6月3日(月)、三田キャンパス北館ホールにて、システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)開設10年記念公開講座「河野太郎、ODAを語る」が開催されました。
河野外務大臣は講演で、日本が行っている技術協力や資金協力の実績を紹介し、今後は特に司法整備支援等の技術協力が重要であると語りました。また日本がアメリカから受けた資金援助が、戦後の復興おいて重要な役割を果たしたことを話し、国際協力は「持ちつ持たれつ」であると述べました。講演に続き、神武直彦SDM教授がモデレータを務め、河野大臣と参加学生の対話が行われました。SDMだけではなく、理工学部や医学部の学生からも多岐にわたる質問がなされ、河野大臣はその一つ一つに丁寧に応じました。
イベントの最後、河野大臣は満席となった会場の学生たちに向けて、「政府機関での仕事に限らず国際協力の仕事に興味を持ってほしい」と語り、「国際社会で活躍する人材として、英語に加えて中国語やフランス語等の外国語も操れるようになってほしい」とメッセージを伝えました。