文部科学省で公募された「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に、慶應義塾大学の提案が採択されました。
「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」は、地域の中核大学や研究の特定分野に強みを持つ大学が、その強みや特色のある研究力を核とした戦略的経営の下、研究活動の国際展開や社会実装の加速等により研究力強化を図る環境整備を支援する事業です。慶應義塾大学は沖縄科学技術大学院大学(OIST)およびキングス・カレッジ・ロンドン、ケルン大学、延世大学校、ノースウェスタン大学を組織的な連携を図る連携機関として本事業を実施します。
本事業の取組を通じ、慶應義塾大学が我が国全体の研究力の発展を牽引する研究大学群の形成を推進することが求められています。
慶應義塾大学では、私立大学として唯一のWPI拠点およびCOI-NEXT本格型2拠点を有します。これらの特色ある拠点群を発展させ、更に智徳の協働で多様な研究拠点を生み出し育む「土壌」を醸成し、課題解決から社会実装までを支援する体制を構築します。それにより学問、特に実学の成果を「未来のコモンセンス」として成就させるエコシステムを確立する研究大学になるべく、取り組みを進めてまいります。
また、本事業に先立ち文部科学省で公募された「地域中核・特色ある研究大学の連携による 産学官連携・共同研究の施設整備事業」においても、慶應義塾大学は2023年4月に採択を受け、矢上キャンパスにオープンイノベーション施設、信濃町キャンパスにインキュベーション施設の整備を進めています。これらの施設を通し、研究成果を基にした国内外の社会課題解決やスタートアップを含めた新産業創出などのイノベーションに結び付け、大学の機能強化を図ります。