慶應義塾大学は、理工学部の矢上キャンパス内に、最先端量子コンピューター研究拠点としてIBM Q Network Hubを開設しました。IBM Qは、IBM(米国)で開発されている最先端の汎用量子コンピューターで、そのIBM Qのクラウド利用を可能とするアジア唯一のハブとなります。
これにともない、5月17日(木)、矢上キャンパス創想館マルチメディアルームにおいてプレスカンファレンスを実施しました。当日は、伊藤公平理工学部長、ボブ・スーターIBM Research バイスプレジデントからの挨拶の後、山本直樹量子コンピューティングセンター長からIBM Q Network Hubについての説明がありました。続いて、IBM Q Network Hubの発足メンバー企業の紹介がされ、JSR株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社みずほフィナンシャルグループ、三菱ケミカル株式会社の4社が参画することが発表されました。 そのあと、メンバー企業各社との記念撮影が行われ、質疑応答も活発に行われました。最後に、IBM Q Hubコモンルームの施設見学とIBM Qアクセスのデモンストレーションがあり、メディア各社から熱心な質問があがっていました。また、プレスカンファレンスの後に、関係者によるオープニングセレモニーも行われ、盛況のうちに終了しました。
今後、慶應義塾大学では、メンバー企業や他大学・公的研究機関の研究者と協力しながら、量子コンピューター用のアルゴリズムとソフトウェアの開発を進めていきます。
プレスカンファレンスでの配布資料