法学研究科への進学
大学院修士課程(2 年)は、研究者や高度の専門的知見を要する職業に就くために求められる能力を培うことを目的とした課程です。修了後は就職するか、後期博士課程(3 年)に進学し研究を続けるのが一般的です。
修士課程を修了した学生の多くは、一般企業に就職しています。後期博士課程を修了した学生は、大学教員や研究者のほか、各種研究機関の職員や国際公務員になる者もいます。
大学院法学研究科修士課程には一般の大学院課程に加え「専修コース」も設置されています。今日、様々な分野で、より高度な専門的知識を持つ人材が必要とされています。実社会の要請に応えるものとして設置されたものです。
公法学専攻修士課程に設置されている「宇宙法」、政治学専攻修士課程に設置されている「公共政策」と「ジャーナリズム」の専修コースがあります。
大学院に進学するにあたって、通常の入試の他に、推薦入試制度があります。これは本塾法学部第4 学年に在学する成績優秀な学生に対して修士課程入学試験の第一次試験を免除するものです。
法務研究科への進学
法曹養成専攻[法科大学院(ロースクール)]
法科大学院は、法曹(弁護士、検察官、裁判官)に必要な学識及び能力を培うことを目的とした専門職大学院です。修了すると司法試験の受験資格と法務博士(専門職)の専門職学位が取得できます。2023年度からは、一定の要件を満たした場合在学中に司法試験を受験できる制度が始まりました。
慶應義塾大学法科大学院は、理論と実務の架け橋という法科大学院の理念に加えて、国際性、学際性、先端性の3つを教育理念として、21世紀社会を先導する法曹を養成します。具体的には、法学未修者コース1年次で集中的に基礎的な法的素養を身につけ、2年次、3年次で応用的な法的思考力を養成し、各自の専門性に磨きをかけます。
入学定員
220名
法学未修者コース(3年制):約50名
法学既修者コース(2年制):約170名
法学既修者コース特別選抜入試制度
法曹コース科目を含む所定の法律学科の科目を優秀な成績で単位修得した法学部生につい
て3年で学部を卒業し、法曹養成専攻の法学既修者コースに入学を認める制度です。
進路
修了後は、司法試験、司法修習を経て、主に裁判官・検察官・弁護士等として活躍することになります。
グローバル法務専攻(LL.M.)
グローバル法務専攻(LL.M.コース)は、グローバル・フィールドで活躍するグローバル法曹・グローバル法務専門職を養成するために、英語を使用言語として、原則1年間(パートタイムで1.5年または2年)で学位を取得することができる専門職大学院です。完全セメスター制で、4月入学と9月入学の選択が可能です。
定員30人の少人数教育を徹底し、世界各国から国際的なバックグラウンドを持った学生が集まる環境の中で、すべての授業を英語で実施します。教員も、日本で活躍するアメリカ人弁護士や渉外法務の第一線で活躍する日本人弁護士など実務家教員を中心に構成されています。
カリキュラム
カリキュラムは、9つの科目群からなり、日本や諸外国の法制 度について習得し、英語で発信する能力を身につけつつ、最先端のグローバル・ビジネス法務やグローバル・セキュリティー法務 を学び、かつドラフティング・交渉・仲裁・模擬裁判などの実務トレーニングを受けるというチャレンジングなものとなっています。
留学など
欧米、アジア、オセアニアなどの諸外国との提携を推進し、短期の海外研修や半年の留学制度、ワシントン大学(シアトル)やハノイ法科大学、ホーチミン市経済法科大学等とのダブル・ディグリー制度などを用意し、海外での拠点形成・ネットワーク形成を支援します。
進路
渉外法律事務所、グローバル企業法務部、国連等国際機関等で活躍することになります。
ロースクールのススメ/法科大学院3年
慶應義塾大学大学院法務研究科(慶應ロースクール)では、法律について基礎から応用まで深く学ぶことができます。網羅的なカリキュラムが組まれており、先生にすぐに相談できる環境も整っているので、これまでに十分に法律の学習を進めてきた人もこれから ! という人も安心して学習に臨むことができます。他学部出身者や社会人経験者など様々なバックグラウンドをもった意欲の高い人がたくさんいるので、そのような仲間と日々切磋琢磨しています。また、模擬裁判や実務科目の授業が必修となっており、他の学生と協力しながら実践的な法律の学びを得ることもできます。
権威ある学者の先生はもちろん、現職の裁判官、検察官、弁護士の実務家の先生も数多くいらっしゃり、実用的な知識や法曹としての姿勢を学ぶことができることも慶應ロースクールの魅力の一つといえます。慶應ロースクールへの進学、自信を持っておすすめします!(法科大学院3年)