本年3月に竣工した、信濃町キャンパス・大学病院1号館の免震装置に、KYB(株)およびカヤバシステムマシナリー(株)が製造した、検査データ改ざんの可能性のあるオイルダンパーが使用されているとの情報を、施工会社を通じて得ました。
慶應義塾としては、今後、施工会社およびメーカーであるKYB(株)に対し、オイルダンパーの速やかな交換を求めていく考えです。
KYB(株)によると、国土交通省の指示に基づき第三者による安全性の検証を行った結果、データ改ざんされたオイルダンパーが使用されていたとしても「震度6強から7程度の最大級の地震に対しても十分に耐え得る」とのことで、一定の安全性は確保されていると考えられますが、今後、慶應義塾としても監督官庁の指導に従い、安全性をより確実なものとすべく、着実に対応して参ります。
なお、本学の各キャンパス内にある他の施設については、KYB(株)およびカヤバシステムマシナリー(株)が製造した、検査データ改ざんあるいはその可能性のある免震・制振オイルダンパーは使用されていないことを確認しております。