慶應義塾大学
慶應義塾大学(塾長 伊藤公平)の新川崎先端研究教育連携スクエアの小池康博特任教授(慶應フォトニクス・リサーチ・インスティテュート(KPRI)所長)、村元謙太特任講師らの研究グループは、データセンター向け短距離光通信の高速化に貢献する屈折率分布型プラスチック光ファイバ(GI POF)を開発し、次世代の1レーン212.5 Gbps(ギガビット/秒)の50メートル伝送の実証に成功しました。
生成AIの普及によってデータセンター内でやり取りされる情報量は急増しており、機器間を接続する短距離通信では、さらなる高速化が求められています。こうした用途では、面発光レーザ(VCSEL)と石英ガラス製マルチモード光ファイバ(MMF)の組み合わせが広く用いられていますが、1レーン212.5 Gbps級の高速化に向けては、光ファイバのモード分散や材料分散に起因する伝送帯域の制約が課題となります。本研究では、光ファイバ内の屈折率分布を高精度に制御してモード分散を低減するとともに、石英ガラスよりも材料分散の小さい全フッ素化ポリマーを用いることで、石英ガラス製MMFを上回る伝送帯域を有するGI POFを実証しました。
本成果は、慶應義塾大学KPRIと、米国Broadcom社との共著論文として、光通信分野で世界最大級の国際会議であるOptical Fiber Communication Conference(OFC)2026に採択され、発表されました。
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