環境情報学部 中澤・大越研究室に所属する星山八海さん(環境情報学部4年)、梁川英斗さん(環境情報学部4年)が、情報処理学会 第90回ユビキタスコンピューティングシステム研究会(UBI)でそれぞれ「UBIヤングリサーチャー賞」を受賞しました。
情報処理学会 ユビキタスコンピューティングシステム研究会は、2001年4月に設立された「情報家電コンピューティング研究グループ」と「知的都市基盤研究グループ」が母体となって2003年4月に設立され、20年以上にわたり国内のユビキタスコンピューティング研究を牽引している研究会です。研究分野は、人間から、家庭、オフィス、公共空間、モビリティといった身の回りの生活空間・都市空間、さらには人間だけでなく動植物まで幅広く、ユビキタスコンピューティングの基盤技術であるコンピュータアーキテクチャ、センシング、コンテキストアウェアネス、ネットワーキング、入出力デバイス、ヒューマンインタフェース、ヒューマンコンピュータインタラクションなど多岐にわたります。
第90回を迎える今回、奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~にて研究発表会が開催されました。「UBIヤングリサーチャー賞」は、大学院1年生までの学生枠で投稿した論文に対してプレゼンと論文の質を総合的に判断して表彰される賞です。
受賞論文
学生の視線データに基づく集団的な受講状態の将来予測 – 注意逸脱の早期検知に向けて–
◯ 星山八海(慶應義塾大学)・本山理奈(慶應義塾大学)・中澤仁(慶應義塾大学)・大越匡(慶應義塾大学)
音声感情認識におけるユニットセグメンテーションの定量的評価指標:複数モデル間の合意率に基づく検討
◯ 梁川英斗(慶應義塾大学)・伊藤隆(慶應義塾大学)・尾崎慶次郎(慶應義塾大学)・中澤仁(慶應義塾大学)・大越匡(慶應義塾大学)
星山八海さんのコメント
この度は、情報処理学会第90回ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)研究発表会にて「ヤングリサーチャー賞」を受賞させて頂き、大変光栄な思いです。
本研究は、近年、大学講義においてパソコン利用が常態化する中で生じる学生の注意逸脱に着目したものです。「パソコン注視度」という指標を定義することで、クラス全体の受講状態を時系列的に捉え、機械学習を用いて将来の状態変化を予測する手法を提案しました。
初めての学会発表でしたが、今回このような賞をいただけたのは、ご指導・ご支援くださった本山理奈さん(政策・メディア研究科)をはじめとする中澤・大越研究室の先生方、先輩方、友人のおかげです。この場を借りて、心より御礼申し上げます。今後もSFCの講義を対象とした実験を重ね、本研究をさらに発展させられるよう、研究活動に一層精進してまいります。
梁川英斗さんのコメント
この度は第90回UBI研究会にて「UBIヤングリサーチャー賞」を受賞できたことを大変光栄に思います。本研究は音声から感情を予測する研究分野に使われるデータセットが発話単位を基本として構築されるのに対し、VAD(無音声区間認識)を用いたより感情の一貫性を保ったデータセットの構築方法とその評価方法を提案しました。この研究を通して、コンピューターがより自然で精度の高い感情を音声から認識できることが期待されます。
今回受賞した研究を進める上で、中澤・大越研究室の先生方と関係者の皆さんから数多くの指導・助言を頂いており、その支援に改めて感謝申し上げます。今後も研究の改善と発展に努め、実社会で自らの研究を応用した技術が活用されるようにより一層の想いで研究に邁進していきます。
発信元:湘南藤沢事務室 総務担当