研究概要
Keio STARのミッションを達成するため、「教育:S-School」「国際基準形成:Beyond SDGs」「イノベーション支援:インパクトオープンイノベーション(IOI)」の3つのサブプロジェクトの相互連携でインパクトを出すことを目指し、2025年度に会員企業を迎え本格始動した。2026年度は、様々なアクションを会員とともに推進していく。「教育:S-School」は、現在短期集中講座の準備を行なっており、2026年度には実施を予定している。「国際基準形成:Beyond SDGs」は、2025年度に開始したBeyond SDGs官民会議の活動を加速させ日本とアジア、諸島の3つのレイヤーで提言の基礎を固めていく。「イノベーション支援:インパクトオープンイノベーション(IOI)」は、大企業によるスタートアップM&Aの促進要件の抽出のため、事例研究や研究会活動を進め、提言書の準備を進めている。また、2025年度から参加したインクルーシブ社会の実現を目指す研究についても、定期的なミートアップ(イベント)を展開していく。
2026年度事業計画
■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標
2025年度に実施した研究会および実践プロジェクトを基盤とし、ESGPおよびS-Schoolの両プロジェクトについて、概念の精緻化と実装に向けた取り組みを継続する。
ESGP
国際的意義および企業行動変容への潜在的インパクトが確認された一方で、評価指標や制度設計の具体化が課題として残されている。このため、評価枠組みおよび企業インセンティブ設計の精緻化、国際標準化に向けた論点整理を進める。
S-School
実践型教育の有効性と教育ニーズの存在が確認されたことを踏まえ、各プログラムの試行・改善を通じて教育モデルの体系化と持続的運営基盤の確立を目指す。
Beyond SDGs
2025年度よりKeio STARで事務局を担う「ビヨンドSDGs官民会議」の事務局運営をはじめ、分科会の活動を通してより多くのステークホルダーからの意見の集約や、政策提言に向けた議論の整理を行い、2027年9月より国連で始まる国際的議論への提言の基礎固めを行う。また、マレーシアのパートナーとの協力を足がかりにASEAN諸国及び日本を含むアジア地域のマルチステークホルダー間対話と、アジアからの視点を中心としたビヨンドSDGsに向けた議論形成を、4月に開催予定のキックオフミーティングにて本格的に始動させる。
DSAI STAR Labo
実証型プロジェクトの推進として、AIガバナンス、エネルギー効率化、セキュリティ設計を軸に社会実装研究を開始するとともに、「AIキャンパス」の基盤整備を進める。また、D7構想など国際的な政策枠組みを見据え、技術面・制度面の双方からグローバル連携を強化する。
Project Cybernetic being
多感覚共有技術を通じて異⽂化間コミュニケーションや技能伝承を⽀援し、包摂性社会の実現を⽬指す。4⽉にスペイン・バルセロナで開催される国際会議CHI2026において、2025年度中に採択されたCHIワークショップにおける「⾼齢者のウェルビーイングに向けたインクルーシブAR技術の開発に関する研究」の⼝頭発表、「Qìfield: Externalizing Qi as a Palmar Haptic Field for Volitional Extension in Tai Chi Practices. 」のポスター発表を⾏う。
FEEL TECH Lab
KMDとドコモによる共創ラボとして、触覚共有技術の研究開発を継続する。触覚共有を通じて⼈と⼈・⼈と世界の関係を再構築し、感性でつながる社会の実現を引き続き⽬指す。エンタテインメント領域における新たな触覚体験の創出についても、重点領域として継続的に取り組みを推進する。
■2026年度の新規活動目標と内容、実施の背景
ESGP
広島県のネットワークを活用し、国連等国際機関への初期構想の提示を行うとともに、研究会をより実践的な意思決定機関である「委員会」へ移行し、国際的な議論形成および発信を強化する。
S-School
「S-School Studio」の実証的実施とカリキュラムの高度化、「S-School Sessions」の月例プログラムとしての定常運用、「S-School Intensive」の企業向け提供開始に加え、K-12向け教育プログラムの試行的導入を進め、教育の社会実装を本格化する。
また、国際会議や対話の場を活用し、両プロジェクトの国際的認知向上と連携機会の創出を図る。
Beyond SDGs
① AIとエネルギー:気候変動とSDGsをテーマに、Keio STAR内に新設されたDSAI STAR Laboと連携を進める
② Beyond GDPとBeyond SDGs:ウェルビーイングも含む指標の検討、概念比較や概念構築の基盤となる研究活動を、スイス・ジュネーブのUN Beyond Labなどと協力し推進する
③ 国際保健とBeyond SDGs:保険医療分野の専門家などを招き、ビヨンドSDGsへ向けた国際保健概念のあり方に関する検討会を発足させ、基礎研究、概念の整理などの研究活動を開始する
④ 食とサステナビリティ:食のサステナビリティに関する目標、ターゲット、指標、ガバナンスのあり方などについて、安藤スポーツ・食文化振興財団と研究を実施する予定
⑤ 平和とサステナビリティ:2026年に予定される国連の主要会議や「Beyond GDP」をめぐる国際的なルール形成を見据え、国際機関、グローバル企業、市民社会との協働を一層強化し、指標プロトタイプの構築と国際社会への発信を迅速に進め、持続可能な価値評価の国際的議論を主導する体制を確立する。
Project Cybernetic being
Moonshotに加えて、横浜市⽴⼤学医学部が主導するCOI-NEXTに研究分担機関として参加し、デジタル技術を活⽤したメンタルカウンセリング緩急の構築に取り組むほか、新たに採択されたJST ASPIREプログラムの枠組みを活⽤し、オックスフォード⼤学と視覚と触覚のクロスモダリティの⼼理的効果検証に関する国際共同研究を開始する。
Keio-STARを拠点として活動を開始した、Ximing Shen特任助教およびAntonin Chaymol研究員それぞれが率いるサブグループを統合し、「テクノロジーを通じて⼈々に考えさせ、⾏動を起こさせる」ことをミッションとする team-refl:action を設⽴しKeio-STARにおける、デジタル技術を活⽤したインクルーシブ社会の実現に向けた研究教育活動をよりスムーズに⾏える体制を構築する。
FEEL TECH Lab
標葉准教授の参画を機に、触覚技術におけるELSI(倫理的・法的・社会的課題)の検討に新たに着⼿し、触覚技術の社会実装を多⾓的な視点から推進する。
2025年度事業報告
■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度
Keio STARの中核プロジェクトとして、「Beyond SDGs」を見据えた国際基準形成(ESGP)と、次世代リジェネラティブリーダー育成(S-School)の両軸で活動を推進した。
1)Beyond SDGs
2030年以降の国際目標形成を見据え、日本から実践的かつ学術的知見に基づく提言を発信することを目的とし、次の活動を実施した。
・7月に国連本部で実施されたハイレベル政治フォーラム(HLPF)に合わせて、NYのUNU-CPRと共同で国際ランドテーブルを開催。国連機関、政府機関、NGO、研究者、など専門家によるインフォーマルな形での意見交換が行われた。
・10月にはUNSDSNのネットワークを通じたオランダのVU Amsterdam、いのちフォーラムなどと共催し「UNSDSN Netherlands-Japan High-level Roundtable」を開催。現在のSDGsの枠組みにおける研究ギャップの特定と、2030年以降に日本とオランダの大学が何をできるかを定義することに焦点を当て、日蘭の研究者を中心に意見交換が行われた。
・2030年以降の国際目標を見据え、日本国内の多様な主体が連携し、実践に基づく提言を国際社会に発信する官民連携プラットフォームとして、6月にKeio STARが事務局となり「ビヨンドSDGs官民会議」を発足させ、9月に大阪で「第1回ビヨンドSDGs官民会議キックオフフォーラム」、2月に東京で「第2回ビヨンドSDGs官民会議フォーラム」を実施。SDGsのこれまでの成果を振り返ると同時に、地政学的分断、複合危機、デジタル変革の進展など、SDGs策定時とは異なる国際環境の変化を踏まえた課題認識が共有された。また、様々な専門家を招き、ビヨンドSDGsの議論を深めていく上での視座を共有するなどした。また、国連の「持続可能な開発に関するグローバル・レポート(GSDR)」で提唱された「6つのエントリーポイント」軸に、2030年以降を見据えた具体的な目標・ターゲット・指標の検討を開始し、「認知から実装」への転換を促す制度的基盤を強化することを目的とした「分科会」も2026年2月に発足させ、政策提言の基盤となるステークホルダー間対話が開始された。
・ビヨンドSDGs官民会議と並行して、国⽴研究開発法⼈科学技術振興機構(JST)の支援を受け、研究者と実務者を中心としたビヨンドSDGsに関する課題の抽出を行うワークショップ「ビヨンドSDGsトランスディシプリナリティ研究課題検討ワークショップ」を2026年1、2月に実施。延べ約70人に及ぶ研究者と実務家の参加によるワークショップで取り上げられた課題は、1)SDGsの経験からの教訓と課題、2)目標、ターゲット、指標のあり方に関する研究、3)シミュレーションモデルやシナリオに関する課題、の大きく3つのテーマであった。
・本プロジェクトの一つの柱となるアジアからの提言については、マレーシアのUSCI University International Institute of Science Diplomacy and Sustainability (USCI-IISDS)と Malaysian Industry-Government Group for High Technology (MIGHT)と、ASEAN 諸国および日本を含むアジア地域のマルチステークホルダー間の対話と議論を通じて、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)」に続くアジェンダ(“Beyond SDGs”)を形成し得る課題、目標やターゲットに関するアイデア、ガバナンスメカニズムを同定することを目的とした共同研究活動を開始した。
・DSAI STAR Laboの発足
・ESGP
広島県と共同で、企業の平和貢献を可視化・評価する新たな枠組みの国際アジェンダ化を目指し、平和・環境・投資等の有識者および実務家を交えた研究会を実施した。マクロな平和構築理論とミクロな企業価値評価、企業のインセンティブ設計といった複雑な要素の接続を主眼とし、平和概念の再定義、企業参画を促すインセンティブ設計、SDG16の実効性と実装の課題等について議論を行い、ESGP概念の理論的枠組みおよび実装に向けた主要論点を整理した。
・DSAI STAR Labo
2026年3月3日、慶應義塾大学三田キャンパス北別館にて、幹事会員であるデータセクション株式会社との産学連携拠点「DSAI STAR Labo」の設立セレモニーを開催した。本ラボは、データセクションのGPUインフラと本学の研究知見を融合し、AIの社会実装と持続可能なインフラ構築を目指す。セレモニーでは、伊藤塾長や元NATO事務総長のラスムセン氏らが登壇し、AIガバナンスと民主主義、サステナビリティの重要性について提言がなされた。
2)S-School
実践型ラーニングプログラム「S-School Studio」の構築に向け、インドネシア発のサステナブルスタートアップとの共同プロジェクトを開始し、現地視察や菌糸体素材を用いた表現実験等を通じて、アクションベースの教育プログラム設計に関する知見を蓄積した。併せて、社会人層に加え、K-12(初等・中等教育)への展開可能性についても検討を進めた。
また、一般層を対象とした月例プログラム「S-School Sessions」の立ち上げに向けたプロトタイプとして、外部有識者を招聘した講演・対談を実施するとともに、企業ごとの個別課題に対応する伴走型教育「S-School Intensive」の構想に着手し、具体ニーズ把握のための企業ヒアリングを開始した。
さらに、両プロジェクトの国際展開を見据え、ダボス会議への参加をはじめ、国外の多様なステークホルダーとの対話を実施し、各国の起業家等のサステナビリティに対する課題認識や教育ニーズを直接把握した。
これらの活動を通じ、概念設計から実装準備段階への移行に必要な知見とネットワーク、次年度の具体的な活動指針を確立しており、当初計画に対して順調に進展したと評価できる。
・⾝体性メディア」プロジェクト
⼈と⼈、⼈とモノとのインタラクションにおける⾝体性を理解し操ることで、⼈々が⾃⾝の⾝体を通して得る様々な経験を、記録・共有・拡張・創造するメディアテクノロジの研究開発と社会実装に取り組んでいる。
2025年10⽉より設置した本Keio-STAR研究拠点においては、その中でも以下の2つの活動を柱として実施した。
・Project Cybernetic being
JSTムーンショット研究開発事業の⼀環として、⾝体拡張技術の研究開発と、主に障害当事者を対象とした社会応⽤に取り組んだ。ALSによる重度⾝体障害の当事者を対象としたBMI(脳波インタフェース)を⽤いた「第三の腕」の操作を⾏うBrain Body Jockeyプロジェクト、横浜市⽴⼤学医学部 COI-NEXT事業との連携によるVRによる⾝体変容の臨床⼼理の現場への応⽤展開を⾏ Minds1020Labs プロジェクト等を推進し、最先端のデジタル/ロボティクスのテクノロジーを当事者のWellbeingの向上へと展開し、よりインクルーシブな社会へ向けた基盤技術として確⽴することを⽬指し研究活動を展開した。
・FEEL TECH Lab
NTTドコモ社とKMD研究所の「共創ラボ」として2025年10年に設⽴され、「触覚」情報をデジタル化し伝送・再現する「触覚共有技術」を通じて、新たなコミュニケーションの可能性の探究と事業としての社会実装に取り組んでいる。2025年度の活動としては、10⽉の⼤阪・関⻄万博への出展、11⽉のKMDフォーラムにおけるFEEL TECH Labとしての出展とトークセッションの実施、3⽉のSXSW(⽶国)への出展を通じた、エンターテインメント領域への応⽤展開など、企業と⼤学が密に連携しながら研究活動を推進した。
■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)
1)Beyond SDGs
・Informal roundtable dialogue on Beyond SDG
日時:2025年7月21日(月)/会場:United Nations University Centre for Policy Research (UNU-CPR) 767 Third Avenue, Floor 35, New York
・Science Diplomacy 2025 for Regional Prosperity IN ASEAN
日時:2025年8月6日(水)/会場:Auditorium, MIGHT(Malaysian Industry‑Government Group for High Technology)Partnership Hub Cyberjaya, Malaysia
・大阪・関西万博テーマウィーク・アジェンダ2025『平和の構築・実現』
日時:2025年8月12日(火)
・第1回ビヨンドSDGs官民会議キックオフフォーラム
日時:2025年9月4日(木) 9:30~11:50/会場:梅田スカイビル スペース36R(大阪市北区大淀中1-1-88)
・UNSDSN Netherlands - Japan High-Level Roundtable
日時:2025年10月3日(金)/会場:大阪大学中之島センター(大阪市北区中之島4-3-53)
・大阪・関西万博のテーマウィークSDGs+Beyond いのち輝く未来社会
日時:2025年10月5日(日)
・Workshop on the Future of Sustainable Development
日時:2025年10月7日(火)・8日(水)/会場:House of Connections, Netherland
・第一回ビヨンドSDGsトランスディシプリナリティ研究課題検討ワークショップ
日時:2026年1月29日13:00-17:30/会場:総合地球環境学研究所 セミナールーム(京都市北区上賀茂本山457-4)、オンライン
・第二回ビヨンドSDGsトランスディシプリナリティ研究課題検討ワークショップ
日時:2026年2月2日13:00-17:30/会場:慶應義塾大学三田キャンパス北別館レクチャールーム2、オンライン
・第2回ビヨンドSDGs官民会議フォーラム/第1回ビヨンドSDGs官民会議分科会
日時:2026年2月6日(金)9:30〜17:00/会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 北別館(東京都港区三田1丁目4-65)
2)S-School
本年度は概念設計およびネットワーク形成を主目的としたため、公刊論文および学会発表の実績はない。 一方で、平和・環境・投資分野の専門家を交えた研究会の実施や、外部有識者を招聘した講演・対談イベント(S-School Sessionsプロトタイプ)の開催、ならびにダボス会議への参加および国際的対話を通じて、社会的発信および国際ネットワーク形成に寄与した。
・Project Cybernetic being / FEEL TECH Lab 原著論⽂
Kinga Skierś, Yun Suen Pai, Marina Nakagawa, Kouta Minamizawa, Giulia Barbareschi, “Portable Silent Room: Exploring VR Design for Anxiety and Emotion Regulation for Neurodivergent Women and Non-Binary Individuals”, IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics (TVCG), 2025. 10.1109/TVCG.2025.3616828 Kinga Skierś, Danyang Peng, Anish Kundu, Tanner Person, Kenkichi Takase, Tamii Nagoshi, Sawako Nakayama, Yano Yuichiro, Tomoyuki Miyazaki, Kouta Minamizawa, Giulia Barbareschi,““I was truly able to express the image of myself that I have within”: Exploring VR Group Therapy Approaches with the LGBTQIA+ Community”, IEEETransactions on Visualization and Computer Graphics (TVCG), 2025. 10.1109/TVCG.2025.3616754 国際学会発表
Portable Silent Room: Exploring VR Design for Anxiety and Emotion Regulation for Neurodivergent Women and Non-Binary Individuals, IEEE ISMAR 2025, 2025.10(上記原著論⽂に付随する国際会議発表)
“I was truly able to express the image of myself that I have within”: Exploring VR Group Therapy Approaches with the LGBTQIA+ Community, IEEE ISMAR 2025, 2025.10(上記原著論⽂に付随する国際会議発表)
Ximing Shen, Giulia Barbareschi, Chihiro Sato, Kouta Minamizawa,“Dialectical Embodiment: A Case Study On Fostering Older Adultsʼ Empathy and Self Reflection Using an Augmented Reality Disability Simulation”, CHI 2026 EmpaCHI Workshop, 2026.4
(採択済み・発表予定)
Wei Lan, Yilin Ren, Mingda Si, Changfei Feng, Danyang Peng, Kai Kunze, Ximing Shen, Yun Suen Pai, Hiroshi Ishii, and Kouta Minamizawa, “Qìfield: Externalizing Qi as a Palmar Haptic Field for Volitional Extension in Tai Chi Practices”. Extended Abstracts of the 2026 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (CHI EA ʼ26), 2026.4(採択済み・発表予定) https://doi.org/10.1145/3772363.3798743 イベント出展(国内)
KMDフォーラム2025, 東京ポートシティ⽵芝, 2025.11
イベント出展(国際)
カンヌ国際映画祭選考会等においてFEEL TECH petit を⽤いた触覚つき映像作品の上映, Paris, France, 2026.2
FEEL TECH ブース出展, SXSW 2026, Austin, TX, USA, 2026.3
3)Impact Open Innovation
①大企業=スタートアップ連携によるイノベーション(オープンイノベーション)の実態調査と政策提案
論文「日本の大企業はスタートアップエコシステムでいかなる役割を果たすべきか―大企業・スタートアップ連携の進化に焦点を当てて―」→日本政策金融公庫論集5月号(掲載予定) 論文「When the Going Gets Tough, the Tough Get Going: Intrapreneurship, Self-Efficacy, and Innovative Work Behaviors in Open-Innovation Context」→https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/14657503261433864 ウェブ記事「スタートアップはM&Aを恐れるな。大企業は“外様扱い”を捨てよ」https://ascii.jp/elem/000/004/360/4360804/
②スタートアップエコシステムの実態調査と政策提案
ワーキングペーパー「Harassment and Power Asymmetries in Entrepreneurial Ecosystems」
https://www.crepe.e.u-tokyo.ac.jp/results/2026/CREPEDP193.pdf
政府会議(日本成長戦略会議スタートアップ政策推進分科会)の意見書
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/nipponseichosenryaku/startup/dai1/gijishidai.html
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/nipponseichosenryaku/startup/dai2/gijishidai.html
■プロジェクト活動を通じて特に成果を挙げた事柄
1)Beyond SDGs
・ビヨンドSDGs官民会議の各種活動を通したマルチステークホルダー間対話の実現
・ビヨンドSDGsトランスディシプリナリティ研究課題検討、今後の議論の方向性の整理
・国際機関、海外研究者との連携を通じたビヨンドSDGsに関する国際的議論の開始
・ESGP
・ESGに「平和(Peace)」を組み込むESGP概念の方向性の明確化
・平和構築理論、企業価値評価、インセンティブ設計を接続する論点の整理
2)S-School
・S-Schoolにおける実践型教育プログラム(Studio/Sessions/Intensive)の具体構想の策定
・海外パートナーとの連携によるアクションベース教育モデルの検証
・K-12を含む教育対象拡張の方向性整理
・ダボス会議等を通じた国際ネットワークの構築とニーズ把握
・次年度に向けた国際展開および実装フェーズ移行の具体方針の策定
・Project Cybernetic being
⼤韓⺠国のテジョン広域市で開催された IEEE ISMAR 2025 において、TVCGに採択された論⽂「“I was truly able to express the image of myself that I have within”: Exploring VR Group Therapy Approaches with the LGBTQIA+ community」および「Portable Sil ent Room: Exploring VR Design for Anxiety and Emotion Regulation for Neurodivergent Women and Non-Binary Individuals」の⼝頭発表を⾏った。両論⽂とも⾼く評価され2件の Best Paper Award - Honorable Mention を受賞した。
・FEEL TECH Lab
⽶国テキサス州オースティンで開催された国際的なテクノロジーカンファレンス「SXSW 2026」において、触覚共有技術 FEEL TECH を、バーチャルYouTuber Hololive! とのコラボレーションにより出展し、ライブ・エンタテインメントの現場における応⽤事例として紹介 した。
