文学部で学ぶ英語:3つの基本指針
「読むこと」を起点として、アカデミックな世界へ
「文学部という場の多様性」を反映した多彩な科目内容
「好奇心の涵養」と「スキル習得」の両立
文学部では、人間の文化・社会に関わる学問領域が、さまざまな形で探求されています。その中には、高校生活では目にすることのなかった、未知の分野も多々含まれていることでしょう。また、「何を」学ぶかだけでなく、「どうやって」リサーチをすればいいのか、受験勉強が終わった先で、どんなスキルが求められているのか、当惑している方もいるでしょう。慶應文学部の英語科目は、「高校レベルの学習」と「大学の専門課程で行われる研究」の橋渡しを目指して、クラスがデザインされています。
学生は各自の興味関心にあわせて、週2コマの授業を履修選択します。文学部に設置された17専攻の多様さを反映し、英語科目も「文化・社会・自然」の広範囲な領域をカバーする、バラエティに富んだ授業が開講されています。各授業の扱うテーマはさまざまですが、共通するのは「リーディング力の習熟」という理念です。三田の専門課程においては、多くの専攻分野において古典文献を解釈・討議したり、先行研究の文献調査・吟味をすることが求められます。英語科目の履修を通じて、こうした「文献講読」に必要な、言語運用・文章理解の力を育みます。
「文献講読」の実践とは、文章の内容理解だけでなく、リーディングを介して自身の意見や視点を形成し、これを討議・共有するプロセスを含みます。したがって、「リーディングを出発点とする」文学部の英語教育は、発信能力の育成にも力を入れています。上級・最上級レベルのクラスは、すべて英語を用いて運用され、中級・中級発展レベルの学生に対しても、オール・イン・イングリッシュで学ぶ機会が提供されています。
カリキュラムの特徴
日吉キャンパス(英語 I・II)
1.プレイスメント・テストに基づいたレベル別授業
入学時に、マークシート式の英語試験を実施し、各人の外国語運用能力・文章読解スキルの習熟度を判定します。この結果に基づき、1年生はそれぞれ「基礎/中級/中級発展/上級」のレベルに振り分けられ、2コマの英語科目を履修します。
「上級」クラスに割り振られた学生の内、ネイティヴ・レベルの英語運用能力を持つ者は、面談の上、「最上級」クラスの履修が認められます。
2.履修クラスの選択
各学生は、自身の振り分けられたレベル内で、どのクラスを履修するか「第1候補~第8候補」を選び、その履修希望を提出します。これを踏まえて履修者数の調整・配分を行い、各人の履修する英語クラスが決定します。
「基礎」クラスに関しては、同じ教科書を用いた共通授業になるため、自動的にクラスが割り振られます。
3.「英語インテンシブ I・II」の設置
必修科目の2コマ以外にも、英語を学びたい学生を対象に、「英語インテンシブ」科目が開講されています。「オール・イン・イングリッシュ」形式で運営される、少人数授業となります。
三田キャンパス(英語 III・IV)
1.2年次履修のためのレベル分け
2年次履修のためのレベル判定には、入学時受験のプレイスメント・テストの結果を使用し、学生は「基礎発展/中級/中級発展/上級」の各レベルへと割り振られます。1年次とはレベルが変更になるケースも生じます。1年次のレベルよりも上位のレベルへの変更を希望する学生は、3月半ばに実施予定のプレイスメント・テストを受験します。基準点を満たした場合、上位クラスに移動することができます。これらいずれかのレベル判定の結果、2年次履修について上級レベルの判定を受けた学生のうち、希望して面談で認められた者は、最上級クラスの履修が許可されます。1年次に最上級クラスを履修した学生は、いずれのレベル判定の結果にかかわらず、面談を経ずに2年次に最上級クラスを履修できます。ただし最上級クラス履修希望の申請は必要です。
履修クラスの選択
プロセスは1年次と同様です。所属専攻にかかわらず、各人の履修希望をもとに英語クラスを割り振ります。
「英語インテンシブ III・IV」の設置
1年次と同様、三田キャンパスでも「オール・イン・イングリッシュ」形式の少人数授業が受講できます。
カリキュラム概要図
資料探索、文献討議、研究報告、論文執筆など、英語を用いた専攻分野の探求を行う。
学部1年生
英語Ⅰ・Ⅱ
必修科目。プレイスメント・テストによるレベル分けを行う。
・基礎
・中級
・中級発展
・上級
・最上級(上級のうち、希望者への面接
を経て決定)
英語インテンシブⅠ・Ⅱ
希望者を対象とした選択科目(総合教育科目)
学部2年生
英語Ⅲ・Ⅳ
必修科目。レベル分けを行う。
・基礎
・中級
・中級発展
・上級
・最上級(上級のうち、希望者への面接
を経て決定)
英語インテンシブⅢ・Ⅳ
希望者を対象とした選択科目(総合教育科目)
学生へのメッセージ
本サイトのスタッフ紹介コーナーには、各教員の授業例が掲載されています。気になるテーマや先生を発見したら、ぜひ英語科目のシラバスを覗いてみてください。きっと、あなたの心をギュッとつかむ、「これだ」というクラスが見つかるはずです。おもしろそうな授業を見つけること、シラバスでの発見が、大学での英語学習の第一歩です。春になったら、英語辞書(電子辞書)を持って、授業教室へと向かいましょう。
履修に関するFAQ
毎年、1年生を対象に英語科目の履修ガイダンスが開かれます。これに併せて、履修のための英語科目ガイダンス・ウェブサイトもリリースされます。そちらに履修に関する
FAQ集がありますので、必要に応じて参照してください。ガイダンス・ウェブサイト、「英語科目履修ガイド」のURLは、学生部より案内があります。