慶應義塾

学生の声 2027 #001 文学部

公開日:2026.10.29

文学部3年 K.M. (東京都・白百合学園高等学校 出身)

お互いの学びを語り合い、尊重し合える友人に恵まれて

「学問のすゝめ奨学金」で受験を決意

 大学で学びたいことが具体的に決まっていなかった私は、1年生で多様な分野を学びつつ専攻を決め、専攻振り分け後も他分野の専門科目を自由に学べる慶應義塾大学文学部に魅力を感じていました。しかし、家庭の経済状況を考えると、上京して進学することは難しいと思っていました。そんな時に、地方出身者を支援する、入学前申請の「学問のすゝめ奨学金」(p.118参照)のことを知り、受験を決意しました。

 入学後は、「学問のすゝめ奨学金」とともに日本学生支援機構の奨学金(p.117参照)にも採用されました。上限まで科目を履修し、学生団体でも活動するなど、充実した学生生活を送っています。

心」に迫る実験心理学の学び

 早くから就職活動に励んだり、体育会やサークル団体の活動に熱中するなど、様々な選択肢がある大学生活ですが、私はその中でも学びを大切にしたいと考えています。そんな私にとってお互いの学びについて語り合い、尊重し合える友人に恵まれた文学部は、かけがえのない環境です。

 所属する心理学専攻では、実験とその解析という科学的な手法で「心」に迫る実験心理学を学んでいます。少人数教育で、知覚・認知・行動・学習・発達・神経など多彩な領域、多様なアプローチの研究が行える点に特長がある専攻です。

日本中を飛び回りながら大自然を味わう

 課外活動としては、慶應義塾ワンダーフォーゲル部(KWV)に所属しています。創立90年を超える公認団体で、週末の1泊2日の山行のほか、夏休みには北アルプス縦走など長期合宿を行っています。日本中を飛び回りながら大自然を味わう活動はとても刺激的です。

 一方で、常に危険が伴うのが登山です。KWVでは組織的な安全対策を行うほか、学年ごとに分けられた役割をこなしていくことで、山行リーダーへと成長していける仕組みが整えられています。その緻密な組織づくりに先人の足跡を感じます。

研究をさらに深め実社会に貢献したい

 私は身体と心の動的な関係、特に自身で制御することのできない環境下での身体感覚の変化に関心があります。人が何かしらの行為を行ったときに「自らが行った」と感じる感覚は行為主体感(Sense of Agency:SoA)と呼ばれており、身体を扱う心理学だけでなく臨床や工学など実社会に貢献できる研究分野です。私はこの分野に興味があり、大学院に進学して「心とは何か」という問いに迫りつつ研究を深めたいと考えています。将来は臨床・工学分野に心理学の立場から携わることを志しています。

 一つのことを苦労しながらもやり切った時、諦めていたら出会えなかった新たな自分に出会うことがあります。受験期の私の道しるべになったのは、そんな日々の中で培った「自分らしさ」でした。全力の学びの中で培った「あなたらしさ」で慶應義塾大学に入学されることを、そして共に学べる日を心より楽しみにしています。


この記事は、受験生向け大学案内『ガイドブック2027』に掲載したものです。

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掲載内容は2025年度取材当時のものです。