は次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科中国文学専攻(学士:文学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力目標を養成するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、人文社会科学に加え、自然科学や学際的な分野も包含する多様な科目群を設置する。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目などにおいて、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、専門的な知識や技能を習得する科目群と学際的な科目群を共に履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):中国語圏を主とする多様な文化や地域につながる幅広い教養を持ち、それを日本語や外国語で適切に説明し、コミュニケーションを行う力。
→総合教育科目、必修語学科目において、学士課程での学びの軸となる幅広い見識、学習のための基礎的技能、着実な言語運用能力を身につけ、専門教育科目においてさらなる応用力を養う。

資質・能力目標(2):人文社会科学の学術的な知識と、情報収集能力を身につけたうえで、論理的に思考し、効果的なプレゼンテーションを行う力。
→総合教育科目、必修語学科目での学修成果をふまえ、専門教育科目において、主に中国語文化圏にかかわる言語・文学等を中心とした基礎的な知識を修得し、次第に高度な専門的学識や技能の習得を目指す。

資質・能力目標(3):社会の中で人文社会科学を学ぶことの意義を自覚し、自ら設定した目標の達成や社会問題の解決を、ふさわしい方法で行う力。
→演習にかかわる科目を組み合わせて履修することにより、研究・学習課題を自ら定め、達成する能力を育成する。また、専攻外の専門教育科目等の履修も可能とし、広く人文社会科学領域に関する理解を深める機会を設ける。

資質・能力目標(4):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する力。
→主として専門教育科目の研究会において、各自の研究テーマを探求し、ディスカッションやフィードバックを通じて自己の研究過程を客観的に評価し、より高次な問題解決に挑む力を養う。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・英米文学専攻・学士(文学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、英語学、英文学、米文学の分野の学修と研究を通じて、英語、英米文学の専門的な知識と研究方法を身につけ、専門分野の教養を活かして社会に貢献する人材を育成することを目的とする。加えて、教育課程において定める要件を満たした学生に対し、学士(文学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):日本語ならびに外国語(英語)を使用して正確な読解と適切な調査にもとづいた論理的な思考を展開し、他者と生産的な議論を行う力。
資質・能力目標(2):外国語(英語)を使用して生産的な発信を行う力。
資質・能力目標(3):英語という言語それ自体に対する関心・理解を深め、過去から現在に至る英語を使用した文化の特徴・歴史に関する知識を応用する力。
資質・能力目標(4):英語を通じて異文化の他者と交流を持ち、共通の問題を解決していくための議論や実践をする基礎的な力。


<卒業論文における審査項目>

卒業論文(卒業試験)は次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科英米文学専攻(学士:文学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力目標を養成するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)英語学、言語学、イギリス・アメリカ文学の基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、人文社会科学に加え、自然科学や学際的な分野も包含する多様な科目群を設置する。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目、実験、フィールドワークなどにおいて、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、専門的な知識や技能を習得する科目群と学際的な科目群を共に履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):日本語ならびに外国語(英語)を使用して正確な読解と適切な調査にもとづいた論理的な思考を展開し、他者と生産的な議論を行う力。
→総合教育科目、必修語学科目、専門教育科目において、学士課程での学びの軸となる幅広い見識、学習のための基礎的技能、着実な言語運用能力を身につけ、専門教育科目においてさらなる応用力を養う。

資質・能力目標(2):外国語(英語)を使用して生産的な発信を行う力。
→総合教育科目、必修語学科目での学修成果をふまえ、専門教育科目において、英米文学専攻にかかわる基礎的な知識を修得し、次第に高度な専門的学識や技能の習得を目指す。

資質・能力目標(3):英語という言語それ自体に対する関心・理解を深め、過去から現在に至る英語を使用した文化の特徴・歴史に関する知識を応用する力。
→演習やフィールドワークなどにかかわる科目を組み合わせて履修することにより、研究・学習課題を自ら定め、達成する能力を育成する。また、専攻外の専門教育科目等の履修も可能とし、広く人文社会科学領域に関する理解を深める機会を設ける。

資質・能力目標(4):英語を通じて異文化の他者と交流を持ち、共通の問題を解決していくための議論や実践をする基礎的な力。
→主として専門教育科目の研究会において、各自の研究テーマを探求し、ディスカッションやフィードバックを通じて自己の研究過程を客観的に評価し、より高次な問題解決に挑む。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。


人文社会学科・独文学専攻・学士(文学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提とし、高度で実践的なドイツ語運用能力の習得を前提に、ドイツ語・ドイツ語文学を中心とする広大で多彩なドイツ語圏諸文化現象の探究を通じて、流動化する国際社会においてよりよく生きるための教養と学識、倫理的判断力と実践的能力を培うことを目標とする。加えて、教育課程において定める要件を満たした学生に対し、学士(文学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):文法構造の理解と基本的な語彙の習得を基盤に、四技能(読み、書き、聴き、話す)のバランスがとれたドイツ語運用能力を身につけ、これを通じてドイツ語母語話者との活発な異文化コミュニケーションを実践する力。
資質・能力目標(2):ドイツ語および日本語による関連文献を通じて、ドイツ語学・文学研究ならびにドイツ語圏の文化現象全般に関する総合的知識を獲得し、この知識を基盤に当該領域に関する問題を発見・設定する力。
資質・能力目標(3):ドイツ語固有の論理構造およびドイツ語文化圏の歴史的、文化的特性を理解することによって、日本語および日本文化を相対化する視点を獲得し、自文化に関する反省的思考を深め、これを通じて得られた異文化リテラシーを生かし、社会人として国際社会に貢献する力。
資質・能力目標(4):明確な問題意識を持ち、自ら発見・設定した問題の解決に至る思考の過程を、先行研究を踏まえて日本語またはドイツ語で論理的に記述した卒業論文を作成する力。


<卒業論文における審査項目>

学修の最終成果である卒業論文(卒業試験)は、次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科独文学専攻(学士:文学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、第2学年においては専門研究の基礎力を培う専門教育科目、第3・第4学年においては学生個々の関心領域に応じた学修が可能となるよう多様な専門教育科目を、必修科目、選択必修科目、選択科目の3種に分類して設置し、これらから構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)独文学専攻の専門教育課程においては、文学部共通語学カリキュラムを通じて獲得された技能をさらに発展させ、より高度な言語運用能力を養成するため、第2学年以降、「読解」、「文章作成」、「聴解・口頭表現」にそれぞれ重点を置いた科目群をレベル別に多数設置する。すべて少人数による演習形式の授業であり、かつドイツ語母語話者の担当率も高くする。これらの科目を段階的に継続して学修することにより、言語運用の四技能がバランス良く修得できるよう配慮する。
  • (2)ドイツ語学、ドイツ文学、ドイツ文化学の領域に関しても、3年間の専門教育課程を通じ、段階的に専門的知識を深めることができるようカリキュラム設計を行う。
  • (3)専門教育課程における学修の成果を卒業論文の形で結実させるため、第3学年・第4学年にゼミナールを設置する。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):文法構造の理解と基本的な語彙の習得を基盤に、四技能(読み、書き、聴き、話す)のバランスがとれたドイツ語運用能力を身につけ、これを通じてドイツ語母語話者との活発な異文化コミュニケーションを実践する力。
→ 総合教育課程に設置の必修外国語科目「ドイツ語I・II」(第1学年)、「ドイツ語III・IV」(第2学年)を通じて育成された基礎的運用能力に加え、独文学専攻では、読解能力に重点を置いた「テクスト研究中級I・II」、「テクスト研究上級III・IV」、文章作成能力に重点を置いた「ドイツ語作文初級I・II」、「ドイツ語作文中級I・II」、「聴き・話す」インターアクションに重点を置いた「コミュニケーション・ドイツ語中級I~IV」、「コミュニケーション・ドイツ語上級I~IV」(ドイツ語母語話者が授業担当)を設置し、定められたカリキュラムに沿って学修を進めることで四技能のバランスがとれたドイツ語運用能力と、異文化コミュニケーション能力が着実に体得できるよう配慮する。

資質・能力目標(2):ドイツ語および日本語による関連文献を通じて、ドイツ語学・文学研究ならびにドイツ語圏の文化現象全般に関する総合的知識を獲得し、この知識を基盤に当該領域に関する問題を発見・設定する力。
→ 第2学年においては、文学史の概括的知識(「ドイツ文学史I・II」)や文学テクスト読解のストラテジー(「テクスト研究中級I・II」)、ドイツ語学・文学・文化研究のアカデミック・リテラシー(「ドイツ研究の技法I・II」)等を修得する科目群を配置し、第3学年・第4学年においては、ドイツ言語学(「ドイツ語学研究I・II」「ドイツ語学演習I・II」)、中世ドイツ文学・文化(「中世ドイツの言語と文化I・II」)、近代・現代ドイツ文学(「テクスト研究上級I・II」)近代・現代ドイツ文化(「ドイツ文化研究I・II」「ドイツ文化史I・II」「近代ドイツ研究Ⅰ・Ⅱ」)、近代・現代ドイツ思想(「ドイツ思想研究I・II」)、ドイツ演劇学・メディア学(「演劇・メディア研究I・II」)、現代ドイツ事情(「現代ドイツ研究I・II」)等に関する多彩な科目群を、講義形式・演習形式共に多数設置し、学生が個々の関心ないし問題意識に応じて学修を設計できるよう配慮する。また、これら専門の講義科目・演習科目の一部をドイツ語母語話者である専任教員・有期教員・非常勤教員の担当とすることで、ドイツ語によるプレゼンテーションや議論の実践的学修を可能とし、ドイツ語圏の大学への留学を希望する学生にとって格好の訓練の場とする。

資質・能力目標(3):ドイツ語固有の論理構造およびドイツ語文化圏の歴史的、文化的特性を理解することによって、日本語および日本文化を相対化する視点を獲得し、自文化に関する反省的思考を深め、これを通じて得られた異文化リテラシーを生かし、社会人として国際社会に貢献する力。
→ ドイツ言語学分野の科目群(「ドイツ語学研究I・II」「ドイツ語学演習I・II」)は言語コミュニケーションの媒体としてのドイツ語を多様な視点から客体化しつつ探究することによって、同時に日本語および日本文化を相対化する視座を与える。また、日本人教員・ドイツ人教員によって提供される上記の多彩な専門教育科目は、それぞれに二つの言語文化圏について不断の反省的思考を刺戟し促進する。加えて異なる環境を通じて高度な異文化リテラシーを身につけるために、慶應義塾大学国際センターによって提供される留学プログラム、さらには学内外の各種留学制度などを活用した海外の大学への短期留学または1年間の留学を推奨する。海外の大学への正規留学によって取得した単位を、単位数を限って卒業要件に含めることを認める。こうして育まれた異文化リテラシーは、流動化がますます顕著になる今日の国際社会において、独文学専攻卒業生が確固たる立脚点と柔軟な思考を兼ね備えた社会人として活躍するための前提を形成するものと期待される。

資質・能力目標(4):明確な問題意識を持ち、自ら発見・設定した問題の解決に至る思考の過程を、先行研究を踏まえて日本語またはドイツ語で論理的に記述した卒業論文を作成する力。
→ 学生は第2・第3・第4学年と学修を進めるに従って、ドイツ語圏文学・語学・文化についての幅広い基礎知識およびドイツ語圏研究の作法を基盤に、上記の専門教育科目群からそれぞれの関心に応じた領域の科目を主体的に選び、重点的かつ批判的に学修する。そして最終的には自ら問題を設定してこれを深く追究し、その成果を卒業論文にまとめあげる。卒業論文の作成に当たっては、「ドイツ語学文学ゼミナールI~XVI」を第3・第4学年の4学期に亘って履修する。第3学年においては複数教員の「ゼミナール」を履修し、問題の設定から解決に至る流儀や方法に複数の視点があることを学ぶと同時に、自分の取り組むべき問題設定を行う。第4学年においては第3学年で履修した「ゼミナール」のなかから、卒業論文指導教員担当の「ゼミナール」を選んで履修し、当該教員との活発な議論を通じて、設定した問題の論理的展開・学問的検証を実践し、3年間の独文学専攻専門教育課程における学修の総決算としての卒業論文を完成させる。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・仏文学専攻・学士(文学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、フランスとフランス語圏の言語、文学、思想、文化、歴史を中心とする広大な領域を対象とし、高度で実践的なフランス語運用能力の習得と、多様化する国際社会で求められる教養の獲得を目標とする。加えて、教育課程において定める要件を満たした学生に対し、学士(文学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):仏文学専攻での学びを通して、日本の文化を相対的視点から捉え直すとともに、フランス語圏の文化のみならず、広く異文化に対して関心と理解を示す社会人となり、多様化する国際社会に貢献する力。
資質・能力目標(2): フランス語の4技能(読む、書く、聞く、話す)をカヴァーする総合的な語学力を獲得し、フランス語で発信されるさまざまな情報を正確に理解するとともに、フランス語話者と円滑なコミュニケーションを行う力。
資質・能力目標(3):日本語およびフランス語の文献の読解、分析を通して、フランス語圏の言語、文学、思想、文化、歴史に関する総合的な知識を習得し、それをもとに日本語あるいはフランス語で自分の考えを論理的かつ効率的に説明する力。
資質・能力目標(4):自ら関心を持つテーマを設定し、関連する先行研究を批判的に検証しながら、独自の視点で考察を掘り下げた卒業論文を執筆する力。


<卒業論文における審査項目>

学修の最終成果である卒業論文は次の審査項目を満たすものとする。
1. テーマ・問題意識が明確である。
2. 先行研究を踏まえている。
3. 方法が目的に適っている。
4. 内容が論理的で一貫している。
5. 形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科仏文学専攻(学士:文学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)必修科目では、主に2年生を対象とする基礎コースと、主に3・4年生を対象とする専門コースを設置する。それぞれのコースは、講義科目と演習科目から構成される。
  • (2)基礎コースでは、総合的なフランス語力を養成すると同時に、フランス語圏の言語、文学、思想、文化、歴史にかかわる広範な知識を伝える。専門コースでは、フランス語の堅実な実践力を高めつつ、時代的にも主題的にも多岐にわたる科目によって、より専門的な知見、思考法、発表技術を教授する。
  • (3)講義科目では、特定の主題について論じながら、学際的な、他に開かれた視点も提供して、知的探求心を刺激する。演習科目では、学生個々に積極的な参加を促し、それぞれの段階を踏んで分析力や文章力を研磨するよう指導する。
  • (4)演習科目のなかでもフランス語フランス文学研究会を、学生が基礎コース、専門コース、講義科目、演習科目での学修を応用して、独自の課題を発見し、それについて説得力のある卒業論文をまとめる、集大成の場として位置づける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1)仏文学専攻での学びを通して、日本の文化を相対的視点から捉え直すとともに、フランス語圏の文化のみならず、広く異文化に対して関心と理解を示す社会人となり、多様化する国際社会に貢献する力。
→主に講義科目において、フランス語圏の言語、文学、思想、文化、歴史への造詣を深めながら、それに隣接する他の文化圏や、翻って日本文化へも目を開かせ、世界の複雑な成り立ちを啓発する。

資質・能力目標(2)フランス語の4技能(読む、書く、聞く、話す)をカヴァーする総合的な語学力を獲得し、フランス語で発信されるさまざまな情報を正確に理解するとともに、フランス語話者と円滑なコミュニケーションを行う力。
→中級から上級にいたる異なるレベルの語学科目を揃え、徹底した少人数授業によって、きめ細かな習得度把握に基づく指導を行い、また、そのようなフランス語学修の総仕上げとして海外留学を推奨し、補助する。

資質・能力目標(3)日本語およびフランス語の文献の読解・分析を通して、フランス語圏の言語、文学、思想、文化、歴史に関する総合的な知識を習得し、それをもとに日本語あるいはフランス語で自分の考えを論理的かつ効率的に説明する力。
→主に演習科目において、多様な形式と内容の文献を対象として、精緻に読み込み、そこから独自の主張を導き出し、その主張を口頭あるいは文章で説得力をもって訴える、という一連の作業を課して、個々の自発的な取り組みを督励する。

資質・能力目標(4)自ら関心を持つテーマを設定し、関連する先行研究を批判的に検証しながら、独自の視点で考察を掘り下げた卒業論文を執筆する力。
→フランス語フランス文学研究会において、指導教員が各自の特性、長所、短所に適切に対応し、それとともに、全員がたがいの研究を評価し、批判し合える環境を醸成して、個の切磋と全体での協働を、独自性と普遍性を備えた卒業論文に結実させる。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・図書館・情報学専攻・学士(図書館・情報学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、個人や機関、団体などにより生産され記録された経験や情報、知識について、その流通・組織化・提供・利用・保存・制度など諸側面の基礎的な知識の学修を通じて、情報という観点から問題を発見し自ら解決できる資質の形成と総合的な能力の開発により、社会のさまざまな場面で幅広く活躍できる人材を育成することを目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(図書館・情報学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):特定テーマから広範な分野にいたるまで文献と情報を検索、収集、分析する能力。
資質・能力目標(2):コンピュータをはじめ情報機器・情報メディアを活用する情報処理能力。
資質・能力目標(3):図書館司書としての基礎的資質と情報専門職としての基盤形成。
資質・能力目標(4):日本語と英語による専門文献の読解能力。
資質・能力目標(5):効果的なプレゼンテーション能力および論理的な文章表現能力。
資質・能力目標(6):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する力。


<卒業論文における審査項目>

卒業論文は以下の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科図書館・情報学専攻(学士:図書館・情報学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、人文社会科学に加え、自然科学や学際的な分野も包含する多様な科目群を設置する。また、図書館・情報学専攻以外が設置する専門教育科目の履修を通して、幅広い視野と知識の習得を図る。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目、インターンシップ科目などにおいて、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、専門的な知識や技能を習得する科目群と学際的な科目群を共に履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):特定テーマから広範な分野にいたるまで文献と情報を検索、収集、分析する能力。
→総合教育科目、必修語学科目において、学士課程での学びの軸となる幅広い見識、学習のための基礎的技能を身につけたうえで、専門教育科目において図書館・情報学にかかわる文献と情報を検索、収集、分析する基礎的な技能から、次第に高度な専門的学識や技能の習得を目指す。

資質・能力目標(2):コンピュータをはじめ情報機器・情報メディアを活用する情報処理能力。
→専門教育科目において、情報処理、情報管理などの諸活動および情報サービスに必要不可欠な情報検索と情報組織化の基本的な考え方と技術について、講義と演習を通して学修する。また、情報メディアの社会的制度、技術特性、人間の認知と行動を踏まえながら、情報メディアが社会で果たす役割について学修する。

資質・能力目標(3):図書館司書としての基礎的資質と情報専門職としての基盤形成。
→専門教育科目において、図書館や情報提供機関のサービスと運営を中心に、図書館司書等に必要とされる、社会において知識と情報を活用するための仕組みについて、講義と演習を通して学修する。

資質・能力目標(4):日本語と英語による専門文献の読解能力。
→必修語学科目での学修成果を踏まえ、専攻設置の専門教育科目において、図書館・情報学にかかわる日本語と英語による専門的な文献を読解する能力を講義および演習を通して育成する。

資質・能力目標(5):効果的なプレゼンテーション能力および論理的な文章表現能力。
→総合教育科目、必修語学科目での学習成果を踏まえ、専門教育科目、特に研究会において、所属する各専攻にかかわる基礎的な知識を修得し、次第に高度な専門的学識や技能の習得を目指す。

資質・能力目標(6):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する力。
→第3学年から第4学年にかけて全員が専門教育科目の研究会に所属する。研究会の担当教員の指導のもと、課題設定から課題解決、さらに成果のまとめや報告までを含めた卒業研究を課す。卒業研究は、中間発表や最終発表を含めて、複数教員による審査および審査項目の標準化などの指導体制のもとで実施することにより、総合的な能力の育成を図る。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・社会学専攻・学士(人間関係学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、社会学および社会心理学、文化人類学の知識と方法ならびに問題意識を融合的に活用し、自立した市民および職業人として個人と社会のために協働できる人材の育成を目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(人間関係学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):社会学、社会心理学、文化人類学における主要な学説についての基礎的な理解を持ち、日本語や外国語で適切に説明し、コミュニケーションを行う力。
資質・能力目標(2):社会学、社会心理学、文化人類学のそれぞれの視点から、さらにはそれらを融合した視点から、人間、社会、文化にかかわる諸事象を捉え、分析し、説明する学問的成果についての理解を持ち、それを社会問題の解決に応用する力。
資質・能力目標(3):質的・量的社会調査の方法を理解し、複数の方法を用いて資料の収集・整理・分析・解釈を行い、その内容について効果的なプレゼンテーションを行う力。
資質・能力目標(4):以上のような知識に加え、卒業論文コースの学生は、人間、社会、文化にかかわる諸事象の様々な側面を探求し、その探求の過程と結果について適切に表現する力、卒業試験コースの学生は、社会学、社会心理学、文化人類学の学問的成果について、定められた一定基準以上の知識を身につけ、それを活用する力。


<卒業論文における審査項目>

卒業論文(卒業試験)は次の審査項目を満たすものとする。
卒業論文コース
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。
卒業試験コース
1.社会学、社会心理学、文化人類学の学問的成果について、定められた一定基準以上の知識および活用能力を身につけている。
2.与えられたテーマに関して、社会学、社会心理学、文化人類学の知識をもとに、論理的に表現できる。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科社会学専攻(学士:人間関係学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力目標を養成するために、必修科目と選択科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、社会学、社会心理学、文化人類学の概論科目に加え、より専門的な各論科目や多様な特殊科目を設置する。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、学説および理論を学べる科目に加え、主要な社会調査法を身につける科目を置き、調査やフィールドワークなどにおいて、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、学生一人ひとりの問題意識や関心を対話的に支援し、学修した知識を自ら応用し、新しい知見を見出すことができる多彩な演習科目を設置する。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):社会学、社会心理学、文化人類学における主要な学説についての基礎的な理解を持ち、日本語や外国語で適切に説明し、コミュニケーションを行う力。
→総合教育科目、必修語学科目で身につけた学習の基礎的技能、言語運用能力をふまえ、必修科目において、社会学、社会心理学、文化人類学における主要な学説についての基礎的な知識を着実に身につけるための科目を置き、より専門的な学習を行うための基盤を形成する。

資質・能力目標(2):社会学、社会心理学、文化人類学のそれぞれの視点から、さらにはそれらを融合した視点から、人間、社会、文化にかかわる諸事象を捉え、分析し、説明する学問的成果についての理解を持ち、それを社会問題の解決に応用する力。
→必修科目での学修成果をふまえ、選択必修科目、選択科目において、人間、社会、文化の諸事象に関する社会学、社会心理学、文化人類学からの学問的成果を修得するための幅広い科目を置き、3つの学問に対する個別的学習のみならず、2つ以上の学問分野の融合的な理解を導き、社会問題への多角的な応用力を養う。

資質・能力目標(3):質的・量的社会調査の方法を理解し、複数の方法を用いて資料の収集・整理・分析・解釈を行い、その内容について効果的なプレゼンテーションを行う力。
→必修科目において、人間、社会、文化の諸事象に関する様々な資料を収集・整理・分析・解釈するための妥当で信頼できる方法および技法を学び、演習できる科目を置き、自ら立てた問いを実証的に探求し、プレゼンテーションする機会を設ける。

資質・能力目標(4):以上のような知識に加え、卒業論文コースの学生は、人間、社会、文化にかかわる諸事象の様々な側面を探求し、その探求の過程と結果について適切に表現する力、卒業試験コースの学生は、社会学、社会心理学、文化人類学の学問的成果について、定められた一定基準以上の知識を身につけ、それを活用する力。
→卒業論文コースとして、3年次と4年次においては、より限定的な領域における具体的な問題をめぐり、対話的、実習的、実践的に学習できる演習科目を置き、卒業論文の作成を支援していく。また、卒業試験コースの学生に対しては、4年次において、特定の専門領域を自覚的に選び、それを自らの専門として主張できるよう、一定基準以上の知識および活用能力を担保できる履修指導を行っていく。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・心理学専攻・学士(人間関係学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、心や行動を科学的に捉え、社会における人々の行動や反応を客観的に把握し、その背後にある原因や機構を深く理解することのできる人材の育成を目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(人間関係学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):科学的視点による心や行動の捉え方、さまざまな現象の数値化、データ解析方法などの基礎を身につける。
資質・能力目標(2):実験心理学に関する諸分野における専門的な基礎知識を身に付けるとともに、それらの実践・臨床応用的な視点を学ぶために、実験心理学以外の心理学関連科目の履修を通して、心をより俯瞰的な視野から捉えるスキルを修得する。
資質・能力目標(3):グローバルな人材育成を目指し、国際的なジャーナルに掲載される論文を読み込む能力や、そこで必要とされる高い思考力を身につける。
資質・能力目標(4):研究会や発表会におけるディスカッションを通して高いレベルのプレゼンテーション能力を身につける。
資質・能力目標(5):卒業論文の作成を通して、社会において役立つ、計画を立案し管理、実行する方法を学び、文章表現力や構成力を修得する。


<卒業論文における審査項目>

卒業論文は次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。
教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科心理学専攻(学士:人間関係学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、アクティブラーニングやPBLなどの教育法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得を目指し、人文社会科学に加え、自然科学や学際的な分野も包含する多様な科目群を設置する。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目、実験科目などにおいて、学生が主体となる能動的な授業を拡充する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、専門的な知識や技能を習得する科目群と学際的な科目群を共に履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):科学的視点による心や行動の捉え方、さまざまな現象の数値化、データ解析方法などの基礎を身につける。
→データ解析能力や実験技法の基礎を学ぶ専門教育科目を組み合わせて履修することにより、研究・学習課題を自ら定め、達成する能力を育成する。

資質・能力目標(2):実験心理学に関する諸分野における専門的な基礎知識を身に付けるとともに、それらの実践・臨床応用的な視点を学ぶために、実験心理学以外の心理学関連科目の履修を通して、心をより俯瞰的な視野から捉えるスキルを修得する。
→心理学に関する専門教育科目を組み合わせて履修することにより、心理学の基礎および応用的な視点を育む。また、心理学専攻外の専門教育科目等の履修も可能とし、広く人文社会科学領域に関する理解を深める機会を設ける。

資質・能力目標(3):グローバルな人材育成を目指し、国際的なジャーナルに掲載される論文を読み込む能力や、そこで必要とされる高い思考力を身につける。
→総合教育科目、必修語学科目において、学士課程での学びの軸となる幅広い見識、学習のための基礎的技能、着実な言語運用能力を身につけ、専門教育科目においてさらなる応用力を養う。

資質・能力目標(4):研究会や発表会におけるディスカッションを通して高いレベルのプレゼンテーション能力を身につける。
→主として専門教育科目の研究会において、各自の研究テーマを探求し、ディスカッションやフィードバックを通じて自己の研究課程を客観的に評価し、より高次な問題解決に挑む力を養う。

資質・能力目標(5):卒業論文の作成を通して、社会において役立つ、計画を立案し管理、実行する方法を学び、文章表現力や構成力を修得する。
→専門教育科目の研究会や担当指導教員による指導を通じて、各自の卒業研究を立案・管理・実行する方法を学び、卒業論文にかかるディスカッションやフィードバックを通じて文章表現力や構成力を養う。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・教育学専攻・学士(人間関係学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、「教育」という視座から人間と社会の諸問題を学問的に探究することのできる人物の育成を目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(人間関係学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):教育に関する諸問題を多角的に探究するための基礎教養として、人文科学・社会科学・自然科学に関する基本的知識と、海外の様々な学問的知見に学ぶために必要な語学力を身につけている。
資質・能力目標(2):教育学の基礎に関する概括的知識とともに、教育学の主軸分野である教育哲学、教育史学、比較教育学、教育心理学に関する基本的知識を獲得している。
資質・能力目標(3):教育に関する諸問題を学問的に探究するための方法論(哲学や歴史学から自然科学の方法論に至る多彩なアプローチ)の基礎を身につけている。
資質・能力目標(4):研究会での共同研究や各自の卒業論文研究などを通して、「教育」という視座から考察すべき学問的問いを自らの関心に即して設定し、人間と社会の様々な問題の探究や解明を試みている。
資質・能力目標(5):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する力を身につけている。


<卒業論文における審査項目>

学修の最終成果である卒業論文は次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確であり、教育学上重要な問題について批判的に検討している。
2.教育学上重要な主要理論、研究遂行に不可欠な先行研究を踏まえている。
3.卒業論文の研究方法が、教育に関する諸問題を学問的に探究し、自身の設定した目的を達成するために適切かつ妥当である。
4.卒業論文の内容が論理的で一貫している。
5.論文の形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科教育学専攻(学士:人間関係学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、総合教育科目、必修語学科目および専門教育科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)基礎的かつ包括的な知識と問題意識の獲得をめざし、人文社会科学に加え、自然科学や学際的な分野も包含する多様な科目群を設置する。
  • (2)自ら課題を見出し、その解決を目指す能力を身につけるため、講義科目、演習科目、実験科目などにおいて、アクティブラーニング、フィールドワーク、課題解決型学習を拡充する。
  • (3)知的探究への動機づけと実践力を育成するため、専門的な知識や技能を習得する科目群と学際的な科目群を共に履修する機会を設ける。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):教育に関する諸問題を多角的に探究するための基礎教養として、人文科学・社会科学・自然科学に関する基本的知識と、海外の様々な学問的知見に学ぶために必要な語学力を身につけている。
→必修語学科目、総合教育科目のほか、専門教育科目として「教育学原典講読」(2年次進級条件科目)、「教育学文献研究」(日本語、英語、ドイツ語、フランス語による文献・史資料研究法の修得)を設置し、基本的知識と語学力を養う。

資質・能力目標(2):教育学の基礎に関する概括的知識とともに、教育学の主軸分野である教育哲学、教育史学、比較教育学、教育心理学に関する基本的知識を獲得している。
→専門教育科目として「教育学概論」(2年次進級条件科目)、教育学の主要な学問領域を学修するための科目として「教育学史」(教育哲学分野)、「教育史」(教育史分野)、「比較教育学」(比較教育学分野)、「教育心理学概論」(教育心理学分野)を設置し、教育に関する基本的・概括的知識を習得する。

資質・能力目標(3):教育に関する諸問題を学問的に探究するための方法論(哲学や歴史学から自然科学の方法論に至る多彩なアプローチ)の基礎を身につけている。
→専門教育科目として「教育研究法」及び「教育測定実験」(実験・調査・分析方法の修得)、「教育学文献研究」(日本語、英語、ドイツ語、フランス語による文献・史資料研究法の修得)を設置し、教育学研究に関する専門的な方法論を習得する。

資質・能力目標(4):研究会での共同研究や各自の卒業論文研究などを通して、「教育」という視座から考察すべき学問的問いを自らの関心に即して設定し、人間と社会の様々な問題の探究や解明を試みている。
→専門教育科目として、教育哲学、教育史、比較教育学、教育心理学の4分野に関わる「教育学特殊」、「教育学演習」及び「教育学研究会」(3・4年次学年指定科目)を設置し、教育学上重要な諸理論についてより専門的に理解し、人間と社会にかかわる諸問題の探究や解明を試みる機会を設ける。

資質・能力目標(5):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する力を身につけている。
→専門教育科目として、「教育学演習」及び「教育学研究会」(3・4年次学年指定科目)を設置し、各自の研究テーマを探求し、ディスカッションやフィードバックを通じて自己の研究過程を客観的に評価し、より高次な問題解決に挑む力を養う。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

人文社会学科・人間科学専攻・学士(人間関係学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、心理学・社会心理学・社会学・文化人類学の知識および方法論を修得しながら、人間についての総合的・多元的な理解を行い、現代社会における人間・社会・文化に関するさまざまな問題を分析・解決できる人材を育成することを目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(人間関係学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):心理学・社会心理学・社会学・文化人類学の理論と方法についての基礎知識を修得していること。
資質・能力目標(2):人間行動についての定量的・行動科学的な分析と、定性的・質的な分析の両方を行いうる能力、それらの能力を用いて自分で具体的な問題を分析できる能力を修得していること。
資質・能力目標(3):分析結果をわかりやすく他者に説明・提示し議論できるプレゼンテーション能力と、それらを文章化して表現できる論文作成能力を修得していること。
資質・能力目標(4):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する能力を修得していること。あるいは、卒業試験において、同等の内容を提示する能力を修得していること。


<卒業論文における審査項目>

卒業論文あるいは卒業試験は、次の審査項目を満たすものとする。
1.テーマ・問題意識が明確である。
2.先行研究を踏まえている。
3.方法が目的に適っている。
4.内容が論理的で一貫している。
5.形式が学術論文として適切である。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

文学部人文社会学科人間科学専攻(学士:人間関係学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力目標を養成するために、人間科学基礎、人間科学研究法基礎、人間科学演習、人間科学特殊、人間科学研究会、人間科学卒業研究および必修語学科目から構成される教育課程(カリキュラム)を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)人間を多角的にとらえるための認識論と方法論の基礎を学び、本専攻のカリキュラムの全体像を明らかにすると同時に、これ以降の専門教育科目の位置づけを与えるために「人間科学基礎」と「人間科学研究法基礎」の二つの必修科目を置く。
  • (2)心理学・社会心理学・社会学・文化人類学の理論と方法の基礎を学ぶために「人間科学諸領域I(個人)」、「人間科学諸領域II(対人)」、「人間科学諸領域III(社会)」、「人間科学諸領域IV(文化)」の四つの必修科目を置く。
  • (3)人間科学に含まれる個別のテーマについて専門的な知識を修得すると同時に、自らの関心を深化させるための専門教育科目群として「人間科学特殊」を置く。またデータの収集と分析を演習形式で学ぶための「人間科学研究法」、文献の読み方を演習形式で実践的に学ぶ「人間科学演習」も設置する。
  • (4)自ら問題を設定・分析し、結果を発表・議論するスキルを身に着けるために「人間科学研究会」を設置する。
  • (5)4年次には学修成果を総動員し、「人間科学研究会」または「人間科学卒業研究」を通じて、学生が自らの関心に基づいて研究論文の作成を行う。

<学修成果の評価方法>

本専攻の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②入学経路別成績分布調査、③休学や退学の状況、④プレイスメントテストなどを用いる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):心理学・社会心理学・社会学・文化人類学の理論と方法についての基礎知識を修得していること。
→「人間科学諸領域I(個人)」、「人間科学諸領域II(対人)」、「人間科学諸領域III(社会)」、「人間科学諸領域IV(文化)」を通じて各分野の理論と方法について基礎知識を修得する。

資質・能力目標(2):人間行動についての定量的・行動科学的な分析と、定性的・質的な分析の両方を行いうる能力、それらの能力を用いて自分で具体的な問題を分析できる能力を修得していること。
→「人間科学基礎」および「人間科学研究法基礎」を通じて、人間を定量的ならびに定性的なアプローチによって多角的にとらえるための分析法(認識論と方法論)を学ぶ。専門科目群(「人間科学特殊」「人間科学研究法」「人間科学演習」)を通じて、より専門的な知識と分析方法を学び、「人間科学研究会」または「人間科学卒業研究」における研究論文の作成を通じて、具体的な問題の分析能力を修得する。

資質・能力目標(3):分析結果をわかりやすく他者に説明・提示し議論できるプレゼンテーション能力と、それらを文章化して表現できる論文作成能力を修得していること。
→「人間科学研究法基礎」および「人間科学研究法」を通じて分析結果を理解しプレゼンテーションする能力の基礎を身に着け、「人間科学研究会」または「人間科学卒業研究」における演習を通じてプレゼンテーション能力を発展させる。それを踏まえ4年次の研究論文執筆によって、分析結果を文章化して表現する論文作成能力を修得する。

資質・能力目標(4):学修の最終成果である卒業論文を執筆し、専門的な領域において、先人の成果をふまえた新たな展望を提示する能力を修得していること。あるいは、卒業試験において、同等の内容を提示する能力を修得していること。
→4年次の「人間科学研究会」または「人間科学卒業研究」を通じた研究論文の執筆によって修得する。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心を持つ。
  • (2)先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語)を身につけている。
  • (3)与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力を有する。
  • (4)現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)を持つ。
  • (5)文学部が設置している専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有する。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)自主応募制による推薦入学者選考、(3)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。
  • (2)自主応募制による推薦入学者選考
    高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。
  • (3)外国人留学生対象入学試験
    学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

経済学部 上下
経済学部・経済学科・学士(経済学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、一般教養、語学ならびに経済学全般に関する広い知識・理解力と経済学の特定専門分野に関する深い考察力を兼ね備えた者を育成することを目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(経済学)の学位を授与する。経済学を一つの軸とする教養を備え、変化する社会を適切に認識し、日本社会をリードすると同時に世界で活躍できる能力を証するものとして学位を授与することを方針としている。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):一般教養、語学ならびに経済学全般に関する広い知識・理解力
資質・能力目標(2):経済学の特定専門分野に関する深い考察力
資質・能力目標(3):経済学を一つの軸とする教養を備え、変化する社会を適切に認識し、日本社会をリードすると同時に世界で活躍できる能力


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

経済学部は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、総合教育科目、外国語科目、経済学に関する基礎教育科目・専門教育科目などを、バランス良く各学年に配置し、学年制を取る。4年間で126単位以上の取得を課す。


<教育課程の実施>

経済学部第1・2学年の学生は、一般教養と経済学の基礎を学ぶ。そのカリキュラムには、「学びの入口」を二つ用意している。すなわち、履修タイプA(経済理論・数学先習型)と履修タイプB(経済実態・歴史先習型)である。履修タイプAは一般的な前提から出発して論理的に答えを導く演繹的手法を、履修タイプBは経験的事実の教訓に学びつつ事実の積み重ねから知見を獲得する帰納的手法を、それぞれ中心的に学ぶカリキュラムである。いずれのカリキュラムも、第3・4学年に三田で、より専門的な科目を履修する準備段階となる。1・2年時の自由研究セミナー、教養系を中心としたセミナー(研究プロジェクト)、経済学専門のセミナー(研究会)、英語による経済学履修コース(Professional Career Program)など少人数教育などを組み合わせて教育を実施する。さらに、大学全体の国際交換協定とは別に、学部独自の交換協定を締結し、在学中における海外大学での単位取得を奨励している。


<学修成果の評価方法>

経済学部の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標 (1): 一般教養、語学ならびに経済学全般に関する広い知識・理解力

  • (1)-1. 第1・2学年の「外国語カリキュラム」は、単に言語を学ぶだけではなく、さまざまな考え方や感じ方、文化や教養などを身につけ、自分の世界を広げることを目的とする。外国語を学び、経済学を学ぶことで、世界を理解し、そして世界にむかって表現できる力を育成する。
  • (1)-2. 第1・2学年の「総合教育科目」では、経済学という専門知識の習得のみならず、幅広い領域の知識と教養を身につけることを目的とする。知識の蓄積に加え、将来にわたり自らが進む道を支える智恵と技を体得することを目指す。
  • (1)-3. 第1・2学年の「基礎教育科目」は、第3・4学年に本格的に経済学を学ぶ準備として、より深く経済学を理解するための技法を身につけることを目的とする。「履修タイプA(経済理論・数学先習型)」では特に数学的・演繹的手法の学習のため、「線形代数」、「微分積分」、「統計学I, II」を必修に課す。「履修タイプB(経済実態・歴史先習型)」では、時系列的・横断的な広がりをもった視点や現実経済から課題を探りあて分析する力の養成にウェイトを置き、「歴史的経済分析の視点」、 「日本経済概論」、「統計学I, II」を必修に課す。

資質・能力目標 (2): 経済学の特定専門分野に関する深い考察力

  • (2)-1. 第1・2学年の「専門教育基礎科目」に含まれる講義は、経済学部におけるあらゆる専門分野を学んで行くに当たり、すべての土台となるものである。必修科目は、「マクロ経済学」、「ミクロ経済学」、「経済史」である。マクロ経済学は二つの履修タイプ共通に学ぶ。ミクロ経済学と経済史は、それぞれのタイプに応じて、「履修タイプA(経済理論・数学先習型)」ではミクロ経済学を、「履修タイプB(経済実態・歴史先習型)」では経済史をより深く学ぶ。
  • (2)-2. 第3・4学年の「専門教育基本科目」は、第1・2学年の基礎教育科目、専門教育基礎科目の履修を前提としている。経済学部では下記A~Jの10分野の中から3分野以上にわたって履修することを求めている。この10分野は、経済学の体系を構成する個別専門分野の中から、中核となる科目を分類したものである。
    A 経済理論
    B 計量・統計
    C 学史・思想史
    D 経済史
    E 産業・労働
    F 制度・政策
    G 現代経済
    H 国際経済
    I 環境関連
    J 社会関連

資質・能力目標 (3): 経済学を一つの軸とする教養を備え、変化する社会を適切に認識し、日本社会をリードすると同時に世界で活躍できる能力
第3・4学年の「専門教育特殊科目」は、総合教育科目、専門教育科目を履修した上で、各自の目標と関心に沿って履修する、発展的な内容の講義を含む。多くが、教員の専門分野に最も近い内容の講義や演習であり、学生の自発性と意欲に従って、最新かつ水準の高い内容を学習できる科目群である。三田の専門教育の3つの柱、研究会・PCP・研究プロジェクトも専門教育特殊科目に分類される。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)社会に積極的に関与する強い意志を持ち、自らの智力によって変化する社会を把握しようという気概をもった人間を求める。
  • (2)学問的基礎に基づいて厳密に考える能力にすぐれると同時に、バランス感覚に富み、多様なものの見方を尊重できる人材となりえること。
  • (3)知性により社会の指導的役割を担える潜在力を備えること。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)PEARL入試、(3)帰国生入試、(4)留学生入試、(5)指定校推薦入試により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    筆記試験により、選抜を行う。A方式(外国語、数学、小論文)、B方式(外国語、地理歴史、小論文)のどちらで受験するか、出願時に選択する。(2027年2月に実施される一般選抜から、小論文を休止し、数学と地理歴史の試験時間と配点を拡大する。)
  • (2)PEARL入試
    提出書類に基づき、総合的な選考を行う。
  • (3)帰国生入試
    第1次選考では、提出書類に基づき、総合的な選考を行う。第2次選考では、参考小論文および面接(学力・人物について)により選考を行う。
  • (4)留学生入試
    提出書類に基づき、総合的な選考を行う。
  • (5)指定校推薦入試
    指定校からの学校長推薦と志願者による提出書類に基づき選考を行う。

法学部 上下
法学部・法律学科・学士(法学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

法学部法律学科は、慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、社会現象を法的な視点からとらえ、柔軟かつ的確に判断し、論理的に思考することのできる能力を涵養し、社会のさまざまな場面において主体的・積極的に活躍できる人材を育成することを目標としている。その目標を高い次元で達成して以下のような知識・姿勢・能力を獲得し、加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(法学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

  • (1)専門分野の知識と技能の修得
    法律学の専門知識を修得し、さまざまな社会事象・問題を精確かつ多面的に捉え、論理的に思考し、問題解決の方向性を示すことができる。
  • (2)幅広い領域の知見の修得
    法律学のみならず、人文科学・社会科学・自然科学の広範な知見をもって興味関心の幅をひろげ、学際的・発展的・創造的な思考を展開させることができる。
  • (3)国際的に活躍できる語学能力・コミュニケーション能力の修得
    法律学の専門知識に加え、高度の語学能力・表現力をもって、自身の意見を発信し、多彩な人・社会と意見交換することを通じて、活躍の領域を国際的にひろげることができる。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

法学部法律学科(学士:法学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、外国語科目と人文・自然・社会科学科目等から成る総合教育科目、及び、導入・基幹・展開の3つの段階に分類された法律学専門科目の双方の教育課程を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、法律学の基礎理論や実定法について基礎的知見と応用する手法を学ぶ講義形式の科目と、ソクラテスメソッドなどの教育方法を用いた主体的な双方向・多方向のやりとりを通じて、読解力や法的思考力を高める演習形式の科目とを組み合わせて教育を実施する。さらに、法曹をはじめとする法律のプロフェッショナルとして活躍するための素養や心得を実践的に学ぶことができるよう、実務家が担当する演習科目も設置する。


<学修成果の評価方法>

この教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

  • (1)法律学の専門知識と技能の修得のため、多くの専門科目を設置する。専門科目については、導入科目、基幹科目、展開科目に分類した上で、基礎的・入門的な科目から、法律学の基幹をなす科目、そして応用的・発展的・先端的な科目へと、段階を踏んで法律学の知見を高めていくことができるように構成する。また、多彩な科目を用意し、各人の興味と関心に応じた履修が選択できるようにする。さらに、少人数で双方向・多方向の授業が展開される演習科目を充実させ、分析力や法的思考力、表現力に磨きをかけることができるようにする。なお、法曹として活躍することをめざす学生のために「法曹コース」を設置し、法務演習の履修その他一定の要件を満たすことにより、学士課程を3年で卒業し、連携する法科大学院への進学もできるようにする。
  • (2)幅広い領域の知見を獲得するため、人文科学・社会科学・自然科学の総合教育科目を多彩に展開する。また、人文科学や自然科学の一領域について、講義科目や演習科目を4年次にいたるまで計画的・段階的に履修することにより、法律学以外の学問を「第2の専門」としてより深く考究することのできる副専攻制度を設ける。
  • (3)外国語能力に長け、言語と文化の多様性に対応した国際派の学生を育成するため、多彩な外国語を学べるようにするとともに、より高度な語学能力を獲得できるインテンシブコースを設置する。また、法律学の専門科目においても、外国語を用いて諸外国の法律を学ぶ講義科目や、外国語文献の講読や、外国語による双方向・多方向の授業を展開する演習科目を設置し、専門知識を活かし国際的に活躍することのできる力を高められるようにする。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

法学部の求める学生像は以下のとおりである。

  • (1)慶應義塾の建学の精神と法学部の教育目標をよく理解し、そのカリキュラムのもとで主体的・積極的に学習に取り組む姿勢を有している人
  • (2)社会のさまざまな事象を法律学・政治学的な視点から捉え、分析し、判断するための基礎的知見、論理的思考力、表現力を有している人
  • (3)国際的な視野に立ち、多様な価値観を受容しつつ、新しい社会を創造し先導する気概を有している人

<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)帰国生入試、(3)留学生入試、(4)指定高校による推薦入試、(5)自己推薦形式でのFIT入試により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語(英語)、地歴(日本史・世界史)、小論文の3科目につき筆記試験を実施し、法学部の教育において必要とされる基礎的知識、言語運用能力、論理的思考力、表現力を身につけているかを評価する。
  • (2)帰国生入試
    海外で教育を受けた学歴背景を尊重し、多様性のある学生を受け入れるため、論述試験によって、与えられた課題について理解し、発想する能力や、文章の構成力、表現力を評価するとともに、提出書類や面接によって、語学能力や高校までの学習成果、学習意欲を含め、人物を多面的に評価する。
  • (3)留学生入試
    海外で教育を受けた学歴背景を尊重し、多様性のある留学生を受け入れるため、日本留学試験(EJU)の結果や小論文を含む提出書類により、法学部の教育において必要とされる日本語能力、基礎的知識・論理的思考能力を身につけているか、高い学習意欲を有しているかを総合的に評価する。
  • (4)指定高校による推薦入試
    指定校からの学校長推薦に基づく推薦入学制度であり、学業はもとより、それ以外においても優れた実績を持つ、個性豊かな人物であることを評価する。
  • (5)自己推薦形式でのFIT入試
    この学生を「教えたい」という法学部教員と、慶應義塾大学法学部で「学びたい」という学生の良好な相性(fit)を実現しようとする入試制度である。FITとは、Flexible and Intelligent Thinkingの頭文字をとったものでもあり、主体性、社会性、想像力、コミュニケーション能力など、積極的に社会で活躍し、発信する能力を有しているかを、志望理由書ないし自己推薦書等の提出書類、論述試験、面接試験を通じて、多面的・総合的に、人物本位で評価する。

法学部・政治学科・学士(法学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

法学部政治学科は、慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、将来の政治家や公務員を育てることにとどまらず、個別の行為や事象を社会全体との関連で考察し、適切に位置付ける能力の涵養を目標とする。その目標を高い次元で達成して以下のような知識・姿勢・能力を獲得し、加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(法学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

  • (1)専門分野の知識と技能の修得
    政治学の専門知識を修得し、現代および歴史上のさまざまな社会事象・問題を政治学的見地から的確に分析し、創造的かつ総合的に判断することができる。
  • (2)幅広い領域の知見の修得
    政治学のみならず、人文科学・社会科学・自然科学の広範な知見をもって興味関心の幅をひろげ、学際的・発展的・創造的な思考を展開させることができる。
  • (3)国際的に活躍できる語学能力・コミュニケーション能力の修得
    政治学の専門知識に加え、高度の語学能力・表現力をもって、自身の意見を発信し、多彩な人・社会と意見交換することを通じて、活躍の領域を国際的にひろげることができる。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

法学部政治学科(学士:法学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、外国語科目と人文・自然・社会科学科目等から成る総合教育科目、及び、基礎科目・系列科目の2つから成る政治学専門科目の双方の教育課程を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、大人数での講義、研究報告や文献講読を主体とする少人数の演習形式の授業、そうした演習形式の授業を中心に、アクティブラーニング、フィールドワーク、PBLなどの教育法を組み合わせて教育を実施する。


<学修成果の評価方法>

この教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

  • (1)個別の行為や事象を社会全体との関連で考察し、適切に位置づける能力の涵養を目標とし、専門的知見を身につけ、政治学のエキスパートとして通用する学生を育成する。そのために、多くの専門科目群を4年間にわたり配置する。専門科目の履修を1年次から開始できるようにし、導入から応用へと段階を踏んで学べるように構成する。多彩な科目群から、各人の興味と関心に応じた履修選択を可能とする。さらに、ゼミナールや演習科目など少人数教育を充実させる。
  • (2)幅広い領域の知見を獲得するため、人文科学・社会科学・自然科学の総合教育科目を多彩に展開する。また、人文科学や自然科学の一領域について、講義科目や演習科目を4年次にいたるまで計画的・段階的に履修することにより、政治学以外の学問を「第2の専門」としてより深く考究することのできる副専攻制度を設ける。
  • (3)外国語能力に長け、言語と文化の多様性に対応した国際派の学生を育成するため、多彩な外国語を学べるようにするとともに、より高度な語学能力を獲得できるインテンシブコースを設置する。また、政治学の専門科目においても、外国語を用いて諸外国の法律を学ぶ講義科目や、外国語文献の講読や、外国語による双方向・多方向の授業を展開する演習科目を設置し、専門知識を活かし国際的に活躍することのできる力を高められるようにする。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

法学部の求める学生像は以下のとおりである。

  • (1)慶應義塾の建学の精神と法学部の教育目標をよく理解し、そのカリキュラムのもとで主体的・積極的に学習に取り組む姿勢を有している人
  • (2)社会のさまざまな事象を法律学・政治学的な視点から捉え、分析し、判断するための基礎的知見、論理的思考力、表現力を有している人
  • (3)国際的な視野に立ち、多様な価値観を受容しつつ、新しい社会を創造し先導する気概を有している人

<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)帰国生入試、(3)留学生入試、(4)指定高校による推薦入試、(5)自己推薦形式でのFIT入試により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語(英語)、地歴(日本史・世界史)、小論文の3科目につき筆記試験を実施し、法学部の教育において必要とされる基礎的知識、言語運用能力、論理的思考力、表現力を身につけているかを評価する。
  • (2)帰国生入試
    海外で教育を受けた学歴背景を尊重し、多様性のある学生を受け入れるため、論述試験によって、与えられた課題について理解し、発想する能力や、文章の構成力、表現力を評価するとともに、提出書類や面接によって、語学能力や高校までの学習成果、学習意欲を含め、人物を多面的に評価する。
  • (3)留学生入試
    海外で教育を受けた学歴背景を尊重し、多様性のある留学生を受け入れるため、日本留学試験(EJU)の結果や小論文を含む提出書類により、法学部の教育において必要とされる日本語能力、基礎的知識・論理的思考能力を身につけているか、高い学習意欲を有しているかを総合的に評価する。
  • (4)指定高校による推薦入試
    指定校からの学校長推薦に基づく推薦入学制度であり、学業はもとより、それ以外においても優れた実績を持つ、個性豊かな人物であることを評価する。
  • (5)自己推薦形式でのFIT入試
    この学生を「教えたい」という法学部教員と、慶應義塾大学法学部で「学びたい」という学生の良好な相性(fit)を実現しようとする入試制度である。FITとは、Flexible and Intelligent Thinkingの頭文字をとったものでもあり、主体性、社会性、想像力、コミュニケーション能力など、積極的に社会で活躍し、発信する能力を有しているかを、志望理由書ないし自己推薦書等の提出書類、論述試験、面接試験を通じて、多面的・総合的に、人物本位で評価する。

商学部 上下
商学部・商学科・学士(商学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、商学部は、産業社会の現象についての理論的かつ実証的な観察・分析を通じて現代の社会が抱える問題を自らの力で発見し、解決案を提示し、実行するための能力、および高い倫理観と責任感を兼ね備え、産業社会の発展に貢献するリーダーとしての資質を身につけた人材を育てることを目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(商学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):問題発見力・解決案提案力・実行力

  • (a)現代の産業社会がいかなる問題を抱えているのか、自らの力で考え、発見することができる。
  • (b)その問題をいかに解決していくことができるか、自らの力で考え、提案することができる。
  • (c)自らの力で考え、提案した案を実行することができる。

資質・能力目標(2): 観察力・分析力

  • (a)上記の問題発見・問題解決を実現するために、産業社会の現象についての理論的かつ実証的な観察・分析を遂行することができる。

資質・能力目標(3): 倫理観・責任感

  • (a)上記の問題発見・問題解決を提案・実行する際、解決案の影響に関して、経済的側面とあわせて倫理的側面についても深慮することができる。
  • (b)上記の問題発見・問題解決を提案・実行する際、責任をもってそれを貫徹するべく、組織を先導することができる。

資質・能力目標(4): 産業社会の発展に貢献できるリーダーとしての資質

  • (a)問題発見力・解決案提案力・実行力を備え、将来的に産業社会の発展に対して率先して貢献することができる。
教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

商学部は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、総合教育科目、外国語科目、基礎科目、専攻科目から構成される教育課程を体系的・有機的に編成する。

  • (1)総合教育科目(自然科学系科目、人文・社会科学系科目、学際的・総合的科目、自主強化科目、体育系科目)は、社会における様々な問題に関心を持ち、自らの言葉で考えを世界に向けて伝えるための洞察力、情報発信力を養うために編成する。
  • (2)外国語科目(英語、ドイツ語、中国語、フランス語、スペイン語)も、総合教育科目と同じく、社会における様々な問題に関心を持ち、自らの言葉で考えを世界に向けて伝えるための洞察力、情報発信力を養うために編成する。
  • (3)基礎科目(基礎必修科目、基礎選択科目)は、「商学」を現代の産業社会全体を対象とする理論的かつ実証的な研究という広い意味でとらえ、それを学ぶための基礎を固めるために編成する。
  • (4)専攻科目(専攻選択必修科目、専攻選択科目、専攻フィールド選択科目、専攻フィールド演習科目)は、「商学」を現代の産業社会全体を対象とする理論的かつ実証的な研究という広い意味でとらえ、商業学、会計学、経営学、経済産業の知識を体系的・有機的に身につけるために編成する。

<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、講義・演習の他、アクティブラーニング、フィールドワーク、PBLなどの教育法を組み合わせて教育を実施する。


<学修成果の評価方法>

本学部の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行うほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価を行う。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):問題発見力・解決案提案力・実行力

  • (a)総合教育科目・外国語科目で、社会における様々な問題について、発見・解決案提案を実現することのできる資質・能力を涵養する。
  • (b)基礎科目・専攻科目で、現代の産業社会全体を対象とする理論的かつ実証的な「商学」の体系的・有機的な知識を用い、問題の発見・解決案の提示を実現することに加えて、実行に寄与することのできる資質・能力を涵養する。

資質・能力目標(2): 観察力・分析力

  • (a)総合教育科目・外国語科目で、社会における様々な問題について、発見・解決案提案を実現するために、観察・分析を遂行することのできる資質・能力を涵養する。
  • (b)基礎科目・専攻科目で、現代の産業社会全体を対象とする理論的かつ実証的な「商学」の体系的・有機的な知識を用い、問題の発見・解決策の提示を実現するために、観察・分析を遂行することのできる資質・能力を涵養する。

資質・能力目標(3): 倫理観・責任感

  • (a)総合教育科目・外国語科目で、社会における様々な問題について、発見・解決案提案を実現する際、その影響に関して、経済的側面とあわせて倫理的側面についても深慮することができ、かつ、その側面について責任をもつことのできる資質・能力を涵養する。
  • (b)基礎科目・専攻科目で、現代の産業社会全体を対象とする理論的かつ実証的な「商学」の体系的・有機的な知識を用い、問題の発見・解決策の提示を実現し、実行に寄与する際、その影響に関して、経済的側面とあわせて倫理的側面についても深慮することができ、かつ、その側面について責任をもつことのできる資質・能力を涵養する。

資質・能力目標(4): 産業社会の発展に貢献できるリーダーとしての資質

  • (a)総合教育科目・外国語科目で、観察・分析を遂行することができ、それをもって問題発見と解決策提示を実行することができ、その際、経済的側面とあわせて倫理的側面について深慮し責任をもつことができるのに加えて、将来的に産業社会の発展に対して率先して貢献するための洞察力、情報発信力等の資質・能力を涵養する。
  • (b)基礎科目・専攻科目で、現代の産業社会全体を対象とする理論的かつ実証的な「商学」の体系的・有機的な知識を用い、問題の発見・解決策の提示を実現し、実行に寄与する際、その影響に関して、経済的側面とあわせて倫理的側面についても深慮し責任をもつことができるのに加えて、将来的に産業社会の発展に対して率先して貢献するための体系化・有機化の資質・能力を涵養する。
入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)社会に対して強い関心を持っている人
    現代の産業社会全体を対象とする理論的かつ実証的な研究たる「商学」を入学後に研究するために、普段から社会に対して強い関心を抱き、主体的に学習に取り組む態度を持っている。
  • (2)論理的な思考能力が高い人
    現代の産業社会がいかなる問題を抱えているかを自ら発見し、それをいかに解決していくことができるかを提案・発信するために、普段から物事を論理的に思考し、判断し、そして表現することができる。
  • (3)資料を読み解く力が強い人
    問題の発見、解決策の提示に先立って、既定の常識が何かを知ったり、常識に対して批判的な目を向けたり、あるいは、問題の発見・解決策の提案の糸口を求めたりするために、普段から資料を読み解くことで知識を蓄える技能を持っている。
  • (4)英語をはじめとする基礎学力を磨いている人
    問題の発見、解決策の提示に間接的に関連し、とりわけ国際社会に貢献できる人材となるために必要な、英語をはじめとする基礎的な知識・技能を普段から磨いている。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜(A方式)、(2)一般選抜(B方式)、(3)指定校推薦入学制度、(4)外国人留学生対象入学試験により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜(A方式)
    国内外における高校卒業相当の学力と、当学部で学ぶために必要となる素養を身につけた学生を、筆記試験の得点によって選抜する入試制度であり、A方式では、外国語、地理歴史、数学について個別学力検査を課し、基礎的知識と、判断力・思考力・表現力を評価する。
  • (2)一般選抜(B方式)
    国内外における高校卒業相当の学力と、当学部で学ぶために必要となる素養を身につけた学生を、筆記試験の得点によって選抜する入試制度であり、B方式では、外国語、地理歴史、論文テストについて個別学力検査を課し、基礎的知識と、表現力・思考力・判断力を評価する。
  • (3)指定校推薦入学制度
    国内において学業および学業以外の優れた業績をもつ個性豊かな学生を、全国各地の指定高等学校からの学校長推薦に基づいて、総合的に選抜する入試制度であり、推薦書、調査書、志願者調書、課題小論文による書類審査を課し、基礎的知識と、思考力・判断力・表現力に加えて、主体的に学習に取り組む態度を評価する。
  • (4)外国人留学生対象入学試験
    国外において教育を受けた受験者の能力と適性を多面的に評価することにより、広く多様性と力量のある学生を選考する入試制度であり、第1次選考では日本留学試験、TOEFL iBT、調査書、志望理由書による書類審査、第2次選考では面接審査を課し、基礎的知識と、思考力・判断力・表現力に加えて、主体的に学習に取り組む態度を評価する。

医学部 上下
医学部・医学科・学士(医学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、独立自尊の気風を養い、豊かな人間性と高い倫理観を持ち、患者中心の医療を実践し、世界の医学を先導する人材を育成することを目標とし、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(医学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

I. プロフェッショナリズム
II. 医学知識
III. 診療の実践
IV. コミュニケーション
V. チーム医療の実践
VI. 医療・福祉への貢献
VII. 科学的探究
VIII. 国際医療人としての資質


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

医学部医学科(学士:医学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、「自律的学習能力」「科学的思考能力」「医療プロフェッショナリズム」「基本的臨床能力」の修得を基本方針として、「基礎教育科目」(外国語科目、人文・社会科学科目、基礎科学科目(必修・選択)、医学基礎教育科目、臨床医学系科目)、「専門教育科目」(基礎・社会医学系科目、自主学習、臨床医学系科目)から構成される教育課程を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、以下の教育法を組み合わせて教育を実施する。

  • (1)講義(アクティブラーニング、スモールグループディスカッションを含む)
  • (2)基礎医学実習
  • (3)社会医学実習
  • (4)自主学習(研究室への配属による研究活動)
  • (5)臨床実習(慶應義塾大学病院および国内外の医療施設)

<学修成果の評価方法>

臨床実習前の科目において、学習成果と関連させながら、合否を判定する。
臨床実習前には、共用試験CBTと臨床実習前OSCEによって総括的に評価する。
臨床実習においては知識、技能、態度を多面的に評価する。
臨床実習後OSCEにおいて総括的に評価する。
医学部医学科の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標によりおこなうほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価する。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標と教育内容との関連は、「卒業時コンピテンスと学修/評価ガイドの概略図」に示している。これは、コンピテンシー領域をどの学年で、どのようなレベルの学修と形成評価(フィードバック)を受けながら、どの段階で総括評価(合否判定)を実施するかを概観したカリキュラムマップであり、コンピテンシー領域のマイルストーンを総括評価(合否判定)する教科、複数の教科で多面的に評価をおこなう臨床実習前のコンピテンシー領域を総括評価(合否判定)する教科、卒業時のコンピテンシー領域を総括評価(合否判定)する教科を明確にしている。



入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)本学医学部は、医学部の使命を理解し、次世代を先導し、豊かな人間性と深い知性を併せ持つ医学生を強く求める。
  • (2)創立者 福澤諭吉の「一身独立(自ら考え、実践する)」の教えを理解し、世界に雄飛し、患者中心の医療を実現できるphysician scientist(科学的思考力を備えた医師)となりうる医療人としての資質、使命感、学習意欲を重視し、卒業時コンピテンスを修得しうる人材を選抜する。

医学部では、幅広い知識や技能を修得し、実践することが求められる。また、卒業後は、医療人として、生涯にわたって学び続けることが求められる。そのために、大学に入学するまでに、次の教科・科目についての学力とともに、自ら学ぶ学習態度を身につけることが期待される。
・数学:数量的な概念の理解、論理的思考力、計算力
・理科:物理、化学、生物など自然科学についての十分な理解と科学的思考力
・英語:英語の読解力、表現力、コミュニケーション能力
・国語などの科目:日本語の読解力、文章力
・特別活動および課外活動:主体性、協調性、共感・思いやり・気遣い、利他性(奉仕の心)、倫理感、責任感、洞察力など
一般選抜(栃木県地域枠)は、卒業後、栃木県の高度先進医療に貢献する意思をもった学生が対象。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため(1)一般選抜、(2)帰国生入学試験、(3)外国人留学生入学試験、(4)一般選抜(栃木県地域枠)により選抜を実施する。

  • (1)一般選抜
    ・基礎学力:学科筆記試験(数学、理科、英語。詳細は入試要項参照のこと)、面接、および小論文により評価する。
    ・学習意欲・態度、使命の理解、倫理感:面接、小論文により評価する。
    ・日本語の読解力・文章能力:学科筆記試験、小論文により評価する。
    ・自らの考え方を他者に説明する能力、コミュニケーション能力:面接、小論文により評価する。
  • (2)帰国生入学試験
    ・英語力:TOEFL iBT、IELTS Academic Moduleで評価する。
    ・基礎学力:各国の大学入学などに必要な国家試験等の統一試験で評価する。
    ・科学的な判断能力:総合問題により評価する。
    ・学習意欲・態度、使命の理解、倫理感:志望理由書、面接、エッセイなどにより評価する。
    ・日本語の読解力・文章能力:志望理由書、エッセイなどにより評価する。
    ・自らの考え方を他者に説明する能力、コミュニケーション能力:面接、模擬講義により評価する。
  • (3)外国人留学生入学試験
    ・英語力:TOEFL iBT、IELTS Academic Moduleで評価する。
    ・基礎学力:日本留学試験で評価する。
    ・科学的な判断能力:数学の基礎問題を応用した総合問題により評価する。
    ・学習意欲・態度、使命の理解、倫理感:志望理由書、面接、エッセイなどにより評価する。
    ・日本語の読解力・文章能力:志望理由書、エッセイなどにより評価する。
    ・自らの考え方を他者に説明する能力、コミュニケーション能力:面接、模擬講義により評価する。
  • (4)一般選抜(栃木県地域枠)
    ・基礎学力:学科筆記試験(数学、理科、英語。詳細は入試要項参照のこと)、面接、および小論文により評価する。
    ・学習意欲・態度、使命の理解、倫理感:面接、小論文により評価する。
    ・日本語の読解力・文章能力:学科筆記試験、小論文により評価する。
    ・自らの考え方を他者に説明する能力、コミュニケーション能力:面接、小論文により評価する。
    ・栃木県の高度先進医療に貢献する意思:面接により評価する。

理工学部 上下
理工学部・ 学士(工学)、学士(理学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

理工学に関する基礎教育科目・専門基礎科目・学科専門科目などに加えて、外国語科目と総合教育科目を各学年に配置し、それらを学年制という枠組みの中で積上げ式に修得する。世界を舞台に活躍できる人材の育成を目的として、少人数セミナーや国際人材を育成するプログラムを充実させ、理工学の多岐にわたる学問分野の科目を必修として課している。また、1年間の卒業研究および卒業論文の執筆と発表を通じて、総合的なプロジェクト実行能力の修得を課している。さらに、在学中における海外大学での単位取得、海外インターンシップ等の在外経験の蓄積を大いに奨励し、気品と智徳を併せ持つ人材の育成を目的としている。すべての科目において厳格な評価を実施し、4年間で138単位以上の取得した者に学位を授与する。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

  • 【1】「今ある最先端を学ぶのではなく、次の最先端を拓く基礎を学ぶ」をモットーに基礎重視の教育を行う。
    ○上記の点を確固たるものとするために、厳選された必修科目を通して各自が基礎学力、基盤的知識をしっかりと身につけうる授業体系となっている。また、履修計画にゆとりを持たせ、各自の関心に応じた勉強ができるように、科目選択の自由度を高める工夫もなされている。
    ○学部4年間を一貫した総合カリキュラムとし、さらに大学院進学率68%以上という現状を考慮し、修士課程を含めた6年間を通じ個性と能力を伸ばしうる、体系的なカリキュラムを組んでいる。
  • 【2】科学技術各分野の専門家にとどまらず、科学技術の置かれている現在の状況を的確に把握し、科学技術と人間社会とのより良い関係に着目できる、社会のリーダーを養成する。
    ○生命、環境、社会、芸術、外国語など、様々な分野の科目を総合教育科目として設置し、理工学部教育の重要な柱のひとつに位置づけている。総合教育科目を学部4年間にわたって学べるようにすることで、視野の広い、柔軟な思考のできる科学技術者・研究者を育成する。
  • 【3】幅広い教養とグローバルな視野を持ち、世界を舞台に活躍できる逞しい人材を育成する。
    ○外国語教育においては、いくつもの語種にわたり、コミュニケーション能力の向上を重視した、充実した教育プログラムが学部4年間にわたって準備されている。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

理工学部では、その教育・研究理念に沿って、未知の領域に挑戦する強い意志と、深い洞察力と豊かな創造力をもち、幅広く国際教養を身につけ、これからの日本と国際社会を先導すべき優れた人材の育成を目標としており、これに応えることができる、意欲ある学生諸君の入学を歓迎します。一般選抜を筆頭に多様な入試(指定校推薦、留学生、帰国生、AO、一貫教育高校からの推薦入学)を実施し、様々な能力をもつ学生が互いに切磋琢磨し、創発効果を生み出せる教育研究環境を目指します。


総合政策学部 上下
総合政策学部・総合政策学科・学士(総合政策学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、複雑な社会現象のなかから政策課題を発見し、その解決に向けて政策を立案し、これを実施する態度・知識・技能を身につけた、自ら考え、自らの手で未来を拓く先導者の養成を目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(総合政策学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):実践知の考え方
実学(サイヤンス)の精神のもと、自ら考え、自らの手で未来を拓こうとする力。
資質・能力目標(2):問題発見・問題解決の態度
目の前にある明らかな問題を見過ごさないだけでなく、隠された問題を見つけ出し、解決に向けて実践する力。
資質・能力目標(3):多様な専門知識の総合的理解
不確実性が一層に高まる社会を歩み抜くために必要な言語能力、データサイエンス、情報技術、ウェルネスの力を備え、総合政策学部が持つ多様な専門分野「国際戦略」、「言語文化とコミュニケーション」、「社会イノベーションと経営・組織」、「政策デザイン」、「総合政策学の方法論」で培われた既存の知識を理解し、それらを再構築して体系化し、実践する力。
資質・能力目標(4):革新的な発想や方法を創造する技能
既存の方法だけでなく、それにとらわれずに新たな方法を創造する力。
資質・能力目標(5):異なる主体との協働
多様な主体とのコミュニケーションに対する高い意欲を持ち、立場を越えてともに実践し、発信する力。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

総合政策学部(学士)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、基盤科目(総合講座科目、言語コミュニケーション科目、データサイエンス科目、情報技術基礎科目、ウェルネス科目、共通科目)、先端科目、研究プロジェクト科目、特設科目から構成される教育課程を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、グループワーク、アクティブラーニング、フィールドワーク、PBL、インターンシップなどの教育法を組み合わせて教育を実施する。


<学修成果の評価方法>

学修成果の評価は、各科目において定める成績評価基準に基づいて行う。
本総合政策学科の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):実践知の考え方
総合講座科目では、入学後に学生が学修・研究を行っていくにあたり重要な実学(サイヤンス)の精神を涵養し、問題解決のプロフェッショナルとなるための方法論を学ぶ。これにより、総合政策学部における学びの基本姿勢を確立する。

資質・能力目標(2):問題発見・問題解決の態度
複数の言語運用能力を修得し、国際的な対話や協力関係の構築を志す言語コミュニケーション科目、データ分析の技術を修得し、政策形成におけるデータ駆動型の意思決定を後押しする能力を涵養するデータサイエンス科目、デジタル技術を活用し、研究や政策提言に必要な情報収集・解析能力を高めることを志す情報技術基礎科目、および、健康に留まらず自己開発の一環を支えるウェルネス科目を通じて、問題発見・解決に必要な基礎的な態度を学生に提供し、学生が多角的な視点から問題にアプローチできるようにする。

資質・能力目標(3):多様な専門知識の総合的理解
先端科目や特設科目を通じて、学生に「政策デザイン」「社会イノベーションと経営・組織」「国際戦略」「言語文化とコミュニケーション」「総合政策学の方法論」などの専門分野の知識と技能を提供する。これにより、各分野での専門性を高めるとともに、獲得した知識や能力を分野横断的に再構築して問題解決を行う実践的な能力を養う。

資質・能力目標(4):革新的な発想や方法を創造する技能
多様な学問領域がクロスオーバーして構成される共通科目、先端科目、特設科目では、既存の枠組みにとらわれずに新しいアイデアや方法を創造する力を育み、革新的な解決策を提案する能力を養う。

資質・能力目標(5):異なる主体との協働
研究プロジェクト科目や特設科目を通じて、多様なバックグラウンドを持つ人々と複数人で学修・研究活動を行う。これにより、自身とは異なる立場の主体とのコミュニケーションに対して高い意欲を持ち、立場を越えた協力関係を築く経験を経ることで、協働して問題発見・解決することに向けた実践的な能力を養う。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)学部が理念として掲げる「実践知」やその理念に基づく教育内容を良く理解し、問題発見・問題解決の能力の修得に意欲を持っている学生
  • (2)高等学校等の教育課程で培われた基礎的学力を背景に、SFCの教育環境やシステムなどあらゆるリソースを積極的に活用することで、より高いレベルでの自己実現を図ろうとする情熱を持った学生
  • (3)社会の変化を見通し、人類社会が直面する問題を発見・分析し、自分の課題として積極的にこれを解決へと導くことができる学生


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)AO入試(春AO、夏秋AO)、(2)一般選抜、(3)AO入試(冬AO(グローバル))、(4)外国人留学生入試、(5)帰国生入試により、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」などの要素に基づき、未来のグローバル社会を創造する先導者となれる人物であることを評価し、選抜を実施する。

  • (1)AO入試(春AO、夏秋AO)
    書類審査(1次選考)において基礎的学力や知識・技能・思考力・判断力・表現力・意欲、学業以外の諸成果等を評価し、面接(2次選考)において、上記「求める学生像」に相応しい人物であることを総合的に評価する。
  • (2)一般選抜
    学科試験(外国語・数学・情報)により基礎的学力を評価し、小論文において読解、発想、論理的構成、表現などの総合的能力を評価する。
  • (3)AO入試(冬AO(グローバル))
    上記「求める学生像」に相応しいこと、および、GIGAプログラム(英語のみで卒業を可能とするプログラム)終了後、国際的なフィールドで活躍できる人物であることを、書類により多面的に評価する。
  • (4)外国人留学生入試
    書類審査(1次選考)において海外で受けた教育により修得した能力や基礎的学力等を多角的に評価し、面接(2次選考)において入学後の適性や人物について総合的に評価する。
  • (5)帰国生入試
    書類審査(1次選考)において海外で受けた教育により修得した能力や基礎的学力等を多角的に評価し、小論文(2次選考)において発想、論理的構成、表現などの総合的能力を評価する。


環境情報学部 上下
環境情報学部・環境情報学科・学士(環境情報学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、先を見通せない時代を生き抜き、未来のグローバル社会を創造する先導者の育成を目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(環境情報学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):主体的に問題を発見解決する能力
問題を発見し、解決する力を持つだけでなく、主体的に取り組むことができる能力を習得する。
資質・能力目標(2):問題発見解決を支える知識と技能
問題発見・解決を支える基礎的な知識と技能となる、言語、データサイエンス、情報技術、ウェルネスの力を習得する。
資質・能力目標(3):専門分野の知識と技能
環境情報学部が持つ多様な専門分野「先端情報システム」「先端領域デザイン」「先端生命科学」「環境デザイン」「人間環境科学」における知識と技能を習得する。
資質・能力目標(4):学際的なアプローチと協働力
複数の専門領域に跨がって問題に取り組む能力とともに、異なる専門領域の仲間と協働できる能力を養う。
資質・能力目標(5):困難に立ち向かう実行力と発信力
問題発見解決において困難な状況に直面しても、それを突破して実行し発信する能力を習得する。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

環境情報学部(学士)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、基盤科目(総合講座科目、言語コミュニケーション科目、データサイエンス科目、情報技術基礎科目、ウェルネス科目、共通科目)、先端科目、研究プロジェクト科目、特設科目から構成される教育課程を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、グループワーク、アクティブラーニング、フィールドワーク、PBL、インターンシップなどの教育法を組み合わせて教育を実施する。


<学修成果の評価方法>

学修成果の評価は、各科目において定める成績評価基準に基づいて行う。
本環境情報学科の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。

<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1):主体的に問題を発見解決する能力
学生が卒業に向けて論文の執筆や作品の制作などを行う研究プロジェクト科目(研究会など)の活動において教員と学生が共に、何が問題か考え、解決方法を創出することを目指す過程で、主体的に問題を発見解決する力を養う。

資質・能力目標(2):問題発見解決を支える知識と技能
各言語の実践的な運用能力の習得を目指す言語コミュニケーション科目、様々なデータを分析する能力の獲得を目指すデータサイエンス科目、コンピューターやインターネットを活用する情報技術基礎科目、および、健康に留まらず自己開発の一環を支えるウェルネス科目を通じて、問題解決に必要な基礎的な知識を学生に提供し、学生が多角的な視点から問題にアプローチできるようにする。

資質・能力目標(3):専門分野の知識と技能
先端科目や特設科目を通じて、学生に「先端情報システム」「先端領域デザイン」「先端生命科学」「環境デザイン」「人間環境科学」などの専門分野の知識と技能を提供する。これにより、各分野での専門性を高め、問題解決に向けた実践的な能力を養う。

資質・能力目標(4):学際的なアプローチと協働力
総合講座科目、共通科目、特設科目では、様々な専門領域を領域横断的に学び、他の学生と課題に取り組む機会を提供する。これにより、学際的な視点を持ち、異なる専門やバックグラウンドを持つ学生同士で協力する力を涵養する。

資質・能力目標(5):困難に立ち向かう実行力と発信力
研究プロジェクト科目では、学生が困難な課題に対して試行錯誤し乗り越える経験を積み、実行力の向上を目指す。また研究会の活動を通じて学内外で成果を発表する機会を通じて、発信力を養成する。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)地球環境や人間社会に存在する数多の未解決な問題を発見しそれらの問題を解決するという学部の理念や教育内容を良く理解している学生
  • (2)高等学校等の教育課程で培われた基礎的学力を背景に、SFCの教育環境やシステムなどあらゆるリソースを積極的に活用することで、より高いレベルでの自己実現を図ろうとする情熱を持った学生
  • (3)時代に変革を起こし、明るい未来を創り出すために、独自のビジョンとアイデアに基づき挑戦する意欲のある学生


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)A O入試(春AO、夏秋AO)、(2)一般選抜、(3)AO入試(冬AO(グローバル))、(4)外国人留学生入試、(5)帰国生入試により、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」などの要素に基づき、未来のグローバル社会を創造する先導者となれる人物であることを評価し、選抜を実施する。

  • (1)AO入試(春AO、夏秋AO)
    書類審査(1次選考)において基礎的学力や知識・技能・思考力・判断力・表現力・意欲、学業以外の諸成果等を評価し、面接(2次選考)において、上記「求める学生像」に相応しい人物であることを総合的に評価する。
  • (2)一般選抜
    学科試験(外国語・数学・情報)により基礎的学力を評価し、小論文において読解、発想、論理的構成、表現などの総合的能力を評価する。
  • (3)AO入試(冬AO(グローバル))
    上記「求める学生像」に相応しいこと、および、GIGAプログラム(英語のみで卒業を可能とするプログラム)終了後、国際的なフィールドで活躍できる人物であることを、書類により多面的に評価する。
  • (4)外国人留学生入試
    書類審査(1次選考)において海外で受けた教育により修得した能力や基礎的学力等を多角的に評価し、面接(2次選考)において入学後の適性や人物について総合的に評価する。
  • (5)帰国生入試
    書類審査(1次選考)において海外で受けた教育により修得した能力や基礎的学
    力等を多角的に評価し、小論文(2次選考)において発想、論理的構成、表現などの総合的能力を評価する。

看護医療学部 上下
看護医療学部・看護学科・学士(看護学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、「生命・人間尊重の精神の涵養と看護の判断能力、問題解決能力、実践力の養成」、「看護活動の創造と保健・医療・福祉の発展、および、看護学の体系化を図り、他の学問分野と相互交流して実学としての看護の発展に寄与する人材の育成」を教育目標とする。
加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(看護学)の学位を授与する。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):基盤となる人間力
基本倫理としての生命・人間尊重の精神とともに、人間的に調和の取れた人格を備え、社会人として成長することができる力。ならびに、幅広く社会への関心をもち、人々と出会い交流し、相互作用を起こすことができる力を身につけていること。
資質・能力目標(2):看護・医療の専門的力
これからの社会や、人々の生活を見据え、看護の知識や技術を駆使して新しい看護活動の場を創造し、保健・医療・福祉を先導するための基礎的な力を身につけていること。
資質・能力目標(3):連携・協働する力
高度化された医療に対応する、さまざまな専門職で構成されたチームにおいて、お互いの専門性を最大限に活かしながら、より優れた実践につなげるために行動できる力を身につけていること。
資質・能力目標(4):国際的に活動する力
国際的な感覚とともに、日本のポジションや役割を的確に捉えることのできる幅広い教養を備え、他の国々の医療専門職と協働できる、柔軟な発想や行動力を含めた基礎的な力を身につけていること。
資質・能力目標(5):変化を起こす力
看護や医療および社会で起こっている、あるいは起こる可能性のある事象へ関心をもち、そこから問題を発見する批判的な力と、その問題を解決し、既存の枠を変革していく力を身につけていること。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

看護医療学部は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、 情報技術科目、自然言語科目、専門教育科目から構成される教育課程を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、講義・演習・実習の授業形態を組み合わせるとともに、アクティブラーニングを促進するため、双方向型学習、反転授業、グループワーク、プレゼンテーション、学生間のディベート、シミュレーション教育、ケースメソッドなどの教育法を活用して教育を実施する。


<学修成果の評価方法>

本学部の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。
学修成果の評価においては、各科目において定める成績評価基準に基づくことに加え、実習科目については、各科目について3分2以上の出席がなければ、欠席理由のいかんに関わらず不合格となる。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

資質・能力目標(1)の「基盤となる人間力」は、主に「人間・社会科学領域」のヒューマンケアリング分野や制度・社会分野の科目によって養成される。さらに「健康科学領域」の健康科学・病態学分野や「看護科学領域」の基礎看護学分野の科目によっても養成される。
資質・能力目標(2)の「看護・医療の専門的力」は、主に「看護科学領域」の基礎看護学分野、母性看護学・助産学分野、老年看護学分野、小児看護学分野、成人看護学分野、精神看護学分野、在宅看護学分野、地域看護学分野の科目、および、「健康科学領域」の健康科学・病態学分野の科目によって養成される。「人間・社会科学領域」の情報技術分野や制度・社会分野の科目によっても養成される。
資質・能力目標(3)の「連携・協働する力」は、主に「統合領域」の看護・医療統合分野の科目、「看護科学領域」の地域看護学分野とグローバルヘルス分野の科目によって養成される。さらに、医療系学部により合同で行われる科目によっても養成される。
資質・能力目標(4)の「国際的に活動する力」は、主に「看護科学領域」のグローバルヘルス分野、「人間・社会科学領域」の自然言語分野の科目と制度・社会分野の科目によって養成される。
資質・能力目標(5)の「変化を起こす力」は、主に、「統合領域」の看護・医療統合分野の科目によって養成される。さらに、「人間・社会科学領域」の情報技術分野や制度・社会分野、「健康科学領域」の先端医療分野等の科目によっても養成される。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)人の健康と生命、看護への関心をもち、他者の苦痛や悩みを理解しようとする。
  • (2)人を尊重し自分とは異なる立場や文化、価値観を持つ人々とコミュニケーションをとり、関係を築こうとする。
  • (3)ものごとを多角的にとらえ、そこにある問題に気づき、解決の方向性と対策を考え出し、それを実行する意志と行動力がある。
  • (4)自らやると決めたことをやり遂げようとし、失敗の経験から学び、自身を成長させようとする。
  • (5)自分の行いが人々や社会に役立つことを望み、人々や社会のよりよいあり方を追求しようとする。


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)AO入試により選抜を実施する。また、大学学部を卒業した者に対し(3)第2学年学士編入学試験を実施する。

  • (1)一般選抜
    外国語、数学または化学または生物、小論文により、本学科の修学に必要な学力を検査する。面接では求める学生像への適合について総合的に評価する。
  • (2)AO入試
    アドミッションズ・オフィスによる自由応募入試(AO入試)においては、本学部での勉学と入学を強く志望する者、本学看護医療学部の学習・研究環境を積極的に活用し、入学後の目標や構想を実現するに十分な意欲と能力を有する者を選抜する。AO入試における「A方式」では、学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、その成果が次のA~Gのうち一つ以上に該当すると自己評価するものを対象として選抜を行っている。
    A 看護・医療・保健・福祉に関連した国内外での活動で見聞を広めた経験を持っている。
    B 社会的な奉仕活動やその他の社会活動を通し、その成果や業績が認められている。
    C コミュニケーション能力(日本語によるもの、外国語によるもの)やコンピュータ技術等の技能において優れており、高度な資格や技術を有している。
    D 学術・文化・芸術・スポーツなどさまざまな分野において、研究、創作発表、コンクール、競技などの活動を通し、社会的に評価を得ている。
    E 学業が優秀であり、創造的、積極的な学習姿勢を堅持している。
    F 学業、人物ともに優れ、地域社会や高等学校等において指導的な役割を積極的に果たすなど、評価を得ている。
    G 関心や興味を持ったテーマに関して自由研究や自主学習などの自発的な取り組みを開始し、成果をあげている。
    また、AO入試の「B方式」では、高等学校での学業成績が優秀で全体の学習成績の状況4.5以上(4.5を含む)の者を対象として選抜を行っている。
    書類審査により、本学部における学習に対する意欲と学力を判断したうえで、面接では求める学生像への適合について総合的に評価する。
  • (3)第2学年学士編入学試験
    第2学年学士編入学試験は、大学学部を卒業した者が、他分野の学びを基盤に看護学を学ぶことによって、幅広い見識と豊かな人間性を持った看護医療の先導者たる職業人となることを願って実施するものである。試験では、大学学部卒業者(学士)としての教養・知識・見識などを「小論文(英文資料を含む)」を通じて審査し、あわせて「面接」において看護への意欲・熱意を判断し、総合的に評価する。

薬学部 上下
薬学部・薬学科・学士(薬学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

薬学科は、科学の基盤をもち、医療人としての自覚のもと、高い臨床能力を発揮し、薬剤師として社会に貢献しうる先導的人材の養成を目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(薬学)を与える。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):グローバル社会に対応した語学力や広い教養を身につけ、医療人としての倫理観に基づいて行動する力
資質・能力目標(2):他者の状況や背景を理解した上で、円滑なコミュニケーションをとる力
資質・能力目標(3):医薬品適正使用の基盤となる科学を修得し、医療・保健・福祉・公衆衛生分野において活用する力
資質・能力目標(4):安全で質の高い、個別最適化された薬物治療および地域住民の健康維持増進を、チームの一員として主体的に実践する力
資質・能力目標(5):薬学領域における課題を見出し、科学的視点に基づいて合理的な解決策を提案するとともに、アウトカムを適切に評価する力
資質・能力目標(6):最新の医療・科学技術・制度に関して、主体的に情報収集して分析する能力を有し、生涯にわたって研鑽しようとする力


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

薬学部薬学科(学士:薬学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、教養教育科目、倫理・コミュニケーション系科目、情報系科目、基礎薬学科目、医療薬学科目、社会薬学科目、衛生薬学科目、臨床薬学科目、卒業研究から構成される教育課程を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、講義、演習、アクティブラーニング、実験実習に加え、薬局・病院での実務実習、研究活動、および医療系三学部合同教育などの教育方法を組み合わせて教育を実施する。


<学修成果の評価方法>

薬学科の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方、および医療人としての資質を醸成するという薬学科の使命のもとで実施される。各科目のシラバスおよび学習指導要項に明記した成績評価基準等に基づき、試験、レポート、パフォーマンス評価等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な評価指標を用いて評価される。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

薬学科のカリキュラムは、カリキュラムツリーおよびカリキュラムマップに示したように、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力目標の到達に向けて効果的に科目を設置する。個々の資質・能力目標と、教育内容との関連は以下に示すとおりである。

資質・能力目標(1):グローバル社会に対応した語学力や広い教養を身につけ、医療人としての倫理観に基づいて行動する力
・外国語科目を効果的に配置し、グローバルに活躍するための語学力、国際性を涵養する。
・教養教育科目、倫理・コミュニケーション系科目を通して、広い教養、高い倫理観と患者への思いやり、チーム医療における協調性と責任感を醸成する。
・実務実習や卒業研究等において協調性と責任感をもって実際に行動する力を養う。

資質・能力目標(2):他者の状況や背景を理解した上で、円滑なコミュニケーションをとる力
・倫理・コミュニケーション系科目および臨床薬学科目でコミュニケーションに係る基礎的な教育を行う。
・実務実習や卒業研究等においてコミュニケーション能力を活用する資質を養うとともに、相手の状況を把握した上で自らの意見をわかりやすく伝える力を醸成する。
・特に臨床薬学科目では、患者個々の背景に基づいたコミュニケーションの実践について教育する。

資質・能力目標(3):医薬品適正使用の基盤となる科学を修得し、医療・保健・福祉・公衆衛生分野において活用する力
・基礎薬学科目により、医薬品や化学物質と生命現象を理解するための基礎的な知識・技能を修得する教育を行う。
・医療薬学科目により、適正な薬物療法を推進するための知識・技能を修得する教育を行う。
・社会薬学科目により、地域の保健・医療に対応するための知識・技能を修得する教育を行う。
・衛生薬学科目により、健康増進や公衆衛生の向上のための知識・技能を修得する教育を行う。
・その上で、臨床薬学科目で実践的な能力を活用する教育を行う。

資質・能力目標(4):安全で質の高い、個別最適化された薬物治療および地域住民の健康維持増進を、チームの一員として主体的に実践する力
・医療薬学科目、社会薬学科目、衛生薬学科目で培った能力を応用するための臨床薬学科目を設置し、薬局や病院での実務実習において実践的な教育を行う。

資質・能力目標(5):薬学領域における課題を見出し、科学的視点に基づいて合理的な解決策を提案するとともに、アウトカムを適切に評価する力
・実験実習科目で探究心をもって洞察する力を養う。
・情報系科目では、様々な解析手段の理解を通して、データの本質を適切に捉える力を養う。
・臨床薬学科目では、医療現場における様々な問題に着目して深く考える姿勢を養う。
・薬局や病院での実務実習では個々の患者に対して根拠に基づく医療の実践を通して、疾病や健康等に対する影響を適切に評価する力を醸成する。
・卒業研究では、薬学領域における問題を発見し、解決に向けたプロセスを考える能力を養うと共に、研究成果を他者と論理的に議論し、その意義をわかりやすく伝える力を醸成する。

資質・能力目標(6):最新の医療・科学技術・制度に関して、主体的に情報収集して分析する能力を有し、生涯にわたって研鑽しようとする力
・倫理・コミュニケーション系科目および情報系科目、社会薬学科目や卒業研究等において、信頼できる情報を的確に収集、分析して活用する能力を醸成する。また、最新の情報がもつ特性の理解と継続的な情報収集の重要性を教授し、能動的な学修意欲を醸成する。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)薬学科での学びに必要な確かな基礎学力を有し、知識・技能を積極的に修得する意欲をもつ人
  • (2)自然科学に関心をもち、人の健康と医薬品に関わる課題を探究するための論理的思考力、判断力、表現力をもつ人
  • (3)公正な態度で他者を尊重し、主体性をもって協働できる人
  • (4)グローバルな視野をもち、科学者として医療・健康・福祉分野の発展に貢献することを強く志す人
  • (5)薬剤師の資格を取得する強い意志をもつ人


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、(2)学校推薦型選抜、および(3)塾内選抜により選抜を実施します。

  • (1)一般選抜
    一般選抜では、薬学科における6年間の専門教育に必要な学力を有し、薬剤師としてグローバルな視点を持って医療・健康・福祉分野に貢献することを志す学生を選抜します。
    選考では、理科、数学および外国語の試験により専門教育に必要な基礎学力および科学的な思考力・表現力を評価します。理科の試験科目(化学)では、化学を題材として生物や物理の素養も問います。外国語の試験ではさらにグローバルな活動に求められる語学力を測ります。
  • (2)学校推薦型選抜
    学校推薦型選抜では、特に優れた学力、人間性を有し、薬学科での学びを通じて薬剤師資格を取得することで、医療・健康・福祉分野への貢献を強く志す学生を、高等学校長の推薦と推薦入学志願者調書および小論文に基づき選抜します。
  • (3)塾内進学
    慶應義塾の一貫教育によって優れた知識・能力、人間性を身につけ、薬剤師になるための高度な学びを通じて医療・健康・福祉分野で先導的な役割を担うことを強く志す学生を、高等学校長の推薦に基づき受入れます。

薬学部・薬学科・学士(薬科学) 上下
学位授与に関する方針(ディプロマポリシー)

<教育目標>

薬科学科は、創薬、臨床開発、環境・生命科学などの幅広い分野における科学者として、社会で貢献しうる先導的人材の養成を目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、学士(薬科学)を与える。


<資質・能力目標>

資質・能力目標(1):グローバル社会に対応した語学力や広い教養を身につけ、創薬・生命科学研究に関わる科学者としての倫理観に基づき、他者と協調しつつ主体的に行動する力
資質・能力目標(2):薬科学の知識・技能を修得し、創薬、臨床開発、環境・生命科学など幅広い分野に活用する力
資質・能力目標(3):薬学領域における課題を見出し、科学的視点に基づいて合理的な解決策を提案するとともに、実験データを科学的に評価し、他者に適切に報告する力
資質・能力目標(4):最新の科学技術・制度に関して、主体的に情報収集して分析する能力を有し、社会の発展に貢献しようとする力


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

<教育課程の編成>

薬学部薬科学科(学士:薬科学)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、教養教育科目、倫理・コミュニケーション系科目、情報系科目、基礎薬学科目、応用薬学科目、卒業研究から構成される教育課程を体系的に編成する。


<教育課程の実施>

この教育課程の編成のもと、講義、演習、アクティブラーニング、実験実習および研究活動などの教育方法を組み合わせて教育を実施する。


<学修成果の評価方法>

薬科学科の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方、および創薬・生命科学分野における科学者としての資質を醸成するという薬科学科の使命のもとで実施される。各科目のシラバスおよび学習指導要項に明記した成績評価基準等に基づき、試験、レポート、パフォーマンス評価等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な評価指標を用いて評価される。


<資質・能力目標と教育内容との関係>

薬科学科のカリキュラムは、カリキュラムツリーおよびカリキュラムマップに示したように、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力目標の到達に向けて効果的に科目を設置する。個々の資質・能力目標と、教育内容との関連は以下に示すとおりである。

資質・能力目標(1):グローバル社会に対応した語学力や広い教養を身につけ、創薬・生命科学研究に関わる科学者としての倫理観に基づき、他者と協調しつつ主体的に行動する力
・外国語科目を効果的に配置し、グローバルに活躍するための語学力、国際性を涵養する。
・教養教育科目、倫理・コミュニケーション系科目を通して、広い教養、高い倫理観を醸成する。
・卒業研究等において協調性と責任感をもって実際に行動する力を養う。

資質・能力目標(2):薬科学の知識・技能を修得し、創薬、臨床開発、環境・生命科学など幅広い分野に活用する力
・基礎薬学科目により医薬品や化学物質と生命現象を理解するための基礎的な知識・技能を修得する教育を行う。
・応用薬学科目では医薬品や医療に関する幅広い知識・技能を修得する教育を行う。

資質・能力目標(3):薬学領域における課題を見出し、科学的視点に基づいて合理的な解決策を提案するとともに、実験データを科学的に評価し、他者に適切に報告する力
・早期体験学習等において、科学および社会の現状を把握し、課題を深く考えた上で新たな価値を創造する姿勢を醸成する。
・実験実習科目で探究心をもって洞察する力を養う。
・卒業研究では、薬学領域における問題に対して、解決に向けたプロセスを考える能力を養うと共に、研究成果を他者と論理的に議論し、その意義をわかりやすく伝える力を醸成する。

資質・能力目標(4):最新の科学技術・制度に関して、主体的に情報収集して分析する能力を有し、社会の発展に貢献しようとする力
・倫理・コミュニケーション系科目および、情報系科目および卒業研究等において、信頼できる情報を的確に収集、分析して活用する能力を醸成する。また、最新の情報がもつ特性の理解と継続的な情報収集の重要性を教授し、能動的な学修意欲、および社会貢献の意識を醸成する。


入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

<求める学生像>

  • (1)薬科学科での学びに必要な確かな基礎学力を有し、知識・技能を積極的に修得する意欲をもつ人
  • (2)自然科学に関心をもち、生命現象や医薬品に関わる課題を探究するための論理的思考力、判断力、表現力をもつ人
  • (3)公正な態度で他者を尊重し、主体性をもって協働できる人
  • (4)グローバルな視野をもち、科学者として医薬品の創製・評価、生命科学の発展に貢献することを強く志す人


<選抜の基本方針>

このような入学者を幅広く受け入れるため、(1)一般選抜、および(2)塾内選抜により選抜を実施します。

  • (1)一般選抜
    一般選抜では、薬科学科における4年間の専門教育に必要な学力を有し、薬学領域の研究者としてグローバルな視点を持って創薬および生命科学の発展に貢献することを志す学生を選抜します。
    選考では、理科、数学および外国語の試験により専門教育に必要な基礎学力および科学的な思考力・表現力を評価します。理科の試験科目(化学)では、化学を題材として生物や物理の素養も問います。外国語の試験ではさらにグローバルな活動に求められる語学力を測ります。
  • (2)塾内進学
    慶應義塾の一貫教育によって優れた知識・能力、人間性を身につけ、大学での高度な学びを通じて創薬および生命科学分野で先導的な役割を担うことを強く志す学生を、高等学校長の推薦に基づき受入れます。

サイトマップの始まり

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