2022/03/24
学生総合センター企画「福澤諭吉先生ゆかりの地を旅する」が3月14日(月)と17日(木)に開催されました。コロナ禍により2年ぶりの開催となった今回は、都倉武之福澤研究センター准教授を講師に迎え、対面形式で三田キャンパス内の福澤先生ゆかりの地をめぐるツアーを実施しました。学部1年から博士課程まで、さまざまなキャンパスや学部、研究科の塾生30名が2日に分かれて参加し、14日の回には奥田暁代常任理事が、17日の回には山内慶太常任理事、田上雅徳学生総合センター長も参加、塾生たちと交流を深めました。
生協食堂壁画の「デモクラシー」(猪熊弦一郎)から出発したツアーでは、福澤の時代から現在に至るまでにみられるキャンパス内の歴史の痕跡をたどりました。戦後復興のおもかげや平和祈念の思いがこめられたアート作品、時代を超えて空間を繋ぐ樹木やモニュメント、今はなき校舎も含む建物の物語をたどるうちに、キャンパス風景に潜む義塾の学風も感じられるものとなりました。重要文化財の三田演説館、図書館旧館の屋根裏や地下の免震構造、旧ノグチ・ルームなど、普段は入ることができない場所の見学も含まれ、参加者たちは時に笑い話も交えた解説を聞きながら散策を楽しみました。
ツアーの最後には三田演説館で、都倉准教授の講演と特別企画の塾長座談会が開催されました。都倉准教授は、演説館に掲げられた福澤諭吉の肖像画は、自由と平等な社会を目指して戦う姿の象徴であるとし、福澤はその反骨精神を丸く包み、先導していく者だったと語りかけました。座談会は塾長が塾生からの質問や要望を聞き、話をするというスタイルで行われました。話題は学生の自治から研究やオンライン授業、コロナ下の活動、スピーチ(演説)についてなど多岐にわたり、塾長と塾生が近い距離でざっくばらんに話し合う貴重な機会となりました。
撮影:岸 剛史、ほか