環境情報学部教授 川島英之研究室に所属する中森辰洋さん(受賞時政策・メディア研究科後期博士課程1年)、川島英之環境情報学部教授が、ボストンで行われた国際会議VLDB 2026で論文を発表しました。
VLDB (International Conference on Very Large Data Bases) は、データ管理やスケーラブルなデータサイエンスに関する研究者、ベンダー、実務家、開発者、ユーザーなど幅広い分野の専門家を対象とした、毎年開催される国際会議です。52回目を迎える今年の会議はボストンで開催されました。VLDBはコンピュータサイエンス分野の会議を評価するシステムであるICORE Rankings でA*(最難関)を獲得しています。世界最高峰の研究者が集うVLDBでの論文発表は、素晴らしい功績です。
論文名
Libra: One-Shot Parameter Sensitivity Estimation for Transfer Learning in Database Performance Prediction
Tatsuhiro Nakamori, Hideyuki Kawashima
中森辰洋さんのコメント
世界中のデータベース研究者が集うVLDBの舞台で自身の研究を発表し、第一線の研究者と直接議論できたことは、素晴らしい経験となりました。本成果は川島英之教授の熱心なご指導と研究室の皆様の支えなくしては絶対に実現しませんでした。今後は世界の舞台でさらにプレゼンスを高め、国際的に存在感のある研究者となることを目標に、一層精進してまいります。
川島英之教授のコメント
データベースシステムの性能はパラメータによって大きく変動します。このパラメータ数は200近くにも及びます。データベースシステムをクラウドで利用する際には、様々なワークロード(例:大規模データ分析、チケット販売、等)に対して、様々なマシンを選択できます。そのため、ワークロードXに対してマシンYを選定した際に、性能を最大化するパラメタ設定を素早く知ることは重要な課題です。なぜならパラメタ設定には膨大なコストと時間がかかるからです。提案手法Libraは、これを高速かつ正確に実現するものです。
SFCの学生の成果がVLDBに採択されたのは、これが初めてのことです。今後はLibraを発展させ、AIシステムの自動最適化を実現したく思います。
発信元:湘南藤沢事務室 総務担当