執筆者プロフィール

佐藤 雄一郎
社会学研究科 社会学研究科 教育学専攻 博士課程3年(2023年度現在)
佐藤 雄一郎
社会学研究科 社会学研究科 教育学専攻 博士課程3年(2023年度現在)
私の大学院生活の大半は「悩むこと」で過ぎています。例えば、1日中PCの前で呻き、頭を抱え、壁を見つめ、意を決して文章を書き、そうして書き上げた文章を次の日に全て書き直すといった具合です。
こうした「決めかねたり、思いあぐねたり」ということが頻繁にあるのは、正解がない問いに答えようとしているためです。例えば私の場合は、「よい授業を支える教師の専門的力量とはなにか」について考えています。
この「試行錯誤」の過程はあまり楽しいものではありません。しかし、自分が決めたテーマについて、論を吟味し、データや資料を精査し、自分なりの結論を立て、それを適切な言葉や数字で表現するという活動にはよろこびがあります。例えば、山登りの苦労とよろこびに似ているかもしれません。
こういった正解がない問いに数年間にわたって「正対」する上で、資料・情報、指導教授、ともに学ぶ仲間といった環境を提供してくれるのが大学です。特に教育学専攻では多様な領域の専門家(哲学、心理学、歴史学、比較教育学等)が在籍しているため、「そもそもよい授業とはなにか」といった根本的な原理から見直すきっかけをもらえるのが特徴だと思います。
入学を検討されている方には、自由に悩める場であることをお伝えしたいです。自由を認める環境がある一方、その厳しさもあります。ぜひ自身の関心を「追求」してみてください。