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各地の義塾
1998/07/01
『塾』1998年 No.213 掲載
明治の初め、慶應義塾では地方学生の就学意欲に応えるために、大阪・京都・徳島などの地域に相次いで分校を置いた時期があった。
義塾140年の歴史の中にあって、これらの分校が存在していた事実は意外と知られていない。
今回は、「義塾」の名を冠した全国各地の学校を紹介するとともに、分校の歴史を振り返り、地域における義塾発展の足跡をたどってみたい。
京都
「京都慶應義塾」は、明治7年2月からおよそ1年間、当時の槇村正直京都府参事の要請で設置された。
設立の際に発行された『京都慶應義塾之記』によると、この分校は「東京三田二丁目慶應義塾ノ教員出張ノ学校」として開校し、「講堂ノミニテ眠食ノ部屋ナシト 雖モ追々生徒ノ都合ニヨリ塾舎モ設クベシ」とあるように、当初は生徒の修学状況によって寄宿舎も設置する計画だったらしい。
分校は、京都市のほぼ真ん中、上京区下立売通新町西入ル薮ノ内町の京都守護職の屋敷内、現在の京都府庁があるところに位置していた。今は、府庁の門を入ってすぐ右に小さな石碑が一基、左手の守衛所の裏手の奥まった場所に「独立自尊」の4文字を横に刻んだ記念碑が一基残っている。
大阪
「大阪慶應義塾」は義塾の分校第1号であり、明治6年11月に「関西地方学生にして東都に上ることの難き者をして就学の便を得せしめんが為」に開校された。
荘田平五郎、名児耶六都、岩田蕃、坪井仙次郎、矢部善蔵、矢野文雄、那珂通世、中井芳楠等が交代で英書、訳書、洋算、和算等の出張教授にあたり、生徒の意に任せて一類数課あるいは数類の兼学が許されていた。明治8年6月に閉鎖されるまで、英書科75名、訳書科11名の計86名の生徒を育成した。
分校の位置は、最初は「南大組第六区安堂寺橋通三丁目第百九十二番屋敷丸家善蔵扣家」、翌明治7年6月6日には北浜町2丁目の小寺篤兵衛の家に移ったと伝えられる。なお、この大阪慶應義塾は閉鎖ののち、徳島に移って「徳島慶應義塾」に引きつがれた。
徳島
「徳島慶應義塾」は、明治8年7月から翌9年11月まで、1年余り設けられていた。
開校の経緯については「徳島の有力者が蜂須賀家の援助を受け、福澤翁に懇願して、義塾の分校を立てること」になったと、矢野文雄の伝記『龍渓矢野文雄君伝』には記されている。「大阪慶應義塾」をそのまま引きつぐ形で開校したので、当初の入学者49名のうち40名が『大阪慶應義塾入社帳』に記載されていた学生で、新しい帳簿には9名を載せているにすぎなかった。校長も大阪時代の最後の校長を務めていた矢野文雄が、明治9年3月に城泉太郎が赴任して代わるまで在任していた。
分校の位置は、当時の設立願の書類によると「第三大学区名東県管下第一大区五小区名東郡富田浦三番地」と記されているが、今はこの地名は残っていない。
明治期に慶應義塾にならって設立された義塾と名のつく学校一覧
東京都
港区:芝
文会義塾(攻玉義塾)、時習義塾、高矣義塾、育英義塾、日新義塾、督業義塾、有明義塾、時習義塾、明八義塾
港区:麻布
放天義塾
港区:赤坂
鞭駘義塾
千代田区:麹町
寧静義塾、奎運義塾
千代田区:神田
共心義塾、明治義塾、立志義塾、共和義塾
中央区:日本橋
岸俊雄義塾苟新館
中央区:京橋
英学義塾
新宿区:牛込
明治義塾、博約義塾
文京区:小石川
白山義塾(同人義塾)、柳館義塾
文京区:本郷
簡相義塾、原要義塾、見竜義塾、養源義塾
台東区:浅草
共心義塾、西坂義塾
台東区:下谷
成性義塾
墨田区:本所
時習義塾、蕉蹟義塾
品川区
耕文義塾
品川区:(不詳)
文明義塾、管(簡ヵ)相義塾
東北地方
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白石義塾
関東地方
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