慶應義塾

イタリア語

イタリア語とは

イタリア語はラテン語から生まれた言葉で、フランス語やスペイン語・ポルトガル語、ルーマニア語が、同じラテン語から生まれた兄弟言語となります。イタリア語を知れば、これらの兄弟言語を学ぶとき、半分や3分の1の労力で済みます。

また、イタリア語は、音楽用語がすべてイタリア語であるように、西欧の文化を学ぶ重要なツールです。美術の分野でも西欧で最も多くの芸術家を輩出しているのがイタリアであり、世界遺産が一番多い国もイタリアです。イタリア語の単語は母音で終わりますから、日本人に最も発音しやすい、親しみやすい言語です。

加えて、イタリア語から英単語になった言葉が非常に多く、覚えやすい点も特徴です。例えば、英語の「ピアノ piano」はイタリア語の「ピアノフォルテ pianoforte」が縮まったものです。station は stazione(スタツィオーネ)、nation は nazione(ナツィオーネ)から、といった具合です。

イタリアの美術作品です。

カリキュラムの特徴

日吉キャンパス

1年次に第2外国語の必修として学びます。文法2コマ(週2回)と会話1コマ(週1回)です。文法は日本人の教師から、会話はイタリア人の教師から学びます。16組から19組の学生が必修イタリア語の履修者となります。

例えば、1年16組の人は、月曜2限と水曜3限の文法クラスに出席し、会話は木曜2限に出席することになります。文法は2人の教師が担当します。なお、これは仮定の例なので、実際のクラスは各自確認しておいて下さい。

三田キャンパス

2年生のイタリア語必修になります。三田では、必修は文法1コマ(週1回)と会話1コマ(週1回)です。文法のコマが1つ減ります。例えば、月曜3限の会話と金曜3限の文法を履修します。

イタリア語学習ルート・マップ(2024年度:三田キャンパス)

必修は2年生までですが、4年生まで自由科目として履修できる学習ルート・マップを掲載しておきます。

会話クラス

初級、中級、上級の順に履修。

1. 初級会話【5級 - 4級】

イタリア語表現技法1 (I)/(II) 木曜5限 フォルミサーノ*外セ科目

2. 中級会話【3級】

イタリア語中級 IA/IIA 水曜2限 レスタ

イタリア語中級 IA/IIA 木曜2限 レバリアーティ (対象2・3・4年生)

3. 上級会話【準2級】

イタリア語上級 IB/IIB 月曜4限 サリス (対象3・4年生)

文法と講読クラス

初級、中級、上級の順に履修。

1. 文法初級【5級 - 4級】

イタリア語初級 IA/IIA 水曜3限 原田

2. 講読・文法中級【3級 - 準2級】

イタリア語中級(講読) IB/IIB 火曜3限 長谷川 (対象3・4年生)

3. 講読上級【準2級 - 2級】

イタリア語文献講読 I/II 木曜3限 レバリアーティー (対象4年生)

作文クラス・文化クラス

作文・中級〜上級

イタリア語表現技法2 (I)/(II) 月曜2限 サリス (対象2・3・4年生)*外セ科目

イタリア文学演習 火曜2限 長谷川 (対象2・

3・4年生)

イタリア文化論 木曜3限 長谷川 (対象2・

3・4年生) 秋学期のみ

※どの学部でも何年生でも履修できます。

※なお、「イタリア文化論」「イタリア文学演習」はイタリア語の知識がなくても受講できます。

学生へのメッセージ

文学部の学生の場合、西洋史専攻や美学美術史専攻ではイタリア語が大きなウエイトを占めることになります。

とりわけイタリア史(古代ローマも含む)やイタリア美術を学ぶ学生には必須です。また、イタリア旅行を楽しみたい人にお勧めです。イタリア語では《楽しく学ぶ》をモットーにしています。泣きながら覚えても笑いながら覚えても結果は同じなので、どうせなら笑いながら覚えましょう。

履修に関するFAQ

Q1:進級や原級(留年)について教えて下さい

A1:1年次に文法2コマと会話1コマの合計3コマのうち、最悪2コマの単位が取れていれば、三田に進級できます。

2年次、三田では必修は語学であれ、専攻の必修であれ、1コマでも落とすと、原級(留年)になります。

Q2:同じ先生の同じ曜日時限の科目名なのに、なぜ最後に「I」と「II」、がついているのですか?

A2:「I」は春学期開講、「II」は秋学期開講を意味しています。イタリア語必修科目はすべて「セット科目」です。

このため「I」と「II」を必ずセットで履修します。このため、成績は通年で年度末につきます。

スタッフ紹介

原田亜希子

イタリア語の責任者。近世イタリア史を専門とし、ローマをこよなく愛する先生

京藤好男

現代イタリア文学を専門とし、NHKでも教えていたユーモアのある先生

長谷川悠里

イタリアの高校・大学・大学院で教育を受けたダンテを専門とする半分ネイティヴの先生

横田太郎

美術史を学び、現在では文学の視点からイタリア・ルネサンスを研究している先生

フェデリカ・マッジャ

ヴェネツィア大学日本科卒で、日本における外国語としてのイタリア語教育法を研究している先生

カルラ・フォルミサーノ

ナポリ東洋大学日本科卒で、東京外大と慶應で学んだ在日30年目の先生

ガブリエーレ・レバリアーティ

絵本作家でもあり、学生のクリエイティブスキルズを高めることに力を入れている先生

ファリエーロ・サリス

トリノ大卒で、多くの日本文学をイタリア語で翻訳・出版している在日25年目の先生

ダニエーレ・レスタ

イタリアと日本の大学で学んだコミュニケーションとメディア文化論を専門とする先生

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