12月18日(木)日吉キャンパスにて、「2025塾生会議」による最終提言の発表会が行われ、参加者の提言が塾長に手渡されました。
今年で4期目を迎える塾生会議は、公募および大学の全学部からランダム抽出で選抜された塾生がSDGsを実現するために、慶應義塾のヴィジョン・目標・ターゲットを提言するプログラムです。
今年は、昨年に引き続き「慶應義塾が2050年に目指すべき姿」というテーマのもと、春学期は専門家による講義、夏は一貫教育校生も交えて実施したサマー・キャンプなどを通して、SDGsを巡る世界と日本の現状に関する理解を深めました。そして、秋学期には、目指すべき姿を実現するための具体的なアクションについて、グループに分かれて議論を重ね、提言をまとめました。本発表会はその集大成です。
当日、参加者たちは、伊藤公平塾長、奥田暁代常任理事、本会議のスーパーバイザーである政策・メディア研究科 蟹江憲史教授、国谷裕子特別招聘教授をはじめとする教職員、キャンパス関係者を前に、提言を発表しました。
発表の場では、塾生から8つのアクションが提案されました。
「留学を諦める」をゼロにする留学奨励策
体調不良時にお互いを支えあう看病セットの配布システム
若年層の寄付率向上策
フードドライブと組み合わせた農業体験やモバイルオーダーシステム導入による農業や食に対する意識醸成
簡易投票システムの実装などによる大学起点の健康と福祉の街づくり
防災教育とデジタルごみ削減に焦点を当てた災害に強い社会の実現
ごみの分別・燃えるごみ削減によるリサイクル率向上
腐葉土を活用した楽しくサステナブルな緑化活動
質疑応答では、伊藤塾長からの質問を受けて、さらに踏み込んだ意見交換が行われました。職員や企業へのヒアリングも重ねた実現性の高いアクションの提言から、将来的に目指すべき大きなヴィジョンまで、1年間の学びを反映した力強い提言が披露されました。
今回提出された提言は伊藤塾長を中心に検討・議論され、採用された提言は、年度内に企画書へと昇華します。そして、その企画が認められると、2026年4月からプロジェクトとして実行に移されます。学生の提言によって行動変容を生み出し、慶應義塾からSDGs達成を推進する全社会の先導者を輩出し、世界を変えていくことが期待されます。
撮影:岸 剛史