6月14日に慶應義塾大学看護医療学部開設25周年の記念式典・イベントが行われた。慶應の看護に関する大きなイベントとして、2018年に慶應看護100年の記念行事が開催されたが、この行事は信濃町キャンパスで実施されたので、湘南藤沢キャンパスの看護医療学部での卒業生を中心とした大規模なイベントは、開設以来初めてとなった。当日は学部を懐かしむ卒業生や以前教職員としてお務めされていた方々やそのご関係の方々が多数来場され、来場者数は440名以上となり、校舎内には旧交を温める会話と笑顔があふれた。
式典には塾長をはじめ、塾内の理事や役職者の方々、元学部長の方々、慶應看護の同窓会組織である紅梅会の関係の方々などにご列席いただき、心温まるご祝辞を多数頂戴した。また、2名の4年生は、未来宣言として、それぞれが実習などで経験してきたことを踏まえて、看護の奥深さ・難しさとそれに対する挑戦の決意を熱く述べてくれた。式典後には、記念イベントとして、シンポジウムや「看護の虎」と称するビジネスコンテスト、展示などの企画が行われたが、紙面の都合で書ききれないため、詳細は、25周年記念のホームページに今後掲載予定の報告や、三田評論の8月号の記事などをご参照いただきたい。
後日、塾内の役職者の方々から、改めてお祝いの言葉を頂戴する機会があったが、その際に多くの方から、記念行事に対する学部の熱意と、全体に通底する「温かさ」に感動したという声を伺った。また、塾長をはじめとする複数の方から、看護医療のグローバルな活躍、特に途上国や紛争地域での活動に対して感銘を受けたと学部への声をいただいた。これはグローバル領域の教員の資質と奮闘の賜物であることを記しておく。
本部企画の一つとして、25周年を機に実施された卒業生アンケート結果の展示があった。他学部の学部長から、学部卒業後の経緯の追跡が興味深く、自身の学部でも取り入れたいとのご意見をいただいた。看護医療学部では卒業直後は医療機関で臨床看護師として就職する者が大半を占めるが、数年の間に職場・職種を変え、看護の経験や免許を活かしつつ多様な場で活躍する卒業生が多数いる。このことをファクトベースで示していくことは、学部の魅力のアピールにおいても重要だと再認識する機会ともなった。
最後に、卒業生の多様な活躍を見た学部生が「卒業後には、自分もあんなふうに輝いて、後輩たちに憧れられるように、頑張りたい」と語ってくれたことを紹介して、稿を終えたい。末筆ながら、本件に関わってくださった学部内外の多くの皆様に心より感謝申し上げます。9月刊行予定の25周年記念誌も楽しみにお待ちください。
写真は記念に配られた文銭堂のどら焼きです。心地よい疲労に甘さが染み渡りました。