慶應義塾

多様な分野で活躍する塾生たち-2025 Portrait-

矢島 聖蘭(やじま せいら)君

2026/02/12

広報誌『塾』では、写真をメインに塾生のさまざまな活躍を紹介するPortraitコーナーを設けています。今回は、『塾』2025 SPRING(No.326)、2025 SUMMER(No.327)、2025 AUTUMN(No.328)、2026 WINTER(No.329)に掲載した記事を転載してお届けします。

高校生でかるた「クイーン」に。 競技かるたを世界にも広めたい

矢島聖蘭君 環境情報学部1年

小学4年でかるた教室に参加。「百人一首の暗記は泣くほどつらかった」そうだが、翌年には全国小学生選手権大会5年生の部で優勝。かるた競技の魅力を聞くと「男女関係なく、子どもでも大人に勝てるところ」と話す。中学生で最高クラスの「A級」選手となり、高校では個人・団体で日本一、卒業間際に女性最高位の「クイーン」に。高校生として17年ぶりのことだった。「憧れだった大学No.1の慶應かるた会で、強くてやさしい先輩方と一緒にかるたができることが何より楽しい。海外の方にも競技かるたを知ってもらい、競技かるたをプロ化したい」。今後の抱負は自らの「クイーン」位防衛と、慶應かるた会の大学選手権連覇に貢献すること。穏やかな人柄の中に「勝つ」ことへの執念をにじませる。

(広報誌『塾』2026 WINTER(No.329)「Portrait」掲載時点)

競技かるたは、集中力と瞬発力を要する
百人一首の中でもお気に入りの2句

Apple社「Swift Student Challenge」で 2度目のWinnerに

杉山丈太郎君 環境情報学部3年

杉山 丈太郎(すぎやま じょうたろう)君

2020年、高校1年のときにApple 社が主催する国際的なプログラミング大会「Swift Student Challenge(SSC)」で日本人唯一のWinnerとなる。高校卒業後は「やりたいことができそう」と環境情報学部に入学し、AR(拡張現実)やAI(人工知能)などの研究を志向して武田圭史研究会に所属。1年の秋に株式会社インフィニティーを創業し、企業とのコラボ開発やSFC 生が日常的に利用するアプリ開発などの事業に取り組んできた。アプリのジャンルにこだわりはなく「とにかく世の中に存在しないものを生み出したい」。2025 年の「SSC」では、2度目のWinnerに輝いた。「SFCは教員も学生もユニークな人ばかり。そんなSFCの多彩な才能をリンクさせるアプリを作りたい」と意気込む。

(広報誌『塾』2025 AUTUMN(No.328)「Portrait」掲載時点)

今回受賞した作品「Kirigami」は、アプリ上で切り紙を気軽に楽しめる
受賞証と賞品のAirPods Max

「学生監督」として 志木高校の硬式野球部を率いる

石塚大起君 法学部政治学科3年

石塚 大起(いしづか だいき)君

母校である慶應義塾志木高等学校の硬式野球部監督に就任したのは、大学1年の秋。プレーヤーへの未練も前例のない抜擢への不安も、「恩返しができるなら」と断ち切った。朝練を含め週5~6日は志木に通う多忙な日々を、楽しげに駆け抜ける。「年齢差がほぼないので選手との距離が近く、プレーをやってみせながら指導することもできる。選手もコーチも監督も、試行錯誤しつつ一緒に成長しているチームです」。挨拶や掃除、グラウンドの整備といった「人としての振る舞い」を重んじる姿勢は、柴田康男前監督からの徹底した指導の賜物。「先生の教えを自分なりに咀嚼し、次の代に伝えていけたら」。全国高等学校野球選手権埼玉大会は目前だ。「一日でも長く皆と野球ができるよう頑張ります!」

(広報誌『塾』2025 SUMMER(No.327)「Portrait」掲載時点)

「今年は悔しい結果が続いている」と話すが、チームの雰囲気は明るい
監督就任1年目から共に過ごした3年生と(最前列中央)
山腰修三ゼミに所属、「卒業後の進路は目下悩み中です」

これからも「世界一」にこだわり続けていきたい

長谷川理央君 総合政策学部4年

長谷川 理央(はせがわ りお)君

2024年9月にポーランドで開催されたアマチュア相撲の世界相撲選手権の女子中量級(73kg未満)で優勝した。相撲が盛んな青森県鰺ヶ沢町出身で小学生時代に全国優勝を果たす。中学3年のときに世界ジュニア女子相撲選手権で3位となるが「優勝できなかったことが悔しくて」、部員がいなかった高校の相撲部を一人で再興。「世界一」を目指して練習に励んだ。卒業後は兄が進学していた慶應義塾大学へ。相撲部初の女子部員となる。「学部の学びや友人との交流で視野が広がり、相撲を一歩引いて見ることができるようになった。それが競技にもプラスに働いている」。今後も「世界一」にこだわりながら、アマチュア相撲の認知度向上にも貢献したいと意気込む。

(広報誌『塾』2025 SPRING(No.326)「Portrait」掲載時点)

強豪国ウクライナの選手と対戦
世界相撲選手権の表彰式の様子

※記事中の所属、学年は掲載時のものです。