川島英之環境情報学部教授が、xSIG 2026で「Outstanding Research Award」を受賞しました。
xSIG (cross-disciplinary workshop on computing Systems, Infrastructures, and programminG) は、並列処理や計算システム・基盤技術分野の主要シンポジウムであるJSPP(並列処理シンポジウム)、SACSIS(先進的計算システムおよび基盤技術シンポジウム)、ACSI(先進的計算システム技術に関するシンポジウム)の伝統を受け継ぎ、2017年に発足した国内会議です。
計算システム、インフラ、プログラミングをはじめとする幅広い領域を横断的に対象として、複数分野にまたがる最先端の研究が発表されています。2026年度は10回目の開催となり、岐阜県高山市 飛騨・世界生活文化センターにて開催されました。
川島教授の研究は、データベースのトランザクション処理で課題となるデータ不整合(ファントム問題)に対し、従来の個別対応に起因する実装の複雑化や運用の混乱を解消し、幅広い手法に汎用的に適用できるシンプルな手法 Phantom Arena を提案したものです。本手法の確立により、現実世界の多様なファントム問題を包括的に解決することが期待されます。
受賞論文
Phantom Arena: Decoupling Phantom Avoidance from Index Structure
Yutaro Bessho(NTT), Hideyuki Kawashima(慶應義塾大学)
川島英之教授のコメント
この度はxSIG 2026にてOutstanding Research Awardをいただき、大変光栄に存じます。本研究は、現代のデータ駆動型社会を支える基盤として、高性能トランザクション処理の限界に挑んだ成果です。地道な探求とシステム実装を積み重ねた結果がこのように評価され、大きな励みとなります。共同研究者をはじめ、支えてくださった皆様に深く感謝いたします。今回の受賞を糧に、今後も社会に貢献できる革新的なAIシステムの開発に邁進してまいります。
発信元:湘南藤沢事務室 総務担当