卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
教育目標
慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、課程修了時に学生が身につけるべき能力として以下のものを定め、これらを身につけ、その高度な専門知識とマネジメント能力をもって、国内外の芸術組織運営、文化振興に貢献する人材の養成を目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、修士(美学)*の学位を授与する。
*2026年度入学以降は(アート・マネジメント)
資質・能力目標
資質・能力目標(1):アート・マネジメントおよび関連領域において実務および調査研究に関する専門知識を身につけ、その知識をもって日本およびその他の国の芸術組織経営の洗練と発展、文化政策の展開、文化振興に貢献する力。
資質・能力目標(2): アート・マネジメントあるいは関連領域分野における特定テーマに関して、修士学位請求論文を執筆し、さらに、修士論文のテーマに関連する領域については、包括的で深い専門知識を有し、その領域の実務あるいは研究に貢献する力。
資質・能力目標(3):芸術や文化を関心の対象とし、経営科学、政策科学、その他の領域を通じてアート・マネジメントに関する重要な問題を認識し、それを解決していくための専門知識、論理思考力、分析能力、他者とのコミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力を身につけていることで、高度なマネジメント能力を備えた社会人として国際社会に貢献する力。
資質・能力目標(4):社会の中で人文学を学ぶことの意義を自覚し、自ら設定した目標の達成や社会問題の解決を、ふさわしい方法で行う力。
教育課程編成・実施の方針 (カリキュラム・ポリシー)
教育課程の編成
文学研究科美学美術史学専攻アート・マネジメント分野(修士:美学)*は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、特殊講義科目、特殊講義演習科目から構成される教育課程を体系的に編成する。
*2026年入学以降は(修士:アート・マネジメント)
教育課程の実施
この教育課程の編成のもと、以下の教育方法を組み合わせて教育を実施する。
(1)アート・マネジメントの領域において、実務あるいは調査研究に必要な専門知識、論理思考力、定量および定性分析の能力、他者とのコミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力を養成するため、経営科学を中心に、政策科学、その他の領域の講義演習科目群を開講し、指定された単位数を修得する。
(2)修士論文の執筆を可能とするため、指定された指導教員が中心となって個別論文指導を行い、研究テーマについての知識を深めるとともに、高度なリサーチ能力および高度な論述力を養う。また、専攻全体の修士論文中間報告会等の開催を通じて、複数の教員から指導を受ける機会を提供する。
(3)異なる環境を通じて高度な異文化リテラシーを身につけるために、文学研究科や慶應義塾大学国際センターによって提供される留学プログラム、さらには学内外の各種留学制度などを活用した海外の大学院への修士学位取得を目的とした長期留学、単位取得や専門的なディプロマ取得を目的とした短期留学を推奨する。海外の大学院への正規留学によって取得した単位を、単位数を限って修了要件に含めることを認める。また、文学研究科独自の支援制度により留学を援助する。
(4)海外への留学をはじめとし、より柔軟な履修を行えるように、全ての科目は半期科目として開講する。
(5)領域横断的な研究を可能とするために、慶應義塾大学大学院の他研究科および附属研究所の設置科目、さらに文学研究科と提携関係にある他大学院の設置科目を修了要件として履修することを、単位数を限って認める。
学修成果の評価方法
本専攻分野の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②休学や退学の状況などを用いる。
修士論文審査については、論文題目に加えて、主査(原則として指導教員)および2名の副査で構成される審査団の文学研究科委員会による承認、審査団による論文審査、審査団および関連教員による口頭試問を経て、最終的な審査結果を文学研究科委員会で審議、承認する。
資質・能力目標と教育内容との関係
資質・能力目標(1):アート・マネジメントおよび関連領域において実務および調査研究に関する専門知識を身につけ、その知識をもって日本およびその他の国の芸術組織経営の洗練と発展、文化政策の展開、文化振興に貢献する力。
→特殊講義科目、特殊講義演習科目において、専門知識と研究方法を着実に身につけるとともに、研究内容を発信するための言語力を養う。
資質・能力目標(2): アート・マネジメントあるいは関連領域分野における特定テーマに関して、修士学位請求論文を執筆し、さらに、修士論文のテーマに関連する領域については、包括的で深い専門知識を有し、その領域の実務あるいは研究に貢献する力。
→特殊講義科目、特殊講義演習科目および個別論文指導において、修士論文執筆に必要な、研究領域についての学識を深めるとともに、高度な研究能力および論述力を養う。
資質・能力目標(3):芸術や文化を関心の対象とし、経営科学、政策科学、その他の領域を通じてアート・マネジメントに関する重要な問題を認識し、それを解決していくための専門知識、論理思考力、分析能力、他者とのコミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力を身につけていることで、高度なマネジメント能力を備えた社会人として国際社会に貢献する力。
→特殊講義科目、特殊講義演習科目を組み合わせて履修することにより、研究・学習課題を自ら定め、達成する能力を育成する。高度な異文化リテラシーを身につけるために、文学研究科や慶應義塾大学国際センターによって提供される留学プログラム、さらには学内外の各種留学制度などを活用した海外の大学院へ長期・短期留学を推奨する。
資質能力目標(4):社会の中で人文学を学ぶことの意義を自覚し、自ら設定した目標の達成や社会問題の解決を、ふさわしい方法で行う力。
→特殊講義科目、特殊講義演習科目を組み合わせて履修し、さらに他研究科および附属研究所の設置科目、文学研究科と提携関係にある他大学院の設置科目の履修も可能とし、広く人文科学領域に関する理解を深める機会を設ける。
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
求める学生像
(1)大学卒業後 3 年以上を経過し実務経験を有することによって、組織の内部環境と外部環境の現実を実感し、自身の専門領域についての理解を深めると同時に、アート・マネジメントおよび関連領域についての基礎知識を有している。
(2)大学院において、何をどのような方法で研究したいのかという研究計画について自ら考え、まとめることができる。
(3)研究を進めるために必要な問題意識、専門知識、基礎的な英語力を有している。
(4)修士課程修了後の実務家あるいは研究者としてのキャリアについて、積極的に考えている。
選抜の基本方針
このような入学者を幅広く受け入れるため、一般入試により選抜を実施する。
(1)一般入試
専門科目・指定言語科目の二科目の試験および口頭試問による選抜であり、文学研究科美学美術史学専攻アート・マネジメント分野にふさわしい高い学力を要求する。