慶應義塾

湘南藤沢中・高等部 ──医師が教える高等部「保健」の授業──

公開日:2026.08.21

湘南藤沢中・高等部では5年生(高等部2年生)の週1回の「保健」の授業を、慶應義塾大学保健管理センターの医師が担当している。専門的に医学を学んだ「教員=医師」が、医師としての経験をもとにリアルにそして本質的に語る湘南藤沢中・高等部の目玉授業の1つである。

通年の授業内容は「受精卵から始まる人生100年」を辿るというもので、17歳の生徒たちがこれまでの自分を振り返ったり、そしてこれから100歳になるまでの自分を想像したりしながら、各ライフステージにおける「健康」を考えていく。特に、将来起こり得る「病気」が「医師=教員」によってリアルに語られるとき、時にデリケートな「性」に関する内容が「医師=教員」によって非常に専門的に語られるとき、生徒たちの保健を学ぶモチベーションに火をつけている。授業の内容が意外にも近くにある現実であることを痛感し、非常に熱心に授業を聞き、課題に取り組む生徒が多い。

担当する「教員=医師」は、今あるいは将来、自分にも起こるかもしれない健康障害や生活習慣病を「自分自身で考えて予防できる力」を育むことを目指している。また、教科教育としての「保健」を軸とした「健康教育・関係性教育・生活/経済教育」の実現を意識し、医師として教えたい内容であると同時に、生徒たちが学びたい内容の授業になるように心がけているという。いわゆる大学受験指導とは無縁の慶應義塾の一貫教育校であるから、しかも生徒にどの教科も満遍なく勉強することを求める湘南藤沢中・高等部であるからこそ実現できた、贅沢な授業と言っても過言ではない。